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2018年版 1月7日はこんな日


● 今日(1月7日)の主なできごと

1868年 征討令……1月3日〜6日の鳥羽・伏見の戦いに勝利した明治新政府は、この日江戸城にこもった徳川慶喜に征討令を出すと同時に、諸藩に対して上京を命じた。征討軍の総帥は西郷隆盛で、同年4月11日、徳川家の謝罪を条件に江戸城・明け渡し(無血開城)が行なわれた。

1932年 スティムソン・ドクトリン……アメリカの国務長官スティムソンは、この日「満州における日本軍の行動は、パリ不戦条約に違反するもので、これによって生ずる一切の状態を承認することはできない」との声明を発し、日本政府を弾劾。これが、太平洋戦争に至るアメリカの対日基本方針となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

「七草がゆ」を食べる日……[せり/なずな(ぺんぺんぐさ)/ごぎょう(ははこぐさ)/はこべら(はこべ)/ほとけのざ(たびらこ)/すずな(かぶ)/すずしろ(だいこん)/春の七草] と歌われる7種類の草を入れたおかゆを食べれば、無病息災という風習。平安時代以前に中国から伝わったといわれるが、単なる迷信ではなく、ちょうど正月料理に飽きたころ、冬枯れの季節に青物を補給するという食生活上の効用が指摘されている。


● 今日生まれた人

1502年 グレゴリウス13世……1582年に、ユリウス暦に代え、現在、世界で広く用いられている「グレゴリオ暦」を採用したローマ教皇。日本の天正少年遣欧使節を迎え、少年たちにローマ市民権を与えたことでも知られる。

1835年 前島密……明治期の官僚・実業家。日本の近代郵便制度の創設者。「郵便」「切手」「葉書」という名称を定めたり、国字改良論者としても有名。


● 今日亡くなった人

1490年 足利義政……室町幕府第8代将軍。「応仁の乱」の要因。「東山文化」を遺す。

1841年 徳川家斉……江戸幕府第11代将軍。松平定信を起用して「寛政の改革」を実施させ、華やかな「化政文化」を生み出す。

1825年 歌川豊国(初代)……江戸時代後期の浮世絵師。『役者舞台之姿絵』により人気絵師となる。

1970年 榎本健一……大正・昭和期の喜劇俳優。軽演劇・コメディ映画・ミュージカル映画で活躍、『洒落男』『私の青空』の楽曲をヒットさせた「喜劇王エノケン」

1989年 昭和天皇……第二次世界大戦と敗戦、連合国による占領と難局に直面、天皇の神格を否定する「人間宣言」・新憲法により国民統合の象徴など、激動の昭和を生き抜いた天皇。在位62年と14日は、歴代天皇の中でも最長。

1996年 岡本太郎……昭和・平成期の前衛芸術家。代表作『太陽の塔』『明日の神話』など。


● 過去のマイブログ「1月7日」のテーマ

2015年 「化政文化」と徳川家斉
江戸時代後期に松平定信を起用して「寛政の改革」を実施させ、華やかな「化政文化」を生み出すなど、54年の長期にわたり政治を主導した江戸幕府第11代将軍の徳川家斉(とくがわ いえなり)が、1841年に亡くなった日です。1773年、御三卿(将軍家一族)の1つ一橋治済(はるずみ)の長男として生まれた家斉(幼名・豊千代)は、1781年に第10代将軍家治の養子になって江戸城西の丸に入り、1786年家治の急死を受け、1787年に15歳で第11代将軍に就きました……。

2014年 「芸術は爆発だ」の岡本太郎
パリで抽象美術運動やシュルレアリスム運動と直接関わり、大阪で行われた日本万国博覧会(万博)のシンボルタワー『太陽の塔』や、大作『明日の神話』などの絵画を多く残し、縄文時代や沖縄のプリミティブ美術を再評価するなど、個性あふれる前衛芸術家・岡本太郎が、1996年に亡くなった日です……。

2013年 「役者絵」の歌川豊国
江戸時代後期に活躍した浮世絵師の歌川豊国が、1825年に亡くなった日です。1769年、木彫りの人形師の子として江戸に生れた歌川豊国(本名・倉橋熊吉)は、少年期に父の友人だった歌川派の創始者・歌川豊春の門下として学び、1786年には黄表紙の挿絵で処女作を発表すると、豊春風の役者絵や美人画、浮絵といわれる風景画、錦絵など多彩な活躍をするようになりました……。

2010年 銀閣寺を建てた足利義政
室町幕府の第8代将軍でありながら政治に興味がなく、11年も続く内乱「応仁の乱」をひきおこすきっかけをこしらえた足利義政が、1490年に亡くなった日です。しかし、国宝となっている銀閣寺を建てるなど、東山文化を遺した功績は高く評価されています。足利義政は、わずか13歳で将軍になりました。父義教が殺され、父のあとをついだ兄義勝は病死したからです……。

2009年 郵便の父・前島密
日本の近代郵便制度の創設者で、「郵便」「切手」「葉書」という名称を定めた前島密が、1835年に生まれた日です。明治初期に、はじめて郵便制度がしかれるまで、手紙は飛脚が人をやとって配達していました。その飛脚から近代郵便制へとみちびいたのが前島密です……。

2008年 新年のごあいさつ
インターネット改革を一気に進めてきましたが、本年はさらにペースアップしてまいります。まず、弊社の主力商品「セサミ英語ワールド」のホームページをリニューアルしたのを機に、「まるわかりムービー」を配信し、映像を通して商品内容が、よりわかりやすくなりました……。
投稿日:2018年01月07日(日) 05:45

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)