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2018年版 1月29日はこんな日


● 今日(1月29日)の主なできごと

1872年 初の人口調査…明治新政府は、日本初の全国戸籍調査を行い、男1679万6158人、女1631万4667人、合計3311万825人だったことが判明。

1944年 横浜事件……雑誌「中央公論」と「改造」の編集者9名が、治安維持法違反の容疑で神奈川県特高課に検挙された。共産党の再建準備が容疑だったが、両誌は7月に自主的廃刊に追い込まれた。一連の検挙は1945年5月まで続き、被害者は知識人・言論人30人以上、すべて官憲によるでっち上げだった。

1957年 南極に昭和基地……前年11月、砕氷船「宗谷」で東京港を出発した第1次南極観測隊は、南極のオングル島に到達し「昭和基地」を開設した。34名の隊員のうち、西堀隊長以下11名は、越冬観測のためタロやジロなど15頭の犬ゾリ隊とともにこの地に残った。

2002年 ブッシュの「悪の枢軸」発言……アメリカのブッシュ大統領が一般教書演説で、反テロ対策の対象として北朝鮮・イラク・イランを「悪の枢軸」と発言。翌年3月には、イラクが大量破壊兵器を保有していることを理由にアメリカ・イギリスなどの多国籍軍がイラクに侵攻してイラク戦争に突入し、フセイン政権を崩壊させた。


● 今日の主な記念日・恒例日

人口調査記念日……1872年、初の人口調査にちなんで制定。


● 今日生まれた人

1293年 北畠親房……南北朝時代の思想家・歴史家。代表作『神皇正統記』など。

1860年 チェーホフ……ロシアの劇作家・小説家。代表作『かもめ』『三人姉妹』『桜の園』など。

1866年 ロマン・ロラン……フランスの作家・思想家。代表作『ジャン・クリストフ』『魅せられたる魂』『ベートーベンの生涯』など。

1878年 吉野作造……大正期の政治学者・思想家。「民本主義」を提唱し大正デモクラシー運動を展開。

1905年 大河内一男……昭和期の経済学者。元東京大学総長。代表著作『独逸社会政策思想史』『社会政策の経済理論』など。

1914年 深沢一郎……昭和期の小説家。代表作『楢山節考』『笛吹川』『風流夢譚』『庶民列伝』など。


● 今日亡くなった人

1962年 クライスラー……オーストリア出身の世界的バイオリニスト・作曲家。代表作『愛の喜び』『愛の悲しみ』『美しきロスマリン』『ウィーン奇想曲』など。

1965年 久原房之助……明治・大正・昭和期の実業家・政治家。「日立製作所」「久原鉱業所」などを創業。

1991年 井上靖……昭和期の小説家。代表作『氷壁』『天平の甍』『敦煌』『孔子』『あすなろ物語』など。


● 過去のマイブログ「1月29日」のテーマ

2015年 「政・財界の超人」 久原房之助
実業家としては「日立製作所」「久原鉱業所」などを創業し、政治家としては昭和前期の政界を黒幕的にリードした久原房之助(くはら ふさのすけ)が、1965年に亡くなった日です。1869年、今の山口県萩市に酒造業者の4男に生まれた久原房之助は、東京商業学校(一橋大の前身)を経て、1889年に慶応義塾を卒業しました……。

2014年 『愛の喜び・悲しみ』 のクライスラー
オーストリア出身の世界的バイオリニストで、『愛の喜び』『愛の悲しみ』『美しきロスマリン』『ウィーン奇想曲』など、数々の名品を作曲したクライスラーが、1962年に亡くなった日です。1875年、医者の子としてウィーンに生まれたフリッツ・クライスラーは、音楽好きな父に3歳のころからバイオリンを習いはじめ、めきめき上達し、特別に7歳でウィーン高等音楽院に入学すると10歳で首席で卒業。その後、パリ高等音楽院に入学しましたが、ここでも首席で……。

2013年 「戦後の代表作家」 井上靖
『あすなろ物語』『しろばんば』『氷壁』『敦煌(とんこう)』など、たくさんの小説を著わし、文化勲章を受章した作家・井上靖(いのうえ やすし)が、1991年に亡くなった日です。1907年、北海道旭川に軍医の子として生まれた井上靖は、6歳の時父母のもとをはなれ、伊豆湯ヶ島の祖母に育てられました。祖母が亡くなると、おばの知り合いのつてで三島へ行き……。

2010年  民主主義を叫んだ吉野作造
大正期を中心に活躍した政治学者・思想家で、大正デモクラシーの立役者といわれる吉野作造が、1878年に生まれた日です。作造は、「民本主義」の思想家として知られています。民本主義は「デモクラシー」の訳語なので、「民主主義」と訳すべきなのですが、当時は、大日本帝国憲法のもとにあって、主権は天皇にありました。そのため……。

2009年  良心の作家ロマン・ロラン
フランスの理想主義的大作家、思想家のロマン・ロランが、1866年に生まれた日です。ロマン・ロランは、長編小説『ジャン・クリストフ』でノーベル文学賞を受賞した、フランスの小説家です。教育熱心な両親に育てられたロランは、20歳のときにパリの高等師範学校へ進んで歴史と哲学を学び、卒業ごは、2年間イタリアへ留学して、さらに音楽史や美術史を研究……。

2008年  [おもしろ民話集31] みょうが宿
むかし、木賃宿をいとなむ欲の深い夫婦がいました。木賃宿というのは、料金の安い旅館とかホテルのことです。ある日、大きな風呂敷包みを背負って、両手に重そうな荷物をぶらさげた旅人がやってきました……。

2007年  自分の意思をはっきり言える子に
子どもといっしょに、食事にさそわれることがあります。このとき、先方から 「さあ、なにを召しあがりますか」 「なにが、おすきですか」 と問いかけられたとき、親がはっきり言うのははしたないことと思っているのか 「なんでもけっこうです」 と返事して、子どもにも 「なんでも、いいです」 と言わせる親がいます……。
投稿日:2018年01月29日(月) 05:33

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)