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2018年版 7月28日はこんな日


● 今日(7月28日)の主なできごと

1603年 千姫が豊臣秀頼に輿入れ……この日、徳川家康の孫で7歳の千姫が、豊臣秀吉の子で11歳の豊臣秀頼に嫁ぐため、大坂城へ入った。その後千姫は、1615年の大坂夏の陣で、落城する大坂城から救出された。

1914年 第1次世界大戦勃発……オーストリアがセルビアに宣戦布告したことから、第1次世界大戦がはじまった。三国同盟を結んだドイツ・オーストリア・イタリアと、イギリス・フランス・ロシアなどの連合国が対立して、戦争はヨーロッパじゅうに広がった。イギリスと同盟を結んでいた日本や、アメリカも連合国側に加わり、30か国以上が参戦して、4年以上にわたる戦いをつづけ、連合国側の勝利に終わった。


● 今日の主な記念日・恒例日

菜っ葉の日……七(な)2(ツー)八(は)の語呂合せと、葉ものの夏野菜を食べて夏バテを防ごうと制定。


● 今日生まれた人

1804年 フォイエルバッハ……ドイツの唯物論哲学者。当時のキリスト教に対して激しい批判。

1854年 高橋是清……明治・大正・昭和期の官僚・財政政治家。第20代首相。「2・26事件」で暗殺。

1866年 ポター……イギリスの児童文学者。代表作「ピーターラビット」シリーズ。

1880年 大原孫三郎……大正・昭和期の実業家。倉敷紡績社長。

1887年 片山哲……大正・昭和期の政治家。1947年に日本社会党首として連立内閣の首相。


● 今日亡くなった人

1655年 シラノ・ド・ベルジュラック……フランスの詩人・劇作家・小説家。ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」で有名に。

1741年 ビィバルディ……イタリアの作曲家。代表曲『四季』など。

1750年 バッハ……ドイツの作曲家。西洋音楽の基礎を構築した作曲家「音楽の父」

1794年 ロベスピエール……フランス革命指導者。恐怖政治の中心人物。

1955年 宮武外骨……明治・大正・昭和期のジャーナリスト・新聞史研究家。

1965年 江戸川乱歩……大正・昭和期の推理小説家。代表作『黒蜥蜴』『怪人二十面相』など。

2001年 山田風太郎……昭和・平成期の小説家。代表作『甲賀忍法帖』ほか忍法帖シリーズ。

2004年 フランシス・クリック……イギリスの生物物理学者。DNAの二重螺旋構造を解明。


● 過去のマイブログ「7月28日」のテーマ

2015年 「フランス革命」 とロベスピエール
フランスの王政を廃して共和制を打ち立てたものの、「恐怖政治」を行ったロベスピエールが、1794年に処刑された日です。1758年、北フランスのアラスに弁護士の子として生まれたマクシミリアン・ロベスピエールは、幼くして母を亡くし、父も家出して行方不明になったため、わずか6歳で弟とともに母方の祖父に引き取られて育ちました。アラスの神学校に入ると秀才のほまれ高く、奨学生となって1769年にバリのルイ大王学院に入学、古典や法律を学んだほか啓蒙思想にふれ、とくに晩年のルソーに会って深い影響を受けました……。

2014年 「探偵小説」 の江戸川乱歩
『怪人二十面相』『少年探偵団』などでよく知られる推理作家・評論家の江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)が、1965年に亡くなった日です。1894年、いまの三重県名張市に役人の子として生まれた江戸川乱歩(本名・平井太郎)は、幼少のころから父の転勤のために亀山市や名古屋市に移り住みましたが、小学生のころに母の影響で探偵小説を読み出し、愛知県立旧第五中学時代は、夏目漱石、幸田露伴、泉鏡花、黒岩涙香らの小説を読みあさるいっぽう……。

2011年 「財界の守護神」 高橋是清
明治・大正・昭和期の財政家で第20代内閣総理大臣をつとめた高橋是清(たかはし これきよ)が、1854年に生まれた日です(7月27日説あり)。江戸幕府の御用絵師の私生児として生まれ、まもなく仙台藩の足軽高橋家の養子になった是清は明るく育てられ、11歳の時、横浜のアメリカ人医師ヘボンの私塾で英語を学びました。1868年13歳の時、藩命でアメリカに渡りましたが、アメリカ人の貿易商に学費や渡航費をだましとられたうえ……。

2010年 『四季』 のビバルディ
日本人がもっとも好きなクラシックのひとつ『四季』など、800曲近くを作曲したイタリア盛期バロックの代表的作曲家ビバルディが、1741年に亡くなった日です。うれしい、春がやってきた。小鳥たちは楽しそうに歌って、春にあいさつする。いずみは、わきいで、そよ風にあわせて、やさしく、ささやきながら、流れていく。━━これは、ビバルディの曲としてもっとも広く親しまれている名曲『四季』のソネットの<春>の第1楽章にある部分です……。

2009年  [おもしろ民話集 56] お岩のたたり
今の東京が、江戸といわれていた頃、江戸四谷左門町(さもんちょう)に、田村伊右衛門(いえもん)という侍がいて、お岩というひとり娘がありました。気の毒にもお岩は、3歳のときに母親を亡くし、5歳の時に疱瘡(ほうそう)という病気にかかって、みにくいあばた顔になってしまいました。そのため、年頃になってもお婿さんになってくれる人がありません。病にふせた父親は、娘をあわれに思い、知り合いの人に婿(むこ)さがしを頼みました……。

2008年 「ピータービット」 のビアトリクス・ポター
世界で一番有名なうさぎ 「ピーターラビット」 シリーズ23点の作者ビアトリクス・ポターが、1866年に生まれた日です。ポターが世界的な環境保護団体 「ナショナル・トラスト」 運動の支持者だったことも有名です。また、ポターの生涯を描いた映画 「ミス・ポター」 が、昨年秋に日本語版ロードショー公開されました。ビアトリクス・ポターは、ロンドンのケンジントンに生まれました。父親は弁護士で、ポターは何人もの使用人に囲まれながら、両親よりも乳母や家庭教師と日々を送っていました……。

2006年  科学読みもので未知の世界へ
子どもに読書をすすめるとき、だれもが、第一に考えるのは、文学作品です。絵本であれば、名作、むかしばなし、創作童話などのおはなし絵本です。これは、本を読むことをとおして 「情操教育」 という考えが根にあるからでしょう。しかし、子どもの本にだって、自然科学、社会科学、歴史、芸術などの分野があり、それぞれが、文学におとらないすぐれた価値を持っていることを忘れてはなりません……。

2005年 「セサミえいごワールド」HPイメージ一新
いずみ書房のホームページにある「セサミえいごワールド」コーナーは、2002年9月に発売以来、たくさんの方々においでいただき好評を博しておりましたが、このたびさらにスッキリと見やすく、好評のトーキングリピートカード30枚を見たり聞いたりできるなど、教材内容がいっそうよくわかる工夫をこらしました……。
投稿日:2018年07月28日(土) 05:15

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)