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2018年版 3月16日はこんな日


● 今日(3月16日)の主なできごと

1600年 リーフデ号漂着……ウイリアム・アダムスやヤン・ヨーステンらが乗っていたオランダ商船「リーフデ号」が、豊後国(大分県)の臼杵に漂着。乗組員は110人ほどいたが、生存者はわずかに24名だった。生存者のウイリアム・アダムスは「三浦按針」として徳川家康に仕え、ヤン・ヨーステンは日本人と結婚し、屋敷のあった場所が現在の八重洲だったことから「八重洲」の地名は彼の名に由来。

1934年 国立公園……日本で初めて、瀬戸内海・雲仙(今は雲仙天草)・霧島(今は霧島錦江湾)国立公園の3か所が指定された。国立公園とは、国が指定し保護・管理をする自然公園のことで、現在では、阿寒・大雪山・支笏洞爺・知床・利尻礼文サロベツ・釧路湿原・十和田八幡平・磐梯朝日・三陸復興・日光・富士箱根伊豆・秩父多摩甲斐・南アルプス・小笠原・尾瀬・中部山岳・伊勢志摩・上信越高原・白山・妙高戸隠連山・吉野熊野・山陰海岸・大山隠岐・足摺宇和海・阿蘇くじゅう・屋久島・西海・西表石垣・慶良間諸島国立公園が加わって計32となっている。

1985年 「つくば科学万博」開幕……この日茨城県の筑波研究学園都市で、「人間・居住・環境と科学技術」をテーマに、47か国、37国際機関が参加して、国際科学技術博覧会「つくば科学万博」が開幕した。リニアモーターカーが注目を浴びるなど、テレビ技術、映像技術、ロボット技術、コンピュータ技術、輸送技術、生物科学技術など数多くの斬新な技術が評判をよび、9月16日までの半年間に2033万人が訪れ、特別博覧会としては、史上最大規模となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

国立公園指定記念日……1934年内務省が、瀬戸内海・雲仙・霧島の3か所を国立公園に指定し、日本初の国立公園が誕生したことを記念。


● 今日生まれた人

1789年 オーム……ドイツの物理学者。「オームの法則」を発見。電気抵抗の単位Ω(オーム)は彼の名に由来。

1806年 藤田東湖……江戸時代後期の儒学者。後期水戸学を大成。

1832年 古河市兵衞……明治期の実業家。古河財閥創立。古河鉱業(足尾銅山)社長。

1868年 ゴーリキー……ロシアの小説家。代表作『どん底』など。

1922年 佐川清……昭和・平成期の実業家。佐川急便創業。


● 今日亡くなった人

1925年 ワッセルマン……ドイツの細菌学者。梅毒診断法、コレラ予防接種法発見。

1940年 ラーゲルレープ……スウェーデンの小説家。代表作『ニルスのふしぎな旅』など。

1978年 山手樹一郎……昭和期の小説家。代表作『桃太郎侍』など。

1993年 笠智衆……昭和・平成期の俳優。代表作『晩春』『東京物語』ほか小津安二郎監督作品、『男はつらいよ』シリーズなど。


● 過去のマイブログ「3月16日」のテーマ

2015年  『ニルスのふしぎな旅』 のラーゲルレープ
スウェーデン人初となるノーベル賞(文学賞)を受賞した女性作家ラーゲルレープが、1940年に亡くなった日です。1858年、スウェーデン中部べルムランド地方のモールバッカに、没落しつつある名家の子として生まれたセルマ・ラーゲルレーブは、生まれつき足が不自由だったために外遊びができず……。

2012年  「おもしろ古典落語」63回目  『孝行糖(こうこうとう)』
「大家さん、このたびはおめでとうございます」「長屋のみなさん、わざわざすまないね、上がっておくれ」「今年21になるあのウスバカの与太郎が、親孝行のほうびに、お奉行さまからごほうびをちょうだいしたそうで」「そうなんだ、青ざし五貫文いただいたんだ……。

2010年   アダムス(三浦按針)らの漂着
難破したオランダ商船「リーフデ号」が、1600年に豊後国(大分県)の臼杵に漂着した日です。自力では上陸できなかった乗組員は、小舟でようやく日本の土を踏みました。このことはすぐに大坂城の豊臣秀頼に知らされ、五大老の首座にあった徳川家康は、大坂に護送するように指示しました……。

2009年   最初に日本へきた英国人・三浦按針
オランダの商船リーフデ号に乗ったウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)が、1600年に日本に漂着した日です。ウィリアム・アダムスは、イギリスの造船のさかんな町に生まれ、造船技術を身につけて、イギリス艦隊の船長として従事したのち、オランダに渡って、1598年、5隻からなる東洋遠征船隊に水先案内としてリーフデ号に乗船しました。ところが……。

2007年  はなさかじじい、1円の中古本
作家五木寛之氏のロングセラーに「生きるヒント」という全5巻のシリーズがあります。氏は、私よりちょうど10歳年上で誕生月も同じです。1巻に12章、全60章からなっていて1章は400字詰原稿用紙20枚程度、10分ほどで読める分量もほどよい感じがして、この2、3週間、興味深く愛読しています……。

2006年  先人に人間の生き方を学ぶ
「日本読書クラブカタログ(本の価値と楽しみ)」の第8章「伝記」の項を紹介してみよう。「田中正造」……田中正造の生き方を考えましょう。自分だったら、どのような生き方をしたいと思ったか、考えをまとめましょう。「アンリ・ファーブル」……ファーブルが、どんなことを考えて、何をしたかを、読みとりましょう……。
投稿日:2018年03月16日(金) 05:12

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)