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2018年版 7月5日はこんな日


● 今日(7月5日)の主なできごと

1590年 秀吉天下統一……豊臣秀吉はこの日、小田原城を包囲して北条氏政・氏直父子を降伏させた。最後まで抵抗していた戦国大名を従わせたことで、応仁の乱から120年余り続いた「戦国時代」を終わらせた。

1949年 下山事件……日本国有鉄道(JRの前身=国鉄)の下山総裁が出勤途中に行方不明になり、翌日の未明、常磐線の北千住駅と綾瀬駅間の線路上で、死体となって発見された。真相不明のまま捜査が打ち切られたため、「戦後史最大の謎」とされている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ビキニスタイルの日……1946年のこの日、フランスのルイ・レアールが、世界で最も小さい水着としてセパレート型の水着を発表。その大胆さが周囲に与える破壊的威力を「原爆」(発表の4日前にアメリカがビキニ環礁原爆実験を行った)にたとえ、「ビキニ・スタイル」と命名したとされる。

農林水産省発足記念日……1978年のこの日、「農林省」が「農林水産省」に改称されたことから制定。


● 今日生まれた人

1853年 セシル・ローズ……イギリス生まれ南アフリカの政治家。ケープ植民地首相。

1884年 清瀬一郎……大正・昭和期の弁護士・政治家。東京裁判では東条英機の弁護人。1960年新安保成立時の衆議院議長。

1884年 大屋晋三……昭和期の実業家・政治家。帝人社長。商工相・運輸相歴任。

1889年 コクトー……フランスの詩人・小説家・前衛芸術家。代表作『恐るべき子供たち』など。

1900年 山階芳麿……昭和期の鳥類学者。山階鳥類研究所を創始。


● 今日亡くなった人

1215年 栄西……鎌倉時代初期の僧。禅宗・日本臨済宗の開祖。茶の習慣を日本に伝え、茶の湯のもとを築く。

1813年 蒲生君平……江戸時代後期の学者・海防論者。同時代の林子平・高山彦九郎と共に「寛政の三奇人」の一人。

1982年 池田弥三郎……昭和期の国文学者・民俗学者。「女子学生亡国論」を唱え物議をかもす。

1995年 福田赳夫……昭和・平成期の大蔵官僚・政治家。第67代首相。

2015年 南部陽一郎……日本出身アメリカ国籍の理論物理学者。自発的対称性の破れの発見により2008年ノーベル物理学賞。


● 過去のマイブログ「7月5日」のテーマ

2012年 「おもしろ古典落語」76回目 『岸流島(がんりゅうじま)』
隅田川に橋がかかる前、渡し船で往来していたころのお話です。浅草方面から渡し船に乗りあわせていた、年のころは30くらいのゲジゲジまゆげにギョロ眼という、あまりたちのよさそうでない侍が、キセルを出して煙草をすいはじめました。船ばたでポンポンとキセルたたいて、ジュッと、川の中へ火を落とします。侍は、うまそうに2、3服そうやっていましたが、そのうちにどうしたわけか、コツンとたたいたはずみに、ポロリ…、キセルのがん首がはずれて、そのまま川の中に落ちてしまいました。「あっ、しまった。これ、船頭! 船を止めてくれ、止めろ!……。

2011年  マルチ芸術家・コクトー
フランスの詩人コクトーが、1889年に生まれた日です。20世紀初めから2度の大戦を経て1963年に亡くなるまで、約半世紀にわたって第一線で活動を続けた詩人であり、小説、評論、演劇、絵画、映画、音楽などあらゆる文学・芸術分野で活躍したマルチ芸術家でした。パリ近郊の豊かな家庭に生まれ育ったジャン・コクトーは、中学時代から詩を書くようになりました。1909年に、処女詩集『アラジンのランプ』を出版して文壇にデビューするや……。

2010年  下山事件
連合国の占領下にあった1949年、日本国有鉄道(JRの前身・国鉄)の下山総裁が出勤途中に失踪した日です。下山総裁は、朝8時20分に大田区の自宅を出て、千代田区丸の内にある国鉄本社へ車でむかいました。総裁の車が東京駅近くまできたとき、デパートで買い物をしたいといわれたため、運転手は、日本橋の三越本店へむかいました。しかし、開店前だったため、銀行に寄るようにいわれ、総裁は20分ほど銀行へ入って用事をすませました。そのあとまた三越本店へむかい、9時37分に総裁は車を降りて、中へ入っていきました……。

2007年  誕生の喜びを語る
子どもの自殺が相次いでいます。おとなたちは 「なぜ、あんなにかんたんに死んでしまうのだろう」 と考え、これに対して識者の多くは 「今の子どもたちは、いのちの尊さというものを知らないからだ。おとなたちが、物の豊かさに毒されて、子どもに、いのちの尊さを伝えることを忘れているから……」 と語っています。けれども、幼いわが子に人間のいのちの尊さを伝えることは、なんでもないことのようで、実はかなりむずかしいものです。しかし、たった一つだけ、どんな母親にもできることがあります。それは、わが子に 「あなたが生れるとき」 「あなたを産んだとき」 を語って聞かせることです……。

2005年  デジタル化したトーキングリピーター
トーキングカードという磁気の貼られたイラスト付カードを、リピーターという機械に通すと、スイッチが入ってカードが動きだし、5、6秒間声が聞こえ、終わると自動的にスイッチが切れるというシステムがある。世界のソニーを育て上げたことで有名な井深大氏が、1970年代に開発、販売を開始した。幼児向け英語教材にうってつけだということで、以来、さまざまな会社がハードやソフトを開発し、幼児英語の分野では、20年以上もの長い間、子どもをもつ母親らに支持されてきた。しかし、この磁気を貼ったカードには、次のような欠点がある……。
投稿日:2018年07月05日(木) 05:36

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)