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2018年版 3月28日はこんな日


● 今日(3月28日)の主なできごと

1854年 クリミア戦争……この日、イギリス・フランスがロシアに宣戦布告しクリミア戦争が開戦。この戦争の傷病兵の状態、悲惨さが報道されると、ナイチンゲールは志願して看護団を率いて現地に向かい、傷病兵を敵味方関係なく看護し、「クリミアの天使」とよばれた。

1869年 東京遷都……明治天皇はこの日、京都から江戸城に入城。太政官も東京に移されたことで、事実上の東京遷都となった。代々天皇の御所がおかれてきた京都では、天皇の東京行きへの反発が強く、翌年皇后が東京に向かうときには、暴動が起きたほどだった。

1876年 廃刀令……軍人・警察官・大礼服着用者以外、刀を身につけることを禁止する「廃刀令」が公布された。これを特権としていた士族の不満が高まる原因となった。

1979年 スリーマイル島原発事故……アメリカ東北部ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所で、世界初の本格的原発事故が発生した。国際原子力事象評価尺度 (INES) ではレベル5となっている。


● 今日の主な記念日・恒例日

シルクロードの日……1900年、スウェーデンの探検家・地理学者のヘディンによって、廃虚になっていたシルクロードの古代都市・楼蘭が発見されたことにちなむ記念日。

スリーマイル島の日……アメリカのスリーマイル島原発事故を機に、原子力発電所の安全性向上と再発防止が検討されることになる。


● 今日生まれた人

1868年 ゴーリキー……ロシアの小説家・劇作家。代表作『どん底』『母』など。「社会主義リアリズム」の開拓者。

1882年 石井柏亭……明治・大正・昭和期の洋画家・美術評論家。

1891年 西尾末広……大正・昭和期の労働運動家・政治家。 民社党を創設し初代委員長。

1913年 扇谷正造……昭和期の評論家・ジャーナリスト。「週刊誌の鬼」といわれる。

1916年 岩谷時子……昭和期の作詞家。代表作『愛の讃歌』『サン・トワ・マミー』『君といつまでも』『恋の季節』など。  


● 今日亡くなった人

1682年 西山宗因……江戸時代前期の連歌師。談林派の祖。

1871年 毛利敬親……幕末から明治前期の長州藩主。

1881年 ムソルグスキー……ロシアの作曲家。代表作『禿山の一夜』『展覧会の絵』など。

1930年 内村鑑三……明治・大正期のキリスト教伝道者・思想家。

1943年 ラフマニノフ……ロシア出身の作曲家。代表作『ピアノ協奏曲第2番』『死の島』など。

1969年 アイゼンハワー……アメリカ第34代大統領。

1973年 椎名麟三……昭和期の小説家・劇作家。代表作『重き流れのなかに』『邂逅』『美しい女』など。

1985年 シャガール……ロシア出身フランスの画家・版画家。「20世紀の巨匠」「愛の画家」といわれる。


● 過去のマイブログ「3月28日」のテーマ

2014年  「ピアノ協奏曲第2番」 のラフマニノフ
ロシア出身の作曲家・ピアニスト・指揮者で、今も人気のある曲を多く残したラフマニノフが、1943年に亡くなった日です。1873年、ロシア西部ノブゴロド州の貴族の家に生まれたセルゲイ・バシリエビチ・ラフマニノフは、幼少期を豊かな自然に恵まれたオネグで過ごしました。4歳の時、セルゲイの音楽の才能に気がついた母は、ペテルブルクからピアノ教師を呼び寄せてレッスンを受けるうちめきめき上達しました。しかし、9歳の時に一家は破産して……。

2013年   [おもしろ民話集 78]  犬と猫とこけら玉
むかし、あるところに、心のやさしいじいさまがいました。ある日、じいさまが町へ行っての帰り、子どもらが小さな犬に縄をつけてをいじめているところに出くわしました。かわいそうに思ったじいさまは、小銭をいくらか出して犬を買いとり、家に連れ帰って大切に育てました。じいさまの家には三毛猫がいましたが、すぐに2ひきは仲良しになりました……。

2012年  「ロシア音楽」 を代表するムソルグスキー
交響詩『禿山の一夜』、ピアノ組曲『展覧会の絵』、歌劇『ボリス・ゴドゥノフ 』などを作曲した「ロシア五人組」の一人ムソルグスキーが、1881年に亡くなった日です。1839年、ペテルブルク(現・サンクトペテルブルク)に近いプスコフ州の大地主の子に生まれたモデスト・ムソルグスキーは、6歳から母にピアノを習い、10歳のときペテルブルクのエリート学校に入学して武官になる教育を受け、13歳で士官候補生になりました……。

2011年  「おもしろ古典落語」16回目  『花見酒(はなみざけ)』
幼なじみの熊さんと辰っつぁん、向島の桜の花が見頃という評判を聞いて「ひとつ、花見にくりだそうじゃねぇか」と、話がまとまりました。ところがあいにく二人とも金がまったくありません。そこで兄貴分の熊が、いいことを思いつきました……。

2010年   八百屋お七
江戸本郷の八百屋太郎兵衛の娘お七が、1683年鈴ヶ森刑場で火あぶりの刑に処せられた日です。お七は、1681年の暮れにあった火事で焼け出され、一家は円乗寺というお寺に身をよせることになりました。この寺に吉三というお七と同い年の小僧がいて、朝夕に顔をあわせるうちに、お七は吉三に恋心をいだくようになりました。吉三もお七を憎からず思っていることがわかって、二人はいつしか離れがたい間柄になっていきました……。

2008年   明治・大正期の思想家 内村鑑三
今日3月28日は、足尾鉱毒事件を非難したり日露戦争に反対するなど、正義と平和のために生きた思想家内村鑑三が、1930年に亡くなった日です。7歳のときに明治時代を迎えた内村鑑三は、12歳から数年、東京で英語を学び、15歳で、札幌農学校へ入学しました……。

2007年  「オランダ・ベルギー・デンマーク」巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」第7巻「オランダ・ベルギー・デンマーク」の巻末解説と、その後の変化を記した補足事項を記します……。

2006年  テレビと読書 1
「月刊 日本読書クラブ」は、1983年2月の第1号から、1993年8月通巻123号で休刊するまで10年以上にわたり刊行し続けた。その内容は、読書に関するさまざまな情報を中心に、実に多岐にわたっていたが、その中でも特に人気と評価の高かった「本を読むことは、なぜ素晴しいのでしょうか」というコーナーを、このブログを通じて紹介してみよう……。
投稿日:2018年03月28日(水) 05:43

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)