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2018年版 3月19日はこんな日


● 今日(3月19日)の主なできごと

1914年 東京駅が新築落成……この日、辰野金吾設計による東京駅が新築落成した。赤レンガ3階建てのモダンな建物は長く親しまれ、2003年には国の重要文化財に指定された。いっぽう、周辺の再開発や老朽化が進んだため、2007年から復元工事が進められ、よみがえった駅舎は新たな観光スポットとなっている。

1982年 フォークランド紛争……アルゼンチン軍が、イギリスと領有権を争うフォークランド諸島のジョージア島に上陸。果敢な航空攻撃でイギリス海軍艦に大きな損害を与えたが、イギリス軍の逆上陸を阻止できず、約3か月後に降伏した。


● 今日の主な記念日・恒例日

ミュージックの日……「ミュー(3)ジック(19)」の語呂合せから、音楽関係者の労働団体・日本音楽家ユニオンが1991年に制定。

カメラ発明記念日……1839年のこの日、フランスのダゲールが写真機を発明した。この写真機は「ダゲレオタイプ」と呼ばれ、長時間露光させるため写真機の前で長い間じっとしていなければならなかったが、大変な人気を集めた。


● 今日生まれた人

1813年 リビングストン……イギリスの宣教師・探検家。「暗黒大陸」と呼ばれていたアフリカ大陸を横断。アフリカでの奴隷解放へ向けて尽力。

1821年 バートン……イギリスの探検家・翻訳家・人類学者・外交官。代表作『アラビアン・ナイト』翻訳。

1838年 後藤象二郎……幕末の土佐藩士・明治期の政治家。「大政奉還の建白書」提出。自由民権運動家。

1858年 康有為……中国清末期の学者・政治家。「変法運動(立憲君主制への改革)」指導者。

1875年 張作霖……中国・軍人。満州軍閥。関東軍の策略により死亡(張作霖爆殺事件)。

1899年 時雨音羽……昭和期の作詞家・脚本家。代表作『出船の港』『鉾をおさめて』『君恋し』など。

1906年 アイヒマン……ドイツのナチス幹部。「ユダヤ人集団殺害」責任者。

1922年 小野田寛郎……昭和期の陸軍情報将校。ルバング島で戦後30年間潜伏。


● 今日亡くなった人

1249年 加藤景正……鎌倉時代前期の伝説的陶工。「瀬戸物の開祖」

1943年 藤島武二……明治・大正・昭和期の洋画家。代表作『黒扇』『天平の面影』『池畔納涼』『蝶』など。

2015年 桂米朝 (3代目)……昭和・平成期の落語家。「上方落語中興の祖」


● 過去のマイブログ「3月19日」のテーマ

2014年ブログ  「瀬戸物の開祖」 加藤景正
鎌倉時代前期の伝説的陶工と語り伝えられている加藤景正(かとう かげまさ)が、1249年に亡くなったとされる日です。1168年ころに生まれた加藤景正(通称・藤四郎)は、1223年に永平寺を開いた道元禅師に随行して宋に渡り、5年間宋の陶器づくりを学んで帰国すると、京都で陶器づくりをはじめました。その後、陶器にふさわしい土を求めて各地をめぐるうち、尾張国(愛知県)瀬戸・祖母懐というところで陶器に適した土を発見し……。

2013年 「日本洋画界の重鎮」 藤島武二
明治末から昭和前期にかけて、日本の洋画界の指導的役割を果たしてきた藤島武二(ふじしま たけじ)が、1943年に亡くなった日です。1867年、薩摩藩(鹿児島)藩士の子として生まれた藤島武二は、幼少のころから絵に興味を持ち、小学時代には北斎漫画をまねて描いたり、祖父の長崎みやげに買ってきた油絵を日本画の顔料で模写したと伝えられています。鹿児島中学時代には、地元の画家について学ぶうち……。

2012年 「大政奉還」 と後藤象二郎
幕末に前土佐藩主山内容堂を説いて大政奉還につなげ、明治期には「自由民権運動」や「大同団結運動」を指導した政治家・後藤象二郎(ごとう しょうじろう)が、1838年に生まれた日です。土佐藩士の長男として高知城下に生まれ象二郎は、幼い頃から1歳上の板垣退助と竹馬の友として成長。少年期に父を失って親族に預けられ、義理の叔父で、藩の要職にあった吉田東洋の少林塾に学びました……。

2010年 アフリカの聖者・リビングストン
文化の灯から閉ざされたアフリカ原住民たちへ深い愛を注いだ、イギリスの宣教師で探検家のリビングストンが、1813年に生まれた日です。デービッド・リビングストンは、スコットランドの貧しい家庭に生まれました。けれど、両親の愛につつまれた暖かい家庭でした。10歳になると紡績工場で働きはじめ、朝6時から夜8時までの仕事の後、夜学にかよって勉強をつづけるほどの頑張りやでした。植物採集に興味を……。

2009年 たとえ1歳からでも早すぎない
二人の子どもをもつ主婦の話です。「小学校へあがる前に、少しでも心を豊かに──と考えて、4歳半になる長男への読み聞かせを始めました。でも、どんな本を選んだらよいかわからないので、自転車で10分くらいのところにある市の図書館の分館へ行きました。司書の方の助けを借りながら、館外貸し出しの本を10冊ほど借り出し、それを家へ持ち帰って、1冊ずつ読み聞かせることにしました。ところが、これを2、3回くりかえしているうちに……。

2008年 ジェット機とロケットの違い
ゴム風船に空気を入れてふくらませたあと、閉じていた口を開けると、ものすごい勢いで風船は、口と反対の方向へ飛んでいきます。この原理は、次の通りです。風船の口を閉じているときには、あらゆる方向に同じ圧力がかかっていた中の空気は、口が開くと空気が飛び出し圧力が小さくなります。圧力は小さい方から大きい方に進む性質があるため、口と反対の方向へ向かうわけです。この原理は……。

2007年 「Growth Compass」(成長の羅針盤)スタート
先週末より、「Growth Compass」(成長の羅針盤)というサイトがオープンしました。サイトのねらいは、次の通りです。「子どもたちの成長の過程で、不安や、疑問が生まれ、路頭に迷うこともあるかと思います。子育てに奮闘するお父さん・お母さんのために、育児に関わるお悩みに、さまざまな角度からお応えし、羅針盤のように導いていく、各分野の専門家による、教育専門のコラムサイトです……。
投稿日:2018年03月19日(月) 05:41

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)