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2018年版 7月31日はこんな日


● 今日(7月31日)の主なできごと

1905年 日露戦争終結……5月末に「日本海海戦」に勝利し、ロシアに講和を受け入れるようアメリカに仲裁を申し入れていた日本。この日樺太占領に成功したことでロシア軍が降伏、「日露戦争」が終結した。


● 今日の主な記念日・恒例日

パラグライダー記念日……1988年のこの日、北九州市で第1回パラグライダー選手権が開かれたことにちなんで制定。

蓄音機の日……1877年のこの日、エジソンが蓄音機(レコード・プレーヤー)の特許をとったことにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1826年 クラーク博士……アメリカの教育者・化学鉱物学者。「お雇い外国人」として来日し札幌農学校教頭。「少年よ、大志を抱け」の言葉は有名。

1875年 柳田国男……明治・大正・昭和期の民俗学者。代表著作『遠野物語』『蝸牛考』『桃太郎の誕生』など。


● 今日亡くなった人

1556年 ロヨラ……カスティーリャ王国(スペイン)の修道士。カトリック教会の修道会「イエズス会」創立。

1784年 ディドロ……フランスの思想家・文学者。ダランベールと「百科全書」編纂。

1886年 リスト……ハンガリーのピアニスト・作曲家。代表作『ハンガリー狂詩曲』『ピアノ協奏曲(1〜3番)』など。「ピアノの魔術師」

1933年 清水紫琴……明治期の小説家・随筆家・編集者。「男女同権」主張。

1944年 サン・テグジュペリ……フランスの作家・飛行家。代表作『星の王子さま』『夜間飛行』『人間の土地』など。

1952年 ボンゼルス……ドイツの児童文学作家。代表作『みつばちマーヤの冒険』など。

1986年 杉原千畝……昭和期の外交官。第二次世界大戦中に在リトアニア日本領事代理の時、外務省訓令に反して大量の通過ビザを発給、6千人にのぼる避難民を救う。

1995年 山野愛子……昭和・平成期の美容家。日本美容界のパイオニア「ヤマノグループ」創始。

2006年 吉村昭……昭和・平成期の小説家。代表作『戦艦武蔵』『破獄』『関東大震災』『冷い夏、熱い夏』など。


● 過去のマイブログ「7月31日」のテーマ

2015年 「女権拡張運動の先駆」 清水紫琴
明治時代中期に小説『こわれ指輪』『移民学園』などを著した女流作家で、随筆家・編集者としても活躍した清水紫琴(しみず しきん)が、1933年に亡くなった日です。1868年、今の岡山県備前市に漢学者で官吏だった清水貞幹の子として生まれた清水紫琴(本名・豊子)は、3歳のとき父の仕事にともない京都に移住し、1881年京都府立第一高等女学校を卒業……。

2014年 「美容界のパイオニア」 山野愛子
美容師の育成と社会的地位向上に生涯をかけたヤマノグループ創始者の山野愛子(やまの あいこ)が、1995年に亡くなった日です。1909年、東京・向島の洋食屋の一人娘として育った山野愛子が、自立を考えるようになったのには、愛人の家に入りびたる父の存在がありました。関東大震災で店を失った母は、髪結いになりたいという愛子の夢に賭けようと……。

2013年 「イエズス会」 とロヨラ
カトリックの修道会イエズス会の創立者の一人で、初代総長となったロヨラが、1556年に亡くなった日です。1491年、スペインの北部バスク地方のロヨラ城に、貴族の13人兄弟末っ子に生まれたイグナチオ・デ・ロヨラは、9年間の宮廷教育を受けた後、1518年にナバラのスペイン副王に仕える軍人になりました。ところが1521年、フランス軍とのパンプローナの戦いで重傷……。

2012年  6千人の命を救った杉原千畝
第2次世界大戦のさなか、リトアニア領事館に勤務していた外交官の杉原千畝(すぎはら ちうね)が、1986年に亡くなった日です。杉原は、ナチス・ドイツの迫害により欧州各地から逃れてきた難民たちに同情、外務省の命令に反してビザ発給をしたことで知られています。1900年岐阜県八百津町に生まれた杉原は、英語教師となる夢をめざし、1918年に早稲田大学……。

2009年 『星の王子さま』 のサン・テグジュペリ
1943年に発表されて以来世界じゅうの子どもやおとなに愛され続けている『星の王子さま』をはじめ、『夜間飛行』『人間の土地』などの飛行機の小説を書いた飛行家のサン・テグジュペリが、1944年に亡くなったと思われる日です。アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンに生まれました。20歳の頃から、志願兵として飛行機に……。

2008年 「遠野物語」 の柳田国男
全国を調査して 「遠野物語」 をはじめ 「雪国の春」 「海南小記」 などを著し、日本民俗学を樹立した学者・柳田国男が、1875年に生まれた日です。古くから庶民のあいだに伝え受けつがれてきた、生活のすがたや、文化や、人の心などを研究する学問を民俗学といいます。柳田国男は、この学問を、日本で初めてうちたてた人です。国男は、兵庫県神崎郡の田原村……。

2007年  妥協させない心構えを
走るのが遅い、野球をやってもドッジポールをやってもうまくいかない、という子どもがいます。親はそんな子どもを 「いっしょうけんめいがんばりさえすれば、走るのが遅くてもいいんだよ」 「おまえは、スポーツ向きじゃないんだ」 「スポーツがだめなら、ほかのことをがんばればいいんだ」 などと言って、なぐさめることがあります。でも、それは親自身が……。
投稿日:2018年07月31日(火) 05:20

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)