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2018年版 2月1日はこんな日


● 今日(2月1日)の主なできごと

702年 「大宝律令」施行……天武天皇が藤原不比等らに命じて作らせたもので、「律」(刑法)が6巻、「令」(民法に相当)が11巻からなる。文武天皇の代になった701年に制定し、この日から施行。「律令制」は10世紀ころまで、国家の体制となった。

1874年 佐賀の乱……前参議の江藤新平をリーダーとする明治新政府に不満を持つ佐賀県の士族が、政商の小野組を襲い「佐賀の乱」を起こした。

1953年 テレビ放送開始……NHKは、日本初のテレビ本放送を開始した。当時のテレビは値段が高かったため、契約者はわずか866名。

1962年 東京が1千万人都市……高度経済成長にともない、全国から東京へ多くの人が移り住んだことで、世界初の1千万人都市となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

テレビ放送記念日……日本初のテレビ本放送の開始を記念して制定。

京都市電開業記念日……1895年のこの日、京都で日本初の路面電車が営業を開始した。塩小路東洞院通〜伏見町下油掛間6.4kmで、初期の市電は運転手の側に「電車の先走り」という少年を配置し、停車の度に前後の安全を確認していた。

琉球王国建国記念の日……1425年、琉球の交易記録に明の宣徳帝が琉球の尚巴志を王と記載したものが2月1日とあり、これが琉球王国が対外的に認められたことがわかる最古の文書であることから、沖縄県観光事業協同組合が制定。

その他の記念日……ニオイの日・ガーナチョコレートの日など。
 

● 今日生まれた人

1552年 コーク……イギリスの法学者。「権利の請願」を起草。

1895年 フォード……アメリカの映画監督。代表作『駅馬車』『黄色いリボン』『怒りの葡萄』など。

1912年 沢村栄治……戦前の巨人軍名投手。戦死した沢村の功績を讃え、プロ野球セリーグの最優秀投手に「沢村賞」が毎年贈られる。

1931年 エリツィン……ロシアの政治家。ソ連崩壊後、初代大統領としてロシアの民主化を促進。


● 今日亡くなった人

1922年 山県有朋……明治・大正期の軍人・政治家。「明治の元勲」といわれ、徴兵令・軍人勅諭を制定。

1927年 ナウマン……ドイツの地質学者。1875年に来日し、日本列島がフォッサマグナによって東西に二分されていること、日本に象(ナウマン象)がいたことを発表。

1937年 河東碧梧桐……俳人。正岡子規の高弟で、やがて定型・季語を離れた俳句を提唱。

1945年 ホイジンガ……オランダの歴史学者。代表著作『遊ぶ人』『中世の秋』など。

1976年 ハイゼンベルク……ドイツの物理学者。量子力学・原子核理論を確立。


● 過去のマイブログ「2月1日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」104回目 『強情灸(ごうじょうきゅう)』
「おい、どうした。おれの家の前を素通りはねぇだろ」「ああ、兄ぃ。ここんとこ、身体の調子が悪いもんで」「医者へ行ったのか」「行ったんだけど、医者もどこが悪いかわからねぇってんだ。それで、人にすすめられて、峰の灸へ行ってきた」「あの灸はたいそう評判がいいそうだな」「行ってみて驚いたね、人でいっぱいだ」……。

2012年 「フォッサマグナ」 を発見したナウマン
明治の初期に来日し、近代地質学の基礎を築くとともに、日本初の本格的な地質図を作成したドイツの地質学者ナウマンが、1927年に亡くなった日です。1854年、東ドイツのマイセンで生れたハインリヒ・エドムンド・ナウマンは、1874年にミュンヘン大学を卒業後、バイエルン地質調査所に勤務して、鉱石や化石の研究をしていました……。

2011年  明治の元勲・山県有朋
明治・大正時代に政治家を兼ねながら、陸軍の最高実力者として活躍した山県有朋(やまがた ありとも)が、1922年に亡くなった日です。1838年、「卒族」という足軽よりも低い身分の下級士族の長男として長州藩(山口県)の萩城下に生まれた山県有朋は、子どものころから槍術の修業にはげみました。吉田松陰の松下村塾に入り、やがて高杉晋作や伊藤博文らと尊王攘夷運動に参加するようになります……。

2010年 「せかい伝記図書館」がオーディオブックに
1982年に、いずみ書房から初版を刊行した「せかい伝記図書館」(全36巻) は、その後何度か版を重ねながら、現在も販売を継続している人気のシリーズ。2009年2月に「せかい童話図書館」(全40巻) のオーディオブックを制作してくれたパンローリング社が、引き続き「せかい伝記図書館」(全36巻) の制作に取り組み、このたび完成にこぎつけ……。

2008年 「お風呂に入るとどうして軽くなるの ?」 
水の中の物体は、空気中より軽くなる性質があります。それは、水の中の物体に浮力という浮く力が働くからです。浮力はかさ(体積)の大きいものほど、大きな力がはたらきます。このことをはじめて発見したのは、今から2300年もむかし、ギリシアにいたアルキメデスという科学者です……。

2007年  のろまな子にしないために
のろまな子がいます。ぐずな子がいます。なにをやらせても人よりおそく、お母さんは、いつも、いらいら、はらはらします。こんな子どもには、意外にも、お母さんに問題があることが多いのです。いつも手を貸してやっていませんか。なにか、かたづけごとをするときでも、園や学校へ行く準備をするようなときでも、手助けしてやっていませんか……。

2006年  クリスマスキャロル
イギリスの作家チャールズ・ディッケンズ(1812−1870)の「クリスマスキャロル」は、「クリスマス・ブック」という作品集の第1作目として発表されて以来、感動的な物語の人気は衰えない。スクルージは、ロンドン一のけちんぼうで、氷のように心の冷たい老人だった。クリスマスの前日、甥のフレッドにクリスマスパーティに誘われても断り、慈善の寄付を集めに来た人も冷たく追いやり、安月給でこき使っているボブには「あしたお前は休むのか、休みの分もおれは給料を払わなければならないのか」といやみをいう……。
投稿日:2018年02月01日(木) 05:14

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)