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2018年版 1月26日はこんな日


● 今日(1月26日)の主なできごと

1788年 囚人の移民……イギリスから初めてのオーストラリア移民団が、ポートジャクソン湾(現シドニー湾)から上陸。このうち約半数は、犯罪をおかした囚人たちだった。この上陸にちなんで、この日は「オーストラリア建国記念日」となっている。

1948年 帝銀事件……帝国銀行(現在の三井住友銀行)の東京豊島区椎名町支店で、東京都の衛生員を名乗る男が「近くの家で赤痢が発生したので予防薬を飲んでもらう」と偽って青酸化合物を飲ませて銀行員12名を殺害、現金16万円や小切手を強奪する事件がおこった。8月になって画家平沢貞通が逮捕され、死刑が確定したものの審理に不審な点が多く、執行されないまま、逮捕から39年後の1987年に平沢は獄中で病死。

1949年 法隆寺金堂出火……奈良の法隆寺金堂で火災が発生し、修復作業中だった日本最古の壁画32面のうち12面が焼失。金堂は、7世紀に建立された世界最古の木造建築として国宝に指定され、壁画も文化遺産だった。


● 今日の主な記念日・恒例日

文化財防火デー……法隆寺金堂の壁画が焼失したことで、「文化財を火災から守ろう」と、1955年に文化庁と消防庁が制定。この日は、各地で文化財の消火活動が行われる。

愛宕社の火祭り……富山県魚津市の魚津神社で行われる火祭りで、火消のまといをかたどった大御幣をを作って奉納し、盛大に燃やして防火と家内安全、無病息災を祈る。
 

● 今日生まれた人

1880年 マッカーサー……アメリカの軍人・陸軍元帥。太平洋戦争後、連合国の日本占領軍(GHQ)最高司令官を務めた。

1884年 アンドリューズ……アメリカの動物学者・探検家。ゴビ砂漠で恐竜の卵の化石発見など、アジア探検に大きな功績。

1918年 チャウシェスク……ルーマニアの政治家。1960年代〜80年代にかけ24年間にわたり、ルーマニア共産党政権の独裁的権力者として君臨するもののルーマニア革命で失脚、夫人とともに公開処刑。

1921年 盛田昭夫……井深大とともに創業した小企業を、世界的大企業「ソニー」に育てた実業家。

1925年 ポール・ニューマン……アメリカの俳優・監督。3度のアカデミー賞受賞。代表作『明日に向って撃て!』『ハスラー2』など。


● 今日亡くなった人

1823年 ジェンナー……イギリスの外科医。牛痘にかかった人の膿を少年に接種 (種痘) し、天然痘という伝染病を根絶させる基礎を作った。

1824年 ジェリコー……フランスの画家。代表作『メデューズ号の筏』『エプソムの競馬』など。

1887年 中山みき……江戸時代後期から明治期の宗教家。18回も拘留・投獄されながらも「天理教」を全国的に発展させた女傑。

1957年 重光葵……大正・昭和期の外交官・政治家。東京裁判でA級戦犯禁固7年となりながら、釈放後は鳩山内閣外相として日ソ国交回復、国連加盟に尽力。

1997年 藤沢周平……昭和・平成期の時代小説家。代表作『暗殺の年輪』『たそがれ清兵衛』『海鳴り』『蝉しぐれ』など。

1998年 鈴木鎮一……大正・昭和・平成期の音楽教育家・教育学の理論家。


● 過去のマイブログ「1月26日」のテーマ

2015年 「才能教育」 の鈴木鎮一
バイオリンを基にした幼児の才能教育「スズキ・メソッド」を創始し、日本ばかりでなく欧米にまで広めた鈴木鎮一(すずき しんいち)が、1998年に亡くなった日です。1898年、愛知県名古屋市に日本初のバイオリン工房を設立した鈴木政吉の子として生まれた鎮一は、名古屋商業学校を卒業後、バイオリンを安藤こうに学んだのち、1920年から28年まで、ベルリンで……。

2012年  日本の占領政治を指揮したマッカーサー
アメリカ陸軍の将軍で、太平洋戦争後に連合国の日本占領軍(GHQ)最高司令官となったマッカーサーが、1880年に生まれた日です。ダグラス・マッカーサーは、軍人だった父の任地南部アーカンソー州リトルロックの兵営宿舎で生まれました。父と同じ陸軍軍人の道を歩み、1903年に陸軍士官学校をトップの成績で卒業、陸軍少尉となりました。卒業後は、アメリカの植民地だったフィリピンに……。

2011年 「おもしろ古典落語」4回目 『大山詣(おおやままい)り』
大山は丹沢山塊の東にあり、1253メートルの山の中腹にある神社は、商売繁盛にご利益があるということで人気のスポットでした。長屋の連中が大家の吉兵衛を先達に、大山詣りに出かけることになりました。去年もでかけましたが、熊さんが酒に酔ってけんかざたをおこしたために、今年は、怒ったら二分の罰金、けんかをすると丸坊主にするという罰則を決めます……。

2010年  法隆寺金堂の出火
7世紀末に建立され世界最古の木造建築として国宝に指定されている法隆寺の金堂が1949年の火災で、壁画12面が焼失した悲しみの日です。この法隆寺金堂の壁画は、8世紀はじめに金堂が再建されたときに描かれ、インドのガンダーラ美術やアジャンタ壁画によく似た鉄線描とよばれる描法が用いられた、芸術的な価値の高いものでした……。

2009年  事前に読むことの効用
「読み聞かせ」のすすめ18   家で読み聞かせるような場合でも、読み聞かせる本を、事前に読んでおきたいものです。そうすれば、その本の内容、展開、主題、山場(やまば)がどこかがわかります。そのため、間のとりかた、声の強弱、話の進め方の速さなどを考えながら読み聞かせることによって、子どもをより深く、引きつけることができるでしょう……。

2007年  ホンモノのしつけとは
「しつけ」 という言葉には、「着物の縫い目がととのうように、仕立てがくるわないように、仮に、糸であらく縫っておくこと」 という意味があります。これは、できあがった着物のどこかがつったり、おかしな形になったりしないように、まず、縫いはじめの基礎をしっかりしておくということでしょう。つまり 「はじめの基礎をしっかり」 という意味で、子どものしつけと……。

2006年  ガリバー旅行記
レディバードブックス特選100点セットの1冊で、ジョナサン・スウィフト(1667-1747)が1726年に出版した「ガリバー旅行記」は、もともと、大人向きに書かれた作品。当時の英国の政治、社会、宗教などを厳しく批判した風刺小説といわれ、小人国、大人国のほかに、飛ぶ島、馬の国などで構成されている……。
投稿日:2018年01月26日(金) 05:47

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)