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2018年版 7月30日はこんな日


● 今日(7月30日)の主なできごと

1971年 全日空機雫石衝突事故……この日、岩手県雫石町上空で全日空機と演習中の自衛隊機が空中衝突事故がおきた。自衛隊員は脱出に成功したものの、全日空機は162人全員が死亡した。航空局と航空自衛隊間の演習訓練空域使用に関する連絡調整システムが確立されていなかったことが指摘され、この事故以降は、同種の事故は今のところ発生していない。


● 今日の主な記念日・恒例日

プロレス記念日……1953年のこの日、大相撲出身のプロレスラー力道山が中心となり、日本プロレス協会が結成されたことにちなんで制定。

梅干の日……健康によいとされる「梅干しを食べると難が去る」と昔からいわれてきたことから「なん(7)がさ(3)る(0)」の語呂合せと、この日に梅の土用干しが終わることから、和歌山県の農園が制定。


● 今日生まれた人

1511年 ヴァザーリ……イタリアの画家・建築家・文筆家。代表著作『画家・彫刻家・建築家列伝』。

1818年 エミリー・ブロンテ……イギリスの小説家。ブロンテ三姉妹の次女。代表作『嵐が丘』。

1863年 フォード……アメリカの実業家。「フォードモーター」設立。「世界の自動車王」

1884年 東条英機……明治・大正・昭和期の陸軍軍人・政治家。軍国主義を主導し、「太平洋戦争」開戦。「東京裁判」で処刑。

1898年 ヘンリー・ムーア……イギリスの彫刻家。抽象化された人体像、「母と子」「横たわる像」に特色。

1913年 新美南吉……昭和期の児童文学者。代表作『ごんぎつね』『手袋を買いに』『おぢいさんのランプ』など。

1914年 立原道造……昭和期の詩人。詩集『萱草(わすれなぐさ)に寄す』『暁と夕の詩』『優しき歌』など、抒情詩を多く残す。


● 今日亡くなった人

1156年 源為義……平安時代後期の武将。「保元の乱」で敗れて処刑。

1502年 宗祇……室町から戦国時代の連歌師。和歌の西行、俳句の松尾芭蕉とともに漂泊の人。

1718年 ウィリアム・ペン……イギリスの植民地だった現在のアメリカにフィラデルフィア市を建設しペンシルベニア州を整備。

1898年 ビスマルク……プロシア・ドイツの政治家。ドイツ統一の中心人物「鉄血宰相」の異名。

1911年 明治天皇……第122代天皇。倒幕・攘夷派の象徴として近代日本の指導者。

1913年 伊藤左千夫……明治期の歌人・小説家。代表作『野菊の墓』『隣の嫁』『春の潮』など。

1947年 幸田露伴……明治・大正・昭和期の小説家・劇作家・随筆家。代表作『五重塔』『風流仏』『天うつ浪』『運命』など。

1965年 谷崎潤一郎………明治・大正・昭和期の小説家・劇作家。代表作『細雪』『春琴抄』『痴人の愛』(小説)、『源氏物語』(現代語訳)など。

2007年 ベルイマン……スウェーデンの映画監督。代表作『第七の封印』『野いちご』『処女の泉』『鏡の中にある如く』『沈黙』など。

2007年 アントニオーニ……イタリアの映画監督。代表作『情事』『太陽はひとりぼっち』『欲望』など。

2007年 小田実……昭和・平成期の小説家・評論家・政治運動家。「ベ平連」結成。代表作『何でも見てやろう』(体験記)『HIROSHIMA』など。


● 過去のマイブログ「7月30日」のテーマ

2015年 「太平洋戦争」 をおこした東条英機
陸軍軍人として日中戦争を推進し、陸軍大臣をへて1941年に第40代内閣総理大臣として対英米戦争を開戦させ、敗戦後にA級戦争犯罪人として処刑された東条英機(とうじょう ひでき)が、1884年に生まれた日です。「日清戦争」当時の大本営参謀で、陸軍の戦略家として知られた東条英教の子として、今の東京千代田区に生まれた東条英機は、陸軍士官学校を経て……。

2014年 「ペンシルベニア」 とペン
イギリスの植民地だったアメリカに、ペンシルベニアを創立させたペンが、1718年に亡くなった日です。1644年、イギリス海軍提督の子としてロンドンに生まれたウィリアム・ペン(父と同姓同名)は、1660年に入学したオックスフォード大学在学中、クエーカー教に心を寄せて国教に従わなかったことから、1662年に退学させられてしまいました……。

2013年  ウンチはなぜ茶色いの?
ご飯や牛乳は白、トマトは赤、カレーは黄色など、食べたり飲んだりしたものはいろいろな色をしているのに、ウンチとして出てくるときは、いつも同じように茶色なのはどうしてなのでしょう。子どもたちが不思議に思うことのひとつです。私たちが生きていけるのは、口から食べものや飲みものをとりこんでいるからです。でも、それだけでは十分ではありません……。

2012年  わが子に殺された源為義
平安時代末期の武将で源氏の棟梁だった源為義(みなもとの ためよし)が、1156年におきた「保元の乱」で敗れ、長男源義朝に処刑された日です。1096年源義親の六男として生まれた為義は、 父が平正盛に殺されたため、養父となった義忠が家督を継ぐものの、1109年に義忠も暗殺されてしまいました。その容疑が義忠のおじの源義綱にかかると……。

2010年  連歌の宗祇
室町時代の連歌師で、和歌の西行、俳句の松尾芭蕉とともに漂泊の人といわれる宗祇(そうぎ)が、1502年に亡くなった日です。日本で生まれた歌の一種に、連歌とよばれるものがあります。ふたり以上の人が、まえの人の句につづけて、次から次へ句をよみつらねていく歌です。別の名で「続き歌」ともよばれ、平安時代のころ生まれたと伝えられています……。

2009年  ブロンテ3姉妹作家
19世紀半ばのイギリス文壇に花開いたブロンテ3姉妹シャーロット・エミリー・アンのうち、『嵐が丘』を著した次女エミリーが、1818年に生まれた日です。風のふきすさぶ荒野を舞台に、2つの家の、3代にわたるのろわれた恋と復讐をえがいた、悲劇『嵐が丘』……。

2008年  耽美主義の谷崎潤一郎
明治・大正・昭和期の小説家で、「春琴抄」 「細雪(ささめゆき)」 「痴人の愛」 「鍵」 など、耽美(たんび)主義という文学の確立をめざした谷崎潤一郎が、1965年に亡くなった日です。耽美主義というのは、19世紀後半、フランスやイギリスを中心におこった文芸思潮で、ボードレール、ワイルド、ゴーチエらがその代表。生活を芸術化して、官能の享楽を求めました……。

2007年  [おもしろ民話集 8]  リンゴをかじった男
むかし、ある村に、水車小屋をひとつ持っている正直な男がいました。ある日のこと、リンゴがひとつ川上から流れてきました。おいしそうなりンゴです。男は思わず、ひと口かじりました。でも、男はハッとしました。「このリンゴは、ひとさまのものだ」 ということに、気がついたからです。男は「リンゴの持主におわびをしよう」と、水車小屋をしめて……。
投稿日:2018年07月30日(月) 05:34

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)