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2018年版 3月29日はこんな日


● 今日(3月29日)の主なできごと

1696年 江戸幕府「ごみ利用の埋立て」許可……江戸幕府はこの日、江戸市中のごみを利用した埋立てを許可。こうしてできたのが現在の永代島で、工事は何度も高波に襲われて難行した。工事の成功を祈願して祀られたのが、深川の八幡様として親しまれている「富岡八幡宮」。

1925年 普通選挙法成立……従来までは一定の税金を納めた者しか選挙権がなかったのに対し、25歳以上の男子に選挙権を与えるという「普通選挙法案」が議会を通った。

1894年 東学党の乱……朝鮮・全羅道(半島の北西部地域)で農民による内乱がおこった。関与者に東学の信者が多くいたことから「東学党の乱」といわれる。李朝は清国に援軍を要請。天津条約にもとづき、日清互いに朝鮮出兵を通告、日本は公使館警護と在留邦人保護の名目に派兵し、清軍と対峙した。これが同年7月に開戦する「日清戦争」の誘因となっていく。


● 今日の主な記念日・恒例日

マリモの日……1952年のこの日、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたことにちなむ記念日。同時に、富山湾の「ホタルイカ」、鹿児島県出水市の「ナベヅル」、高知の「オナガドリ」「トキ」「オオサンショウウオ」も国の特別天然記念物に指定された。現在の特別天然記念物は、動物ではコウノトリ・タンチョウ・アホウドリなど、植物では田島ヶ原サクラソウ・屋久島スギ原始林など、地質・鉱物では秋吉台の鍾乳洞など75件(2018年2月現在)が指定されている。


● 今日生まれた人

1853年 トムソン……アメリカの電気技術者・発明家・実業家。「電子」を発見。

1867年 サイ・ヤング……アメリカ大リーグ選手。歴代最多の通算511勝。1956年からシーズン最優秀投手を表彰する「サイ・ヤング賞」制定。

1901年 羽仁五郎……昭和期の歴史家・評論家・教育家。代表著作『明治維新史研究』『都市の論理』など。

1909年 花田清輝……昭和期の文芸評論家・小説家・劇作家。代表作『復興期の精神』『アヴァンギャルド芸術』など。

1937年 実相寺昭雄……昭和・平成期の映画監督・テレビティレクター・脚本家・小説家。代表作『帝都物語』『ウルトラマン』シリーズなど。


● 今日亡くなった人

BC87年  武帝……中国・前漢の第7代皇帝。

1891年 スーラ……フランスの画家。代表作『グランド・ジャット島の日曜日の午後』『サーカスの客寄せ』など。点描画法。

1912年 スコット……イギリスの探検家。南極点到達の帰途に遭難。

1931年 鈴木三郎助……明治・大正・昭和期の実業家。「味の素」創業。

1939年 立原道造……昭和期の詩人。代表作『萱草(わすれなぐさ)に寄す』『暁と夕の詩』『優しき歌T』『優しき歌U』。


● 過去のマイブログ「3月29日」のテーマ

2013年  「おもしろ古典落語」112回目  『たらちね』
「大家さん、八五郎です。遅くなってすいません。少しかぜをひいて、仕事を休んでましたもんで。やはり、店賃の催促で?」「そうじゃない。おまえはこれまで、きちんと払ってきたんだ。少しくらい遅れても、催促なんぞしないよ。じつはな、おまえに相談があるんだ……。

2012年   大帝国を完成させた武帝
中国(前漢)の第7代皇帝で、始皇帝がなしえなかった古代帝国を築き上げ、前漢の全盛期をつくった武帝(ぶてい)が亡くなった日です。中国に、紀元前202年からおよそ200年つづいた、「前漢」とよばれた時代がありました。武帝は、この前漢のはじめのころの皇帝です。紀元前141年にわずか16歳で帝位について54年のあいだ国をおさめ、中国を、かつてない大帝国に育てあげました……。

2011年  失意の南極探検家・スコット
南極点に到達するものの、アムンゼンに先をこされたイギリスの探検家スコットが、1912年に遭難死した日です。ロバート・ファルコン・スコットは、1868年に、イギリスのデポンポートという小さな町で生まれました。スコット家は、軍人のおおい家がらでした……。

2007年  「北ヨーロッパ」 巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」第8巻「北ヨーロッパ」の巻末解説と、その後の変化を記した補足事項を記します……。

2006年  テレビと読書 2
10年以上にわたり刊行をし続けた「月刊 日本読書クラブ」の人気コーナー「本を読むことは、なぜ素晴しいのでしょうか」からの採録、第2回目。[自分の意志で行動を起こす]  今回は、本を読む行為の能動性について考えてみましょう……。
投稿日:2018年03月29日(木) 05:55

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)