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2018年版 8月7日はこんな日


● 今日(8月7日)の主なできごと

1942年 ガダルカナル島の戦い……太平洋戦争ちゅうのこの日、アメリカ軍の海兵隊が西太平洋ソロモン諸島のガダルカナル島とツラギ島に上陸し、日本軍との戦いがはじまった。激しい闘いのすえ日本軍は21日までにほぼ壊滅し、ミッドウェー海戦とともに、太平洋戦争における攻守の転換点となった戦闘といわれている。


● 今日の主な記念日・恒例日

月遅れ七夕……本来は旧暦7月7日の行事であるが、明治の改暦以降は新暦の7月7日や月遅れの8月7日に行われる。月遅れ七夕行事の代表的なものは、「仙台七夕まつり」「青森ねぶた祭り」など。

鼻の日……「は(8)な(7)」の語呂合せから、日本耳鼻咽喉科学会が1961年に制定した記念日。

その他の記念日……花の日・バナナの日・おくらの日など。


● 今日生まれた人

1876年 マタ・ハリ……オランダ出身フランスのダンサー。第一次世界大戦時、ドイツのスパイ容疑で逮捕され処刑。「女スパイ」の代名詞的存在。

1923年 司馬遼太郎……昭和から平成期の小説家・文明批評家。代表作『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』『梟の城』(小説)『街道をゆく』(エッセイ)など。

1923年 池田敏雄……昭和期のコンピュータ(富士通)技術者。「コンピュータ国産化」の立役者。

1932年 アベベ……エチオピアのマラソンランナー。五輪史上初の2大会連続優勝。


● 今日亡くなった人

1106年 ハインリヒ4世……神聖ローマ(ドイツ)皇帝。「カノッサの屈辱」により王位剥奪の危機を回避するなど、教皇への敵対行動で知られる。

1831年 十返舎一九……江戸時代中・後期の戯作者。代表作『東海道中膝栗毛』など。

1941年 タゴール……インドの詩人・哲学者・音楽家。代表作『ギーターンジャリ』など。アジア初のノーベル文学賞。「インド国歌」を作詞作曲。

1970年 内田吐夢……大正・昭和期の映画監督。代表作『大菩薩峠』『宮本武蔵』シリーズ、『飢餓海峡』など。

1987年 岸信介……昭和期の政治家。第56・57代首相。「日米安保条約」改定を強行。


● 過去のマイブログ「8月7日」のテーマ

2015年  「カノッサの屈辱」 とハインリヒ4世
教皇グレゴリウス7世との叙任権闘争に敗れて破門されるものの、教皇を追放したドイツ王で神聖ローマ皇帝のハインリヒ4世が、1106年に亡くなった日です。中世の西ヨーロッパは、広大な荘園を所有するローマ教皇と、神聖ローマを中心とする世俗権力が対立していました。1050年、ドイツ王で神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世の長男として生まれたハインリヒは、父が急死したため……。

2014年 「走る哲人」 アベベ
オリンピックのマラソン史上初の2大会連続優勝を果たしたエチオピアのアベベが、1932年に生まれた日です。エチオピアの貧しい農家に生まれたアベベ・ビキラは、小学校に1年通っただけで家業の手伝いをしました。19歳の時、貧しさから抜け出そうと皇帝の親衛隊に入り、首都アディスアベバの部隊で訓練を受けるうち、初めて陸上競技にであいました……。

2013年  安保改定を強行した岸信介
自民党を結成し、総理大臣を2期つとめた政治家の岸信介(きし のぶすけ)が、1987年に亡くなった日です。1896年、現在の山口市に山口県庁役人の二男として生まれた佐藤信介は、子どものころから成績優秀で、中学生の時に父の生家である岸家の養子となりました。山口県人の多くには、明治維新を主導し、明治国家を建設したという自負心が強くまん延して……。

2012年 「国民的作家」 司馬遼太郎
『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などの小説、『街道をゆく』などのエッセイで人気を博し、今もたくさんの著書が愛読されている作家・文明批評家の司馬遼太郎(しば りょうたろう)が、1923年に生れた日です。大阪の薬局を経営する家に生れた司馬遼太郎(本名・福田定一)は、生後まもなく乳児脚気にかかり、3歳まで奈良にある母の実家で養育されました……。

2009年  インドの詩聖 タゴール
『ギーターンジャリ』の詩でアジア初のノーベル文学賞を受賞し、東洋最大の詩人と讃えられたタゴールが、1941年に亡くなった日です。インドの偉大な詩人ラビンドラナート・タゴールは、1861年に、インド北東部ベンガル州のカルカッタで生まれました。父は、たいへん信仰心が深く、人びとから聖人とあおがれた貴族でした。14人兄弟の末っ子だった……。

2008年 ヤジさんキタさんの十返舎一九
「東海道中膝栗毛」などで知られる江戸時代後期の戯作(げさく)者・十返舎一九(じっぺんしゃ いっく)が、1831年に亡くなった日です。江戸の遊び場にやってくる町民たちのすがたを、しゃれた会話を中心にしてえがいた「洒落本」。社会風刺をもりこんだ物語に黄色の表紙をつけた「黄表紙」。町民たちのふだんの生活や遊びを、たくみな笑いをおりまぜて小説にした「滑稽本」……。

2007年 戦争のことを語り継ごう
昨日は 「広島に原爆が落とされた日」として紹介しましたが、9日が「長崎市に2発目の原爆が投下された日」、15日が「太平洋戦争に敗れた日」であることから、8月という月は、親子で戦争について考えるよいチャンスでもあります。でも、ばくぜんと話をするのでなく、戦争について描かれた絵本や児童図書をなかだちにすると、より具体的でイメージもはっきりしたものになることでしょう……。
投稿日:2018年08月07日(火) 05:32

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)