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2018年版 2月22日はこんな日


● 今日(2月22日)の主なできごと

1585年 天正遣欧少年使節がローマ教皇に謁見……1か月ほど前に長崎を出港した伊東マンショら4名は、聖ピエトロ寺院の帝王の間で教皇グレゴリウス13世に公式謁見。ローマ市民の熱烈な歓迎を受けた。

1848年 フランス2月革命……フランスの首都パリで、選挙改革を求める集会が禁止されたことに抗議した労働者や学生がデモ行進やストライキを行ったことで、国王が退位し、第2共和制がスタートした。革命はヨーロッパ各地に伝わり、ナポレオン失脚後の「ウィーン体制」(1789年のフランス革命以前の状態を復活させる) の崩壊につながった。

1989年 吉野ヶ里遺跡……佐賀県にある「吉野ヶ里」の発掘調査の結果が発表された。国内最大規模の弥生時代後期の環濠(かんごう)集落の跡で、広さは約40ヘクタール(東京ドームの13倍)もあり、物見やぐらや大御殿、青銅器工房などが見つかった。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界友情の日……ボーイスカウト・ガールスカウトの創始者パウエル夫妻共通の誕生日(1857年2月22日)にちなんで、1963年のボーイスカウト世界会議で制定、1965年から実施。

猫の日……「猫の日制定委員会」が、全国の愛猫家からの公募により「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」のごろあわせから、1987年に制定。
 

● 今日生まれた人

1732年 ワシントン……アメリカ合衆国初代大統領。イギリスからの独立戦争総司令官。

1788年 ショーペンハウアー……ドイツの哲学者。代表著作『意志と表象としての世界』など。

1810年 ショパン……ボーランド出身の作曲家。代表作『幻想即興曲』『華麗なる大円舞曲』『子犬のワルツ』など。ピアノの詩人。

1857年 ヘルツ……ドイツの物理学者。電磁波の存在を実証。周波数の単位Hz(ヘルツ)の名の由来。

1864年 ルナール……フランスの小説家・詩人・劇作家。代表作『にんじん』『博物誌』『ルナールの日記』など。

1874年 高浜虚子……明治・大正・昭和期の俳人・小説家。

1884年 三浦環……明治・大正・昭和期のオペラ歌手。『蝶々夫人』のプリマドンナとして世界的名声。


● 今日亡くなった人

622年 聖徳太子……飛鳥時代の政治家。「17条の憲法」「冠位十二階」の制定、「遣隋使」の派遣など。

1239年 後鳥羽天皇……第82代天皇。鎌倉幕府に対して討幕の兵を挙げ(承久の乱)敗れ、隠岐島へ配流。

1512年 アメリゴ・ヴェスプッチ……イタリアの探検家。南米大陸探検。「アメリカ」の名の由来。

1875年 コロー……フランスの画家。代表作『真珠の女』『モルトフォンテーヌの思い出』など。

1985年 米山正夫……昭和期の歌謡作曲家。代表作『森の水車』『リンゴ追分』『津軽のふるさと』『山小舎の灯』『三百六十五歩のマーチ』など。


● 過去のマイブログ「2月22日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」107回目 『初音(はつね)の鼓(つづみ)』
骨董好きな殿さまのところへ、出入りの道具屋があやしげな鼓を売りこみにきました。家老の三太夫が応対します。「道具屋の金兵衛か」「どうもご無沙汰いたしまして」「あー、おまえはご無沙汰したほうがいい」「はぁっ?」「いつもわけのわからないものばっかり売りつけおって、困ったもんだ」……。

2012年 『にんじん』 のルナール
『にんじん』『博物誌』『ルナールの日記』などを著わしたフランスの小説家・詩人・劇作家のルナールが、1864年に生まれた日です。フランス中部シトリー村の村長の家に生まれたジュール・ルナールは、パリの高校を卒業後に、会社員や家庭教師をしながら、詩や小説を書きはじめました。1889年に文芸雑誌の創刊に力をそそぐうちチャンスをつかみ、この雑誌にたくさんの詩や物語、評論を載せ、知名度を高めました……。

2011年 『真珠の女』 のコロー
詩情あふれる森や湖の風景画、『真珠の女』などの人物画の傑作を描き、次代の印象派の画家たちに多くの影響を与えたフランスの画家コローが、1875年に亡くなった日です。コローの生きていた時代のフランスは、革命、ナポレオン戦争、王政復古、プロシア・フランス戦争、パリコミューンなど、政治的にも社会的にも激動期で、多くの画家たちもその荒波に翻弄されましたが、コローは、79年の長い生涯を通じて、おだやかに、絵ひとすじに生き抜いた人でした……。

2010年  吉野ヶ里遺跡
1989年のこの日、佐賀県にある「吉野ヶ里遺跡」の発掘調査の結果が発表され、国内最大規模の弥生時代の環濠集落と大々的に報道されました。そのため2月22日は、「吉野ヶ里遺跡で大規模な環濠集落が発見された日」とされています。「弥生時代」とは、およそ1万2千年前に氷河期が終わり、日本列島が大陸から離れて現在の姿になったころからおよそ1万年間続いた「縄文時代」に続く時代で、3世紀半ばにはじまる古墳時代までをさします。紀元前10世紀〜5世紀ころに中国や朝鮮半島を経由して稲作が伝わったことから始まりました……。

2008年  ゴーガンの「イア・オラナ・マリア」
ゴッホやセザンヌと並び、後期印象派の代表的な画家として評価の高いフランスの画家ゴーガンは、はじめは「日曜画家」でした。24、5歳から34、5歳の頃までは、パリで株式の仲買人として働き、おもに休日に好きな絵をかいていたのです。でもその頃から、サロンや印象派の展覧会にも入選し、一部の画家たちから認められてはいました……。

2007年  アメリカの栄光と挫折
「子どもワールド図書館」の初版が刊行されてから、25年以上が経過しましたが、この間の最大の変貌は、「東西ドイツの統一」「ソビエト連邦(ソ連)崩壊」「東ヨーロッパ諸国の独立と民主化」でしょう。以上の3つの出来事は、すでに見てきたように密接にむすびついていました。そして、1991年のソ連の崩壊により、米ソ2大国による冷戦が終わり、アメリカは世界でただひとつの超大国になりました……。
投稿日:2018年02月22日(木) 05:06

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)