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2018年版 3月12日はこんな日


● 今日(3月12日)の主なできごと

1930年 ガンジー「塩の行進」開始……インドのガンジーらは、イギリスの製塩業独占に抗議し、海水から塩を作るため360km先のダーンディ海岸まで「塩の行進」を始めた。こうしてガンジーは、法を破って塩をつくり、断食やストライキ、不服従など、非暴力による抵抗運動を進めていった。

1936年 人工雪の結晶づくり成功……この日、北海道帝国大の中谷宇吉郎教授がサギの毛を使って人工的に雪の結晶を作ることに、世界で初めて成功した。その後、条件を変えながら雪の結晶を作ることで、結晶の成長と気温や湿度との関係をグラフにまとめた「中谷ダイヤグラム」を発表するなど、低温科学に大きな業績を残した。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界反サイバー検閲デー……国境なき記者団とアムネスティ・インターナショナルが2009年に制定した国際デーで、中国や中東諸国などで行われている「ネット検閲」に抗議し、検閲を行っている国や企業に対し中止の要請が行われる。

サンデーホリデーの日/半ドンの日……1876年のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施された。それまでは、31日を除く1と6のつく日を休日としていたが、欧米との交易等で不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることとしたもの。「半ドン」とは、1871年から皇居で毎日正午に大砲(午砲・ドン)を撃っており、土曜日はドンとともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれ、全国に広まった。

その他の記念日……財布の日・モスの日・スイーツの日など。


● 今日生まれた人

1809年 ゴーゴリ……ロシアの小説家・劇作家。代表作『検察官』『外套』『死せる魂』など。

1881年 ケマル・アタテュルク……トルコの初代大統領。「トルコ共和国建国の父」
 
1890年 ニジンスキー……ロシアの舞踊家・振附師。『牧神の午後』の創作と舞踏譜作成など「世紀の天才」と呼ばれた。

1925年 江崎玲於奈……昭和・平成期の物理学者。「トンネル効果」を発見し、それを応用して独創的半導体「エサキダイオード」開発。1973年ノーベル物理学賞受賞。


● 今日亡くなった人

1705年 伊藤仁斎……江戸時代前・中期の儒学者。日常生活のなかからあるべき倫理と人間像を探求する「古義学」提唱。「古学先生」

1822年 上杉治憲(上杉鷹山)……江戸時代中・後期の米沢藩主。江戸時代屈指の名君。

1904年  高野房太郎……明治期の労働運動家。

1925年 孫文……中国の革命家。中華民国大総統。「三民主義」を提唱。「国父」 

2005年 江間章子……昭和・平成期の作詞家・詩人。代表作『夏の思い出』『花の街』『花のまわりで』など。


● 過去のマイブログ「3月12日」のテーマ

2014年ブログ 「組合運動の先駆者」 高野房太郎
わが国で初めて労働組合運動、生活協同組合運動に取り組んだ高野房太郎(たかの ふさたろう)が、1904年に亡くなった日です。1869年、長崎で生まれた高野房太郎は、幼いころに一家で上京しますが、父が亡くなったことで、横浜の伯父のもとで働きながら横浜商業を卒業しました。1886年に渡米すると、サンフランシスコなど西海岸の都市で10年間働きながら、英語や経済学を学びました。その間、労働問題に……。

2013年 [おもしろ民話集 76] 天福地福
むかし、ある小さな村に、正直じいさんと欲ばりじいさんが隣りあって住んでいました。正月のはじめ、正直じいさんは、欲ばりじいさんに、正月のあいさつに行きました。「おめでとうございます。今年は、いい年になるといいですね」「さぁ、いい年になるか、悪い年か、わかんねぇな」「どうです、どうなるか、初夢でうらなってみませんか」ということになって、初夢を見たら、それがどんな夢だったかを、話しあう約束をしました。正月二日の夜中のこと……。

2012年  江戸時代の名君・上杉治憲
江戸時代中期の大名で、領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作ったことで知られる上杉治憲(うえすぎ はるのり)が、1822年に亡くなった日です。治憲は、号である鷹山(ようざん)の名でも知られています。1751年、日向(現・宮崎県東部)高鍋藩主の次男として江戸藩邸で生まれた治憲は、1760年に米沢藩主上杉重定の養子となって米沢藩江戸邸に移りました。尾張出身の儒学者・細井平洲を師とあおいで……。

2010年  お水取り
きょうは、奈良にある大仏で有名な東大寺の二月堂で、十一面観音に供える「お香水(こうずい)」をくみ上げる由緒ある儀式が、深夜に行なわれる日です。「お水取り」として知られる行事は、現在3月1日から2週間にわたって行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていたので、二月に修する法会という意味で「修二会」(しゅにえ)と呼ばれるようになりました。

2009年  犬のメスは、片足をあげてオシッコしない?
ある子ども向けの科学絵本を見ていましたら、こんな質問が出ていました。「犬はみんな足を上げてオシッコをするの?」 次の1〜3のうち正しいのはどれでしょう。1. 足の長い犬だけが、足をあげてオシッコする。 2. 犬はみんな、足を上げてオシッコする。 3. メスの犬は、足を上げてオシッコしない。答えは、3. メスの犬は、足を上げてオシッコをしない……。

2008年  近代中国の父・孫文
「三民主義」 を唱え、国民党を組織して中国革命を主導、「国父」 と呼ばれている孫文(そんぶん)が、1925年に亡くなった日です。中国の革命に一生をささげた孫文は、1866年、広東省香山県(いまの中山県)の農家に生まれました。12歳のとき、兄のいるハワイへ渡って教育を受け、外国の進んだ文化に目をみはりました。やがて帰国して医学を学び、27歳の年に、医者としてはたらき始めました。このころ満州民族の清朝に支配されていた中国には……。

2007年  劣等感を持たない子に
チビ、デブなどの自分の容姿や自分の能力について、劣等感をいだいている子どもは少なくありません。そして、その劣等感が高じていくと、心に暗い影をおとし、子どもを不幸にします。かといって、劣等感をもたせないようにと、かばうようにして甘やかすことも、けっしてよいことではありません。それではかえって、抵抗力の弱い人間をつくりだしてしまいます。では、どうするか。その第1は……。
投稿日:2018年03月12日(月) 05:17

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)