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2018年版 3月26日はこんな日


● 今日(3月26日)の主なできごと

1205年 新古今和歌集完成……後鳥羽上皇の命によって編まれた和歌集『新古今和歌集』がまとめられた。

1945年  米軍が沖縄の座間味島に上陸し、沖縄戦が始った。戦闘は6月22日まで続き、日本軍の潰滅で終了。戦死者10万9千人、市民10万人が亡くなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

カチューシャの歌の日……1914年のこの日、島村抱月と松井須磨子が結成した芸術座が、トルストイの『復活』の初演を行い、この中で歌われた「カチューシャの歌」が大流行したことにちなんで制定された記念日。


● 今日生まれた人

1821年 エンゲル……ドイツの経済学者。家計の中で占める食費の割合(エンゲル係数)が貧富の階層差に密接に関連することを指摘。

1875年 李承晩(イ・スンマン)……韓国の独立運動家・政治家。初代大統領。朝鮮半島周囲に大陸棚の主権を主張する「李承晩ライン」を一方的に設定。

1898年 今東光……大正・昭和期の小説家・僧侶・政治家。代表作『お吟さま』『闘鶏』『悪太郎』など。

1905年 フランクル……オーストリアの精神分析学者。代表作『夜と霧』など。

1911年 テネシー・ウィリアムズ……アメリカの劇作家。代表作『ガラスの動物園』『欲望という名の電車』『熱いトタン屋根の猫』など。

1914年 公文公……昭和・平成期の数学教育研究家。「公文式学習法」考案。

1917年 柴田錬三郎……昭和期の小説家。代表作『イエスの裔(すえ)』『眠狂四郎無頼控』『御家人斬九郎』など。


● 今日亡くなった人

1648年 柳生宗矩……安土桃山期から江戸時代初期の剣術家。第3代将軍徳川家光の師範役。

1814年 ギヨタン……フランスの解剖学者・政治家。「ギロチン」の名の由来。

1827年 ベートーベン……ドイツの作曲家。代表曲『交響曲第5番』(運命)『交響曲第9番』(合唱)などの交響曲、『月光』『悲愴』ほかピアノ曲など。「楽聖」

1892年 ホイットマン……アメリカの国民的詩人。代表作『草の葉』など。

1902年 セシル・ローズ……イギリスの政治家。南アフリカのケープ植民地首相。「アフリカのナポレオン」

1910年 安重根……朝鮮の抗日運動家。伊藤博文を暗殺。

1935年 与謝野鉄幹……明治・大正・昭和期の歌人・詩人。詩歌を中心とする月刊文芸誌『明星』創刊。与謝野晶子の夫。

1962年 室生犀星……大正・昭和期の詩人・小説家。代表作『抒情小曲集(ふるさとは遠きにありて〜は有名)』(詩集)『あにいもうと』(小説)など。

1982年 水原茂……昭和期のプロ野球選手・監督・野球評論家。

1994年 山口誓子……大正・昭和・平成期の俳人。「新興俳句運動」推進。


● 過去のマイブログ「3月26日」のテーマ

2014年  「アフリカの征服者」 ローズ
南アフリカのケープ植民地首相となり、ローデシアを征服した政治家・事業家のローズが、1902年に亡くなった日です。1853年、ロンドン近郊ハートフォードシャーの牧師の子に生まれたセシル・ローズは、1870年に結核療養のため、気候のよい南アフリカの兄の住むダーバンに渡りました。当時の南アフリカはダイアモンドラッシュのさなかで、健康を取りもどしたローズは、1872年から兄とともに……。

2013年 「韓国の英雄」 安重根
初代韓国統監を務めていた伊藤博文を暗殺した朝鮮の安重根(あんじゅうこん=アン・ジュングン)が、1910年に死刑になった日です。安は、当時の朝鮮を統治していた日本側からはテロリスト、支配されていた朝鮮(とくに韓国)側からは義士としてたたえられています。1879年、黄海道の道都である海州の進歩的旧家の長男に生まれた安重根は、名士だった父を慕って学者や政治家が来訪する環境のなかで……。

2012年 将軍家の指南役・柳生宗矩
江戸時代初期の武将で、将軍家のご流儀としての「柳生新陰流」をきわめた柳生宗矩(やぎゅう むねのり)が、1646年に亡くなった日です。1571年、大和国(今の奈良県)柳生郷の領主で剣術家である柳生宗厳(むねよし)の5男として生まれた宗矩は、少年のころから父に「新陰流」を教えこまれました。ところが、太閤検地の際に隠田が露見したため父は失領してしまいました。1594年、徳川家康に招かれて……。

2010年 新古今和歌集
後鳥羽上皇の命によって編まれた和歌集『新古今和歌集』が、鎌倉時代初期の1205年にまとめられた日です。『新古今和歌集』の選者は、当時を代表する歌人で、小倉百人一首を編さんしたとされる藤原定家をはじめとする5名で、定家の父俊成によって提唱された幽玄・有心の概念を、定家が発展させた歌「春の夜の夢の浮橋とだえして峯に別るる横雲の空」に代表されるような「余情妖艶体」が反映されている……。

2009年 「打ち合わせ」 「さしがね」 「皮切り」
「打ち合わせ」──何かをするとき、前もって相談することをいいます。でも語源は、雅楽からきた言葉のようです。雅楽では、演奏の前に、吹奏楽器と打楽器の息をあわせるために、打ち合わせをします。つまり、音あわせですが、これがいつのまにか、一般の前相談にも使われるようになりました。「さしがね」──背後で人を指図して動かすことを、陰で人をあやつることに用いられます。これは、あやつり人形の、腕や手を動かすために、腕に仕掛けた長い棒を「さしがね」ということから……。

2008年 いじめっ子の共通点
いまや、子どものいじめが話題にならない日がないほどですが、問題の本質はいじめる側にあるように思えてなりません。それは 「他人への思いやりの心を育てる」 ことを、多くの親が忘れていることにあるような気がするのです。幼児期から、わが子かわいさに、精いっぱい、子どもを甘やかしてはいないでしょうか。かわいい子どものいうことは、なんでも聞いてあげる。いけない子だなと思うことがあっても……。
投稿日:2018年03月26日(月) 05:18

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)