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ヘンリーおじさんの「音の出るメルマガ」はお勧めです

今年の5月15日からはじまった「ヘンリーおじさんの 音の出るメルマガ」をご覧になっていますか。毎週火曜日と金曜日、週2回配信されているので、12月21日までに早くも62回になりました。

ヘンリーおじさん(本名ヘンリー・ドレナン氏)は、イギリス人の父親と日本人の母親の間に生まれ、英語も日本語も完璧なバイリンガルです。1960年代はシンガーソングライターとして活躍、クレージーキャッツの谷啓や吉永小百合などに歌を提供、後に自作の「かわいそうな娘」は100万部をこえるヒット曲を出すほどの実力の持ち主です。その後は日米のさまざまな会社で、ビジネスマンとして活躍していました。数年前から自分の使命は、小さな子どもを持つ日本人の両親に、日常の子育ての中で、楽しく英語に親しむ環境をつくるお手伝いをすることと考えるようになり、2002年にオリジナル曲による「ヘンリーおじさんのやさしい英語のうた」(2枚・43曲)をアメリカで制作、日本とアメリカで発売(現在、いずみ書房専売で好評販売中)、2003年にはアルクのウェッブサイト「ヘンリーおじさんの英語子育て質問箱」にユニークな回答者として人気を博しました。2004年、質問箱を単行本化した「ヘンリーおじさんの英語で子育てができる本」を皮切りに、「英語でレッスンができる本」「英語子育て便利帳」、ごく最近出版された「子育て英語力検定」(すべてアルク刊)、その他、朝日小学生新聞で「子ども英語のクラスルーム・イングリッシュ」を連載するなど執筆活動も意欲的です。

そんなヘンリーおじさんが、ウェブ上でさまざまな活動ができないかという意向を伺い、当社が中心となって、「ヘンリーおじさん.COM」を立ち上げ、その目玉として、新しいスタイルのメールマガジン「ヘンリーおじさんの 音の出るメ ルマガ」を開始しました。英語のフレーズで「こんな時にはなんていうの?」などの質問に、ヘンリーおじさんがわかりやすく答えてくれます。学校ではなかなか教えてくれない表現、シンプルだけど相手に好印象を与える、簡単な表現をアドバイス。文字を読むだけではピンと来なかった「発音」「言い回し」「ニュアンス」も、音声を聴けばすんなり頭に入るというのがウリです。まだ登録しておられない方は、ぜひ登録(無料)してみてください。 あたたかみのある語りやユーモアあふれるひとことなど、ヘンリーおじさんらしい、楽しい英語レッスンが体験できます! なお、先週金曜日の「音の出るメルガマ」を再現してみると、次の通りです。

 *  *  *

 【質問】

子どもがおもちゃや、ぬいぐるみをもらったときに、「大切にしようね」とは、どう言えば良いのでしょうか。単に「丁寧に扱う」というだけでなく、「すぐに飽きて放り出さないで、もらったときの感謝を、いつまでも忘れずにいなさい」などの意味もこめたいのですが…。

 

 【ヘンリーおじさんのアンサー】

確かに、せっかくいただいたぬいぐるみがボロボロになったらまずいですし、何でもそうですが、大事に扱う心を育ててあげたいですね。「オモチャを大切に扱って、大事にしてね」は、Handle your toys nicely. がお勧めです。Handle は、日本語でも、ハンドル(車のハンドル)としておなじみですが、「扱う」という意味もあるのです。 nicely は、「ちゃんと」「しっかりと」の意味として使います。

Handle your toys nicely, okay?(オモチャは大事に扱ってね)

ところで、英語では、あまり「大事に」とは言いません。「ちゃんと扱う」ことが「大事に扱う」ことになるからです。それと、ぬいぐるみをほめることも大事ですね。 ほめると、大事にしようという気持ちがわき起こるからです。

Wow! Isn't it great?!(ワー!すごいね!)

You will take good care of it, alright?(大事に扱うでしょ?)

You can be good friends?(良いお友達になれるわね。)

こんな感じで、しめくってもいいですね。 

*  *  * 

いかがでしょうか。とても、明快で楽しい内容になっていますね。過去のメルマガのバックナンバーを聞くことも可能です。

「お早めにお召し上がりください」「まであと何日」「まどろっこしい!」「お下がり」「風邪をうつしたくないの」 「電池がなくなっち ゃう」「好き嫌い」 「○○しながら」「元気いっぱいね!」「ほぐす」「半分こしようね!」「ちょびっと」「洗濯日和」「返してちょう だい」「上手になったね」「お月様が隠れてる」「お茶に合います」「痛いよ、危ないよ」 「内弁慶」「コーヒーだけで結構よ」「まねし てね」「甘えんぼう」 「順番を守ってね」 「ぐずる」「おっぱい・おむつ」「細かい所がわからない」「天気予報があたらない」「長い 目で見る」「お早めにお召し上がりください」など、なかなか表現しづらいものを、実にわかりやすく紹介してくれています。

本日は、今年最後の配信で、「クリスマスのご挨拶は?」となっています。アメリカに住んでいると、誰にでも Merry Christmas! と、挨拶ができないことを学びます。宗教の違う人がいて、誰でもがクリスマスではないことに気がつくのです。そういう訳で、クリスマス時に交わす挨拶は、 Happy Holidays! となります。今頃の挨拶は、Happy Holidays! と言って別れるのが一般的だと覚えておいてください。

こんな日米の文化の違いなども、教えてくれます。

投稿日:2007年12月25日(火) 12:14

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)