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最新記事【2018年08月15日】


● 今日(8月15日)の主なできごと

1929年 嘆きの壁事件……この日、イギリス委任統治領だったパレスチナのエルサレムにある「嘆きの壁」の前で、シオニスト(パレスチナに故郷を再建する運動)の青年たちがイスラエル国歌を歌ったことで、イスラム教徒の感情を刺戟し、ユダヤ教徒とイスラム教徒が武力衝突をおこした事件。この紛争は、パレスチナ全土に拡大した。

1945年 朝鮮が分断国家に……日本がポツダム宣言を受諾し、日本の植民地だった朝鮮は、北緯38度以北(北朝鮮)をソ連軍に、以南(南朝鮮)をアメリカ軍にそれぞれ占領された。韓国ではこれを「光復」と呼び、8月15日を光復節という祝日に定めている。

1948年 大韓民国(韓国)成立……この日、北緯38度以南に「大韓民国(韓国)」の樹立を宣言した。北に社会主義国家「朝鮮民主主義人民共和国」(北朝鮮)が成立したのは、同年9月9日のこと。


● 今日の主な記念日・恒例日

終戦記念日/敗戦記念日/全国戦没者追悼式……1945年8月14日、政府はポツダム宣言を受諾し、翌15日の正午、昭和天皇による玉音放送によって日本が無条件降伏したことが国民に伝えられた。これにより第二次世界大戦が終結、内務省の発表によれば、戦死者は約212万人、空襲による死者は約24万人だった。1982年4月の閣議決定により「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」となった。また、毎年、政府主催による「全国戦没者追悼式」が行われ、正午から1分間、黙祷が捧げられる。

月遅れ盆……この日は「月遅れ盆」といわれ、多くの地域で「精霊流し」など祖先の霊をまつる行事が行われる。

刺身の日……室町時代後期の書記官・中原康冨の1448年この日の日記に「鯛なら鯛とわかるやうにその魚のひれを刺しておくので刺し身、つまり[さしみなます] の名の起り」とあり、これが「刺身に関する初の記録」であることにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1725年 中沢道二……江戸時代中・後期の石門心学者。「心学」を全国に普及させる。

1761年 山東京伝……江戸時代中・後期の戯作家。代表作『江戸生艶気樺焼(えどうまれ うわきの かばやき)』『吉原楊枝』など。

1769年 ナポレオン1世……フランスの軍人。フランス革命後の混乱を収拾して軍事独裁政権を樹立し、第1帝政皇帝。ヨーロッパの大部分を支配するが、ロシア遠征に失敗しエルバ島に流され、脱出して再度帝位につくも連合軍に敗北。

1798年 高島秋帆……江戸時代後期の砲術家・兵学者。「高島流砲術」を創始し、江川英龍らを育てる。

1909年 内村直也……昭和期の劇作家・放送作家。代表作『えり子とともに』『雪の降る街を 詩集』など。


● 今日亡くなった人

1519年 北条早雲……室町・戦国時代の武将。「後北条氏」の祖で、相模国平定。
 
1860年 徳川斉昭……江戸時代後期の大名。水戸9代藩主で15代将軍徳川慶喜の父。幕末の幕政に参加し、井伊直弼と対立。

1949年 石原莞爾……明治・大正・昭和期の陸軍軍人・軍事思想家。「満洲国建設」を指揮。『世界最終戦論』を著す。

1996年 丸山真男……昭和・平成期の政治学者・思想史家。代表著作『福沢諭吉論』『日本の思想』『近代日本の知識人』など。
投稿日:2018年08月15日(水) 05:53

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)