成長著しいという中国だが、労働賃金の安さは驚くほどだ。同行したこの旅行の主催者のK社長が、フット・マッサージは試す価値ありという勧めもあり、宿泊したホテル近くのホテル内にあるフット・マッサージ店に出かけてみた。20歳前後の美人女性によるたっぷり1時間のマッサージ。朝鮮人参入りのお湯桶に足を入れたまま、まず肩もみを10分ほど。次に片足をお湯に入れ、一方の足裏を15分ほどかけて丁寧にマッサージ。足を替えてもう15分。さらに仕上げは新しい桶に替えたあと脛のマッサージを交互に10分ほど。歩き疲れた足がみちがえるほど回復、とても気持ちのよい1時間だった。何とこの料金がわずか60元(約840円)なのである。
物価の安さの一例をあげれば、これもホテル近くにあったコンビニのようなお店で、ビールとつまみを買った。ビールは355ccで3.5元(50円)だから驚くほどではないが、安いのはおつまみである。エビと、さきイカをためしに買ってみた。さきイカの味はちょっと甘すぎで私の口に合わなかったが、エビの味は実にビールに合う。日本で買ったら300円前後するはずだ。これが、何と2元(28円)なのである。思わず、おみやげに10袋買ってしまった。