児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top >  せかい伝記図書館 >  「せかい伝記図書館」の特色 (4)

「せかい伝記図書館」の特色 (4)

● 手軽に楽しめるコンパクト版の魅力

本シリーズの魅力は、なんといっても、コンパクト版で廉価であること。「読書をしよう」 と身がまえる必要もなく、ひょいと手軽に、寝ころびながらでも手にとることができる。しかもオールカラー、見開きページに必ず格調高いイラストを入れている。時代考証に裏づけられ、人物とその背景を容易にイメージ化できるよう配慮されたイラストは総枚数1000枚にもおよぶ。また、漢学にはすべてふりがなをふったから、低学年でも読めるばかりでなく、読みかたも、正確に自分のものにすることができる。

● 「世界人名事典」 「日本人名事典」「人名索引」を特別編集

人名事典は、世界と日本それぞれ1000名収録し、小・中・高で学ぶほとんどの人物、また常識的人物を、1名約200字で簡潔に紹介した。総ルビのため、読みも正確に知ることができる。一家に必備の人名百科としての役割をはたせるよう工夫した。

さらに、「人名索引」では、「せかい伝記図書館」に登場する2000名が、何巻の何ページに登場するかがわかるように編集。さらに、有名な呼び名が2つ以上ある場合、どの名前で調べればよいかを示した。たとえば、「桂小五郎」は「木戸孝允」として調べるようにというふうに。その他、中学・高校時代にとまどいがちな外国人の名前については、英語読みをあげ、他の国ではどう呼ぶか、その呼び名を掲げた。

たとえば、ジョン(英語)→ヨハン(ドイツ語)、ジャン(フランス語)、ジョバンニ(イタリア語)、ファン(スペイン語)、イワン(ロシア語)/ヘンリー(英語)→ハインリヒ(ドイツ語)、アンリ(フランス語)、エンリコ(イタリア語)/チャールズ(英語)→カール(ドイツ語)、シャルル(フランス語)、カルロス(スペイン語)、カルル(ロシア語)など、30名ほど記載した。

投稿日:2005年10月13日(木) 10:00

 <  前の記事 「せかい伝記図書館」の特色 (3)  |  トップページ  |  次の記事 「重読書」 から 「軽読書」 へ  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mt.izumishobo.co.jp/mt-tb.cgi/735

         

2014年08月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)