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2018年版 3月27日はこんな日


● 今日(3月27日)の主なできごと

1689年 芭蕉が「奥の細道」の旅に出発……俳人松尾芭蕉が弟子の曾良とともに、深川六間堀の芭蕉庵を出て、『奥の細道』(距離約2340km)、150日に及ぶ旅に出た。

1933年 日本が「国際連盟」正式脱退通告……同年2月24日、国際連盟特別委員会で「リットン報告書(対日勧告案)」が採択され、日本軍による満州国建国が否決された。日本全権の松岡洋右はこれを不服として退場。それから1か月以上たったこの日、日本は国際連盟に対し、正式に脱退を通告。(正式発効は2年後の1935年のこの日)


● 今日の主な記念日・恒例日

さくらの日……「3×9(さくら)=27」の語呂合せと、七十二候のひとつ「桜始開(さくらはじめてひらく)」が重なる時期であることから、日本さくらの会が1992年に制定。


● 今日生まれた人

1845年 レントゲン……ドイツの物理学者。レントゲン撮影に使われる「X(エックス)線」発見。第1回ノーベル物理学賞受賞。

1901年 佐藤栄作……昭和期の政治家。第61〜63代首相。7年8か月の連続在任中、日韓基本条約締結、非核三原則提唱、沖縄返還実現。ノーベル平和賞受賞。

1912年 吉田健一……昭和期の評論家・イギリス文学者。代表作 『シェイクスピア』 『ヨオロッパの世紀末』 『瓦礫の中』など。

1923年 遠藤周作……昭和・平成期の小説家。代表作『白い人』『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『私が棄てた女』など。

1924年 高峰秀子……昭和期の女優。主な出演作品『カルメン故郷に帰る』『二十四の瞳』『浮雲』など。


● 今日亡くなった人

1837年 大塩平八郎……江戸時代後期の儒学者。大坂町奉行与力。「大塩平八郎の乱」を鎮圧され自害。

1904年 広瀬武夫……明治期の海軍軍人。文部省唱歌『広瀬中佐』に歌われ、戦前は「軍神」として神格化された。

1926年 島木赤彦……明治・大正期のアララギ派歌人。代表作『馬鈴薯の花』『柿蔭集』(歌集)など。

1940年 ウェストン……イギリスの登山家・宣教師。「日本近代登山の父」

1952年 豊田喜一郎……大正・昭和期の実業家。「トヨタ自動車工業(今のトヨタ自動車)」創業。

1968年 ガガーリン……ソ連の軍人。世界初の宇宙飛行士。「地球は青かった」が有名。

1974年 清水崑……昭和期の漫画家・挿絵画家。代表作『かっぱ天国』など。

2000年 河盛好蔵……昭和・平成期の評論家・フランス文学者。代表著作『フランス文壇史』『パリの憂愁』『藤村のパリ』など。

2007年 植木等……昭和・平成期のタレント・俳優・ミュージシャン。「クレージー・キャッツ(ギター・歌)」・『無責任男』シリーズなどで一世を風靡。

2014年 朝倉摂……昭和・平成期の舞台美術家・画家。


● 過去のマイブログ「3月27日」のテーマ

2014年 「日本アルプスの父」 ウェストン
イギリス人宣教師で『日本アルプスの登山と探検』などを著し、日本アルプスや日本の風習などを世界に紹介したウェストンが、1940年に亡くなった日です。1861年、イングランド中部のダービーに生まれたウォルター・ウェストンは、ケンブリッジ大学のクレア・カレッジとリドレー・ホール神学校で学びました。卒業後、イングランド国教会の聖職者を志すいっぽう、登山にも興味をもちマッターホルンに登頂……。

2013年 「軍神」広瀬武夫
明治時代の海軍軍人で、日露戦争の際、果敢な戦いと部下を思うあまりに戦死したことで「軍神」と神格化された広瀬武夫(ひろせ たけお)が、1904年に亡くなった日です。1868年、豊後国竹田(現・大分県竹田市)に旧藩士の子として生まれた広瀬武夫は、幼いころに母親が亡くなったため祖母に育てられました。西南戦争の際、竹田の自宅が焼失したため一家で飛騨高山へ転居しました。1885年に海軍兵学校……。

2012年 大塩平八郎とその乱
江戸時代後期に大坂町奉行所の与力だった陽明学者の大塩平八郎(おおしお へいはちろう)が、1837年に亡くなった日です。江戸時代も終わりに近い1833年から1839年にかけて「天保の飢饉」とよばれる大飢饉がつづき、日本じゅうで数えきれないほどの人が死んでいきました。このとき、貧しい人びとを助けるために命をかけて戦ったのが、大塩平八郎です。1837年、大坂(大阪)町奉行所の役人……。

2009年 エックス線を発見したレントゲン
ドイツの物理学者で陰極線の研究中、物質を通りぬける放射線エックス線を発見したレントゲンが、1845年に誕生した日です。エックス線発見による功績で、1901年に第1回ノーベル賞で物理学賞を受賞したウィルヘルム・レントゲンは、ドイツ西部のレンネップという町で生まれました。父は、織物工場をいとなんでいました。少年時代は、とびぬけた秀才でもなく、平凡な子どもでした……。

2008年 ゴヤ 「裸のマハ」 「着衣のマハ」
18世紀後半から19世紀はじめにかけて、数々の名画を残したスペインの巨匠ゴヤは、さまざまな伝説の持ち主です。1746年、スペインのサラゴサ地方にある田舎町で、貧しい職人の家に生まれました。子どもの頃から絵が好きで、父親にいいつけられた仕事をせずに道ばたで一心に豚の絵を描いていると、たまたまそこを通りかかったお坊さんがあんまり上手なのに感心して、両親を説得し、町のアトリエに入れたというエピソードが残っています……。

2007年 ワールド図書館(6) 「スイス・オーストリア」 巻末解説
[スイス] スイスは、ヨーロッパの屋根といわれるアルプス山中にある美しい観光国です。大きさは日本の九州とほぼ同じですが、人口は福岡、長崎、佐賀県をあわせたくらいです。山国なので、畑が全国土の1/10ほどしかなく、そのために谷間や山の斜面を利用した牧畜が盛んです。牧草地を含めた牧場は国の広さの半分を占めていて、そこに200万頭近くの牛が飼われています……。

2006年 「日本読書クラブ」のその後の活動 2
1983年1月に設立した「日本読書クラブ」。設立から10年後の1992年5月、公文教育研究会の発行する月刊教育情報誌「ケイパブル」に掲載された記事の後半を紹介する。「月刊読書クラブ」──設立と同時にクラブでは、会員配布用の機関紙『日本読書クラブ』(第1号1983年2月1日発行) を毎月出し続けて、今年5月号でちょうど通巻111号になる。B5判でわずか8ページの小冊子であるが中身は充実していて感動的な記事にあふれている……。
投稿日:2018年03月27日(火) 05:34

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)