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桁ちがいに安い労働力と物価

成長著しいという中国だが、労働賃金の安さは驚くほどだ。同行したこの旅行の主催者のK社長が、フット・マッサージは試す価値ありという勧めもあり、宿泊したホテル近くのホテル内にあるフット・マッサージ店に出かけてみた。20歳前後の美人女性によるたっぷり1時間のマッサージ。朝鮮人参入りのお湯桶に足を入れたまま、まず肩もみを10分ほど。次に片足をお湯に入れ、一方の足裏を15分ほどかけて丁寧にマッサージ。足を替えてもう15分。さらに仕上げは新しい桶に替えたあと脛のマッサージを交互に10分ほど。歩き疲れた足がみちがえるほど回復、とても気持ちのよい1時間だった。何とこの料金がわずか60元(約840円)なのである。

物価の安さの一例をあげれば、これもホテル近くにあったコンビニのようなお店で、ビールとつまみを買った。ビールは355ccで3.5元(50円)だから驚くほどではないが、安いのはおつまみである。エビと、さきイカをためしに買ってみた。さきイカの味はちょっと甘すぎで私の口に合わなかったが、エビの味は実にビールに合う。日本で買ったら300円前後するはずだ。これが、何と2元(28円)なのである。思わず、おみやげに10袋買ってしまった。

投稿日:2005年11月04日(金) 09:33

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)