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2018年版 8月12日はこんな日


● 今日(8月12日)の主なできごと

1893年 「君が代」「日の丸」制定……「君が代」など8曲が小学校祝日唱歌に定められ、国民の祝典や学校の式では必ず歌われるようになった。敗戦後は、天皇を賛美する歌として強制されなくなったが、1999年「国旗国歌法」で正式に「日の丸」が国旗、「君が代」が国歌と定められた。

1962年 太平洋単独横断……堀江謙一が小型ヨット(全長5.8m 幅2m)で兵庫県西宮をたった一人で出発し、93日後のこの日アメリカのサンフランシスコに到着。日本人初の単独太平洋横断に成功した。

1985年 日航ジャンボ機墜落……日航機123便が、群馬県御巣鷹山の南にある高天原(たかまがはら)山に墜落。死者520人という日本国内で発生した航空機事故では最多、単独機の航空事故では世界最多という大惨事となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

国際青少年デー……1999年のこの日、リスボンで世界青少年担当閣僚会議が閉幕したことを記念し、1999年の国連総会で決定した国際デー。

航空安全の日・茜雲忌……1985年のこの日、日航機123便が墜落し、520人の犠牲者を出したことから「航空安全の日」に制定され、遺族らがつくる「8・12連絡会」が編集したメッセージ集のタイトルから「茜(あかね)雲忌」とも呼ばれる。


● 今日生まれた人

1182年 源頼家……鎌倉幕府第2代将軍。伊豆国修禅寺に幽閉されたのち、弟の実朝を担ぐ北条氏の手により暗殺。

1907年 淡谷のり子……昭和・平成期の歌手。日本のシャンソン界の先駆者。「ブルースの女王」


● 今日亡くなった人

紀元前30年 クレオパトラ……古代エジプトのプトレマイオス朝最後の女王。

1643年 俵屋宗達……江戸時代初期の画家。代表作『風神雷神図』など。

1734年 室鳩巣……江戸時代中期の朱子学者。主著『駿台雑話』『赤穂義人録』など。

1848年 スチーブンソン……イギリスの機械技術者。蒸気機関車を実用化。「鉄道の父」

1928年 ヤナーチェク……チェコの作曲家。オペラ、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲に多くの作品を残す。

1935年 永田鉄山……大正・昭和期の陸軍軍人。

1955年 トーマス・マン……ドイツの小説家・評論家。代表作『ヴェニスに死す』『魔の山』など。

1970年 西条八十……大正・昭和期の詩人・作詞家。

1980年 立原正秋……昭和期の小説家。代表作『白い罌粟(けし)』『剣ヶ崎』など。

1985年 坂本九……昭和期の歌手・俳優。日航機墜落事故死。


● 過去のマイブログ「8月12日」のテーマ

2015年  「陸軍のエリート」 永田鉄山
陸軍官僚として常に本流を歩み、「将来の陸軍大臣」といわれながら、陸軍内部の統制派と皇道派の抗争にからんで斬殺された永田鉄山(ながた てつざん)が、1935年に亡くなった日です。1884年、今の長野県諏訪市に病院長の子として生まれた永田鉄山は、1898年に東京陸軍地方幼年学校に入校後、1904年陸軍士官学校、1910年に陸軍大学校をトップクラスの優秀な成績で卒業しました……。

2014年 『上を向いて歩こう』 の坂本九
『SUKIYAKI(すきやき)』と改題されて世界的に大ヒットした『上を向いて歩こう』をはじめ、『見上げてごらん夜の星を』『幸せなら手をたたこう』など数多くのヒット曲を送り出した歌手、映画や舞台の俳優、テレビ番組の司会など「九ちゃん」の愛称で親しまれた坂本九(さかもと きゅう)が、1985年の日本航空123便墜落事故にまきこまれて亡くなった日です。1941年、川崎市の荷役請負業の第9子として生まれた坂本九は、母の実家のある茨城県笠間市に疎開して幼年期を過ごしました……。

2011年  ナチスに反対し祖国を去ったトーマス・マン
『ブッデンブローク家の人々』『トーニオ・クレーガー』『ベェニスに死す』『魔の山』などの名作を著わしたドイツの小説家トーマス・マンが、1955年に亡くなった日です。1875年に、中世にハンザ同盟に属していた北ドイツの商業都市リューベックの富裕な商家に生まれたパウル・トーマス・マンは、めぐまれた少年時代を過ごしました。ところが1891年、マンが16歳のとき父が死去して、100年も続いたマン商会は破産……。

2010年  童謡 『かなりや』 の西条八十
大正・昭和期の詩人で、『かなりや』『鞠(まり)と殿様』『肩たたき』などの童謡、『東京行進曲』『青い山脈』『王将』などの歌謡曲の作詞を手がけた西条八十(さいじょう やそ)が、1970年に亡くなった日です。1892年東京・牛込の外国石けんを輸入販売する9人兄弟の家に生まれた八十は、幼いころから外国へのあこがれを抱いていました。そのため中学生のころからイギリス人女性に英語を学び……。

2009年 『風神雷神』 の俵屋宗達
『風神雷神図』 などを描いた江戸時代初期の画家俵屋宗達(たわらや そうたつ)が、1643年に亡くなったと思われる日です。京都市東山区にある建仁寺に『風神雷神図』をえがいた国宝のびょうぶが残っています。鬼のような顔をした、風をつかさどる神と雷をつかさどる神が、雲に乗って空を飛んでいる日本画です。金色のびょうぶの右左にえがいた神は、いまにもあらしを起こしそうな迫力にあふれ、江戸時代の日本画の最高けっ作のひとつに数えられています……。

2008年  絶世の美人? クレオパトラ
古代エジプト・プトレマイオス朝最後の女王クレオパトラが、紀元前30年に毒蛇に身をかませて亡くなったといわれる日です。エジプトの女王クレオパトラは、その美しさで世界の人びとに知られていますが、外国語にもくわしい、教養のある女性でした。プトレマイオス王家をまもるために、ローマの武将とかかわり、最後には、自殺をするというめまぐるしい人生を送りました……。
投稿日:2018年08月12日(日) 05:01

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)