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最新記事【2017年12月20日】


● 今日(12月20日)の主なできごと

1848年 ルイ・ナポレオンが大統領……皇帝ナポレオンの甥にあたるルイ・ナポレオンが、選挙に全投票の75%を得て、フランス第2共和制大統領に就任した。その後ルイは、大統領の権限を強化し4年後に第2帝政をはじめて、ナポレオン3世となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

霧笛記念日……1879年のこの日、津軽海峡の本州側東海岸にある尻屋崎灯台に、日本で初めて霧笛が設置されたのにちなむ記念日。霧笛は、船舶が霧・もや・雪などで視界が悪いときに他船との衝突を回避するために鳴らす信号のひとつ。

道路交通法施行記念日……1960年のこの日、「道路交通法」(道交法)が施行された。

その他の記念日……デパート開業の日・シーラカンスの日・鰤(ぶり)の日など。


● 今日生まれた人

1795年 ランケ……ドイツの歴史学者。代表著作『世界史概観 近世史の諸時代』『ランケ自伝』など。 

1853年 北里柴三郎……明治・大正・昭和期の細菌学者。ドイツのコッホに学び、ジフテリア・破傷風の血清療法の完成、ペスト菌の発見など。「日本細菌学の父」

1921年 五味康祐……昭和期の小説家。代表作『秘剣』『柳生武芸帳』など。


● 今日亡くなった人

1722年 康熙帝……中国・清の第4代皇帝。清の基礎をきずく。

1925年 モース……アメリカの動物学者。大森貝塚を発掘し、日本の人類学・考古学の基礎をつくる。

1929年 岸田劉生……明治・大正・昭和期の洋画家。代表作『道路と土手と塀』『麗子五歳之像』など。

1954年 ヒルトン……イギリス出身アメリカの小説家・脚本家。代表作『失われた地平線』『チップス先生さようなら』。

1968年 スタインベック……アメリカの小説家。代表作『二十日鼠と人間』『怒りの葡萄』『エデンの東』など。

1997年 伊丹十三……昭和・平成期の映画監督・俳優。代表作『お葬式』『ミンボーの女』『マルサの女』シリーズなど。

2006年 青島幸男……昭和・平成期のタレント・小説家・政治家。東京都知事歴任。代表作『人間万事塞翁が丙午』『青島の意地悪議員日記』。

2011年 森田芳光……昭和・平成期の映画監督。代表作『家族ゲーム』『失楽園』『武士の家計簿』など。


● 過去のマイブログ「12月20日」のテーマ

2013年 「聖祖」 康熙帝
中国・清の第4代皇帝で、清の基礎をきずいた康熙帝(こうきてい)が、1722年に亡くなった日です。1654年、清の第3代順治帝の第3子として生まれた康熙帝は、わずか8歳で即位しました。順治帝の遺命で4人の大臣の合議制で政治が行われましたが、1669年以降はみずから政治を行うようになりました。当時はまだ、明朝を支持する勢力が活動を続けているときで、明の武将だった呉三桂、尚可喜、耿(こう)精忠は三藩といわれ、それぞれ雲南・広東・福建を領地として兵力をもち……。

2012年 「おもしろ古典落語」99回目 『庭(にわ)かに』
世の中には、洒落(しゃれ)のわからない人っていうのがいるもので。「番頭さんや、こっちへ入っておくれ」「へーい、なにかご用で」「今朝、うちのばあさんがいうには、おまえさんは、洒落の名人なんだってな。あたしゃ、生れてこのかた洒落というものを見たことがないんだが、ぜひ見せておくれ」「あたしの洒落はお見せするものではありませんで、強いていえば、聞いていただくものでございます」「そうかい、じゃ聞きましょう。その洒落っていうのをやっておくれ……。

2011年 近代歴史学の創始者・ランケ
19世紀ドイツの指導的歴史学者のランケが、1795年に生まれた日です。プロイセン・ザクセン選帝侯国のビーエに、代々ルター派の牧師の家に生まれたレオポルト・ランケは、ライプチヒ大学に入学して神学と古代文献学を研究し、中世史料の扱い方を習得しました。卒業後、フランクフルトのギムナジウムの教師として高校生に古代文学史を教えながら、1824年、処女作となる『ラテンおよびゲルマン諸民族の歴史』を書きあげました。この本の序文に「事実は、どうであったか」という記述をし……。

2010年 『怒りのぶどう』 のスタインベック
『怒りのぶどう』『エデンの東』など多数の話題作を著したアメリカの作家スタインベックが、1968年に亡くなった日です。1902年カリフォルニア州サリナスに生まれたジョン・スタインベックは、幼いころから故郷の自然や農場に親しみ、動物や草木の生命の尊さを肌で感じながら育ちました。やがて、ドストエフスキー『罪と罰』、ミルトン『失楽園』などを読みふける文学好きな少年に生長しました。1920年、スタンフォード大学に入学して海洋生物学を学びましたが……。

2007年 地震とナマズの関係
「どうして、ナマズは地震が起こる前にわかるの?」 5歳の孫を、親のピンチヒッターで幼稚園へ車で送っていくことがよくあります。大通りに大きなナマズの絵がかかっていて、「この道路は震度5以上の地震の際には、通行止めになることがあります」 と書いてあります。ナマズが地震を予知することができると、親から聞いていたからなのでしょう。そのため、上記の質問を私にぶつけてきました。昔は、地震がどうしておこるかわからなくて、大きなナマズが地下で暴れるためにおこる……。

2006年 人を差別する子、話しベタな子
「人を差別することを教えたいのなら」━━ わが子が、貧しい家庭の子や家庭的にめぐまれない子と親しくするのを見たら「あんな子と、おつきあいするのはやめなさい。お父さんは運転手なんでしょ。あなたは、あんな家の子と違うのよ」と言ってあげることです。わが子が体を真っ黒にして働く人たちの姿をテレビで見ていたら、「しっかり勉強しないと、あなたも、あの人たちのようになってしまうわよ。あの人たちは、人間らしい生活なんてしていないの。ああなったらおしまいね……。
投稿日:2017年12月20日(水) 05:33

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)