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2018年版 8月20日はこんな日


● 今日(8月20日)の主なできごと

1988年 イラ・イラ戦争停戦……1980年、ペルシャ湾岸地域を優位に支配しようとするイラクのフセイン大統領が、革命後の不安定なイランへ攻撃を開始して、イラン・イラク戦争(イラ・イラ戦争)が始まった。一進一退のくりかえしだったため、国連の即時停戦の要請を受けて、この日停戦が実現。双方の犠牲者は100万人を超えたといわれる。


● 今日の主な記念日・恒例日

交通信号の日……1931年のこの日、銀座の尾張町交叉点(今の銀座4丁目)・京橋交叉点などに、日本初の3色灯の自動信号機が設置されたことにちなむ記念日。

NHK創立記念日……1926年のこの日、社団法人日本放送協会(NHK)が設立された。

蚊の日……1897年のこの日、イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが、羽斑蚊類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見したことにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1839年 高杉晋作……幕末の長州藩士。農民や町民を集めて「奇兵隊」を組織し、長州藩を倒幕に方向づけるも、明治維新を前に若くして病死。

1859年 袁世凱……中国の軍人・政治家。「中華民国」初代大総統。

1872年 山室軍平……明治・大正・昭和期のキリスト教伝道者。

1891年 金栗四三……明治・大正・昭和期のマラソン選手・指導者。「箱根駅伝」開催へ尽力・高地トレーニング導入など。

1905年 成瀬巳喜男……昭和期の映画監督。代表作『妻よ薔薇のやうに』『あにいもうと』『浮雲』『放浪記』など。

1936年 白川英樹……昭和・平成期の化学者。「導電性高分子(プラスチック)の発見と発展」により、ノーベル化学賞受賞。


● 今日亡くなった人

1241年 藤原定家……鎌倉時代の歌人。「小倉百人一首」や「新古今和歌集」編さん。

1431年 明兆……室町時代前・中期の画僧。代表作 『大涅槃図』『白衣観音図』など。

1915年 エールリヒ……ドイツの細菌学者・生化学者。「化学療法」「特効薬」という概念を初めて使用。


● 過去のマイブログ「8月20日」のテーマ

2015年 「水墨画初期の巨匠」 明兆
日本最大の涅槃図 『大涅槃図』など、室町時代前・中期に活躍した臨済宗の画僧明兆(みんちょう)が、1431年に亡くなった日です。1352年、淡路島に生まれた明兆(本名・吉山)は、少年のころに近所にあった安国寺住職の大道一以の弟子となり、やがて大道に付きそって京都・東福寺(臨済宗東福寺派の大本山)に入り、禅僧になりました。やがて大道が東福寺28世になると……。

2014年 「化学療法の始祖」 エールリヒ
マラリヤ、結核、梅毒、ジフテリアなどさまざまな病原体を研究するうち、「化学療法」「特効薬」という概念を考え出したドイツの細菌学者・生化学者エールリヒが、1915年に亡くなった日です。1854年、ドイツ(現在はポーランド)のブレセラウに化学や医者など学者の家系に生まれたパウル・エールリヒは、ライプツィヒ大学の医学生だったころから細菌を染料で……。

2013年  [おもしろ民話集 96] おいとけ堀
むかし、あるところに大きな堀(ほり)があって、こいやふななんかがたくさん泳いでいます。つり糸をたらせば、いくらでも釣(つ)れるのです。ところが、そこで釣りをした人が帰ろうとすると、お堀の中から「おいとけ〜」という気味の悪い声が聞こえるので、びっくりした人たちは、魚をほうりなげて帰ってしまいます。それでも、魚を持って帰ろうとする人がいると……。

2012年  公娼廃止運動と山室軍平
明治中期から大正・昭和前期にわたり、キリスト教社会主義組織「救世軍」活動にささげた山室軍平(やまむろ ぐんぺい)が、1872年に生れた日です。岡山県の現・新見市の農家に生まれた山室は、家が貧しいため少年時代に叔父の家に養子へ出されましたが、叔父の反対を押し切って14歳で上京、印刷工となりました。働きながら、教会主催の夜学英語学校に学んで……。

2010年  近代中国を象徴する袁世凱
中国の軍人・政治家で、中華民国初代大総統となった袁世凱(えん せいがい)が、1859年に誕生した日です。アヘン戦争(1839-42)でイギリスに敗れてからおよそ100年にわたる中国の歴史は、無尽蔵ともいうべき鉱産物を餌食にしようとするヨーロッパ諸国や日本、封建的な特権を持ち続け外国資本と結ぼうとする役人支配の清朝(満州人の王朝)、漢民族による新政府を……。

2008年  小倉百人一首・新古今和歌集と藤原定家
「小倉百人一首」や、万葉集、古今集と並び日本の3大和歌集の一つ新古今和歌集を編さんした鎌倉時代の歌人 藤原定家(さだいえ/ていか)が、1241年になくなった日です。日本人に、かるた遊びで最も広くしたしまれている古い歌集に『小倉百人一首』があります。7世紀から13世紀にかけての歌人100人の和歌を、1首ずつ集めたものです……。

2007年  幕末の志士・高杉晋作
江戸時代の末期、長州藩に非正規軍「奇兵隊」を組織して幕府軍と戦った志士・高杉晋作が、1839年に生まれた日です。新しい日本の夜明けをひらいた明治維新にいたる道のりのなかで、長州藩(山口県)のはたした役割は大きなものでした。幕府をおいつめるたたかいに、大胆に、しかも細心の戦略をねって第一線で活躍した長州藩の中心的志士が……。
投稿日:2018年08月20日(月) 05:42

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)