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2018年版 1月15日はこんな日


● 今日(1月15日)の主なできごと

1862年 坂下門外の変……大老の井伊直弼が「桜田門外の変」(1860年)で殺害されたあとを受けて老中となった安藤信正が、江戸城坂下門外で、水戸浪士ら6人に襲われて負傷。

1926年 治安維持法初適用……京都帝国大学などでの左翼学生運動に対して行われた検挙事件「京都学連事件」に関連し、この日河上肇京大教授宅を家宅捜査。一連の事件は、初めて治安維持法が適用されたもの。

1939年 70連勝成らず……大相撲春場所4日目、69連勝中の横綱双葉山は関脇安芸の海に敗れ、70連勝をのがした。当時の大相撲は、1月と5月の1年2場所・10日制で、現在の1年6場所・15日制と条件の違いはあるものの、69連勝という記録は、いまだに破られていない。


● 今日の主な記念日・恒例日

小正月……1月1日から7日までの松の内を「(大)正月」とよぶのに対し、15日を「小正月」という。松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう「女正月」ともいわれる。

チャキラコ(綾竹)……神奈川県三浦市の海南神社で行われ、少女たちがきれいな色のふさをつけた綾竹と扇を持って踊る神事。


● 今日生まれた人

1622年 モリエール……フランスの劇作家。代表作『人間嫌い』『ドン・ジュアン』『守銭奴』など。

1881年 石原純……理論物理学者・歌人。日本にアインシュタインの相対性理論を紹介するなど、物理学の啓蒙に大きな役割を果たす。

1892年 西条八十……大正・昭和時代の詩人。「かなりや」などの童謡、「青い山脈」「東京音頭」などの歌謡曲の作詞も手がける。

1918年 ナセル……エジプトの首相。スエズ運河の国有化やアスワン・ハイ・ダムの建設につとめ、第三世界の指導者として活躍。

1929年 キング牧師……黒人公民権運動の指導者。非暴力抵抗運動によりノーベル平和賞受賞。


● 今日亡くなった人

1153年 平忠盛……平清盛の父。日宋貿易に従事して莫大な富を蓄え、後の平氏政権の礎とした。

1895年 有栖川宮熾仁(ありすがわのみや たるひと)親王……幕末から明治時代の皇族・政治家・軍人。戊辰・西南戦争での征討総督。

1919年 ローザ・ルクセンブルク……ドイツの女流革命家・経済学者。政府に対する反乱を指導して虐殺される。


● 過去のマイブログ「1月15日」のテーマ

2015年 「理論物理学の先駆」石原純
アインシュタインに学んで相対性理論をわかりやすく紹介するなど、わが国初の世界的レベルの理論物理学者として活躍し、アララギ派の歌人としても知られた石原純(いしわら じゅん)が、1881年に生まれた日です。日本キリスト教本郷教会の牧師の子として生まれた石原純は、郁文館中学、旧制一高を経て、東京帝国大理科大学に入学し、長岡半太郎や本多光太郎らに学んで物理学の基礎をしっかり身につけました……。

2014年 「平氏全盛の基盤」残した平忠盛
白河・鳥羽上皇を武力的に支え、平清盛の父として平氏全盛の基礎をこしらえた平忠盛(たいらの ただもり)が、1153年に亡くなった日です。1096年、白河法皇の北面武士(警備兵)として仕えた平正盛の子として生まれた忠盛は、1108年13歳で父とともに法皇に仕えはじめ、1111年には検非違使を兼ねて京の治安維持に従事したり、地方の治安に当たる追捕使(ついぶし)として瀬戸内海の海賊を討つなど、法皇から大きな信頼をえました……。

2013年  黒人解放運動を指導したキング牧師
黒人の公民権運動を指導し、ノーベル平和賞を受賞したアメリカ合衆国のキング牧師が、1929年に生れた日です。1862年リンカーン大統領によって行われた「奴隷解放宣言」により、アメリカ合衆国での奴隷制は廃止されました……。

2010年  坂下門外の変
幕末の1862年のこの日、老中安藤信正が江戸城の坂下門外で、水戸浪士ら6人に襲われた日です。水戸浪士らは、1860年3月に桜田門外の変を起こして、大老・井伊直弼を殺害しています……。

2009年  アラブ民族の星・ナセル
スエズ運河の国有化、アスワン・ハイ・ダムの建設につとめ、第三世界(アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国)の指導者として活躍したナセルが、1918年に生まれた日です。エジプトの政治家ガマール・アブドゥル・ナセルは、古代エジプト文明を生んだナイル川のほとりで生まれました。父は郵便局員でした……。

2008年  子どもひきずっていく母親
ある団地で目撃した、あまり気分のよくないできごとです。3、4歳くらいの男の子が、もう10分近くも泣き続けています。母親に帰ろうといわれても、その男の子は、砂場と木馬でもっと遊びたいらしく、母親の手をふりきって、まだ遊ぼうとします……。
投稿日:2018年01月15日(月) 05:08

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)