児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top >  せかい伝記図書館 >  「伝記」 は子どもたちになぜ必要なのか (2)

「伝記」 は子どもたちになぜ必要なのか (2)

● 歴史のなかに生きる意味を認識させることができる
人間はだれでも、歴史のなかに生きている。逆にいえば、人間はすべて、歴史をつくりながら生きているのである。ところが、戦後の日本人の多くが、日本のおぞましい過去の歴史を否定するあまり、歴史とかかわりあって生きることを忘れすぎている。この 「せかい伝記図書館」 に登場する人物で、歴史のなかに生きなかった人などひとりもいない。人類の歴史の奔流のなかに生きたからこそ、歴史に名をとどめたのだ。この 「せかい伝記図書館」 をとおして、一人ひとりの人間が、歴史をつくりながら生きることの大きな意味も、認識させてあげてもらいたい。子どもたちの生き方に、きっと厚みが加わるはずである。

● 自然に歴史への教養も深めることができる
小学校から中学、高校へと進学するにつれて、日本史、世界史を学ぶようになる。ところが、その教育方法の基本になっているのは、相も変わらず、年代や事件をおぼえる暗記主義だ。これでは、歴史への興味が、根本的なところでわくはずがない。この 「せかい伝記図書館」 では、歴史上の人物を語ることをとおして、その人が生きた時代も明らかにされている。したがって、巻を追って伝記を読みすすめるうちに、いつのまにか、歴史の流れをも読みとることができる。たとえば、日本の歴史については、日本の国のおこり、古代の朝廷のすがた、武士のおこり、幕府のおこり、源平争乱の全容、鎖国のはじまり、明治維新のおこり、それに学問や芸術 (俳諧、書画、彫刻、茶道、能、人形浄瑠璃、歌舞伎他)などのおこりをも、自然に知ることができる。しかも、たとえ子ども向きの伝記とはいっても、歴史的な事実については、どのような文献にも負けないほどの考証がなされている。この 「せかい伝記図書館」 によって子どもたちに、歴史的な教養を身につけさせてもらいたい。

投稿日:2005年10月06日(木) 09:48

 <  前の記事 「伝記」 は子どもたちになぜ必要なのか (1)  |  トップページ  |  次の記事 「せかい伝記図書館」の特色 (1)  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mt.izumishobo.co.jp/mt-tb.cgi/739

         

2014年08月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)