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2018年版 4月5日はこんな日


● 今日(4月5日)の主なできごと

1609年 「琉球王国」薩摩藩の支配下へ……江戸幕府は、以前から琉球王国を傘下しようとする薩摩藩へ出兵を許可。この日、琉球王国の尚寧王が薩摩藩主島津家久に降伏したことで、薩摩藩の支配下におかれた。

1967年 「イタイイタイ病」公害第1号指定……岡山大の小林純教授らが、富山県神通川流域で発生したイタイイタイ病の原因は、三井金属神岡鉱業所の廃水中のカドミウムが、米などを通じて人々の骨に対し被害を及ぼしたと発表。これにより、イタイイタイ病は環境災害が原因でおこる公害病と初めて認定された。

1976年 四五天安門事件……中国の首都北京にある天安門広場で、1月に亡くなった周恩来を悼むためにささげられた花輪が撤去されたことに対し、民衆と警察が衝突、政府によって暴力的に鎮圧された「天安門事件」がおこった。1989年6月4日に起きた「六四天安門事件」と区別するため、第1次天安門事件ともいう。

1998年 明石海峡大橋……神戸と淡路島を結ぶ全長3911m、世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」が開通し、神戸淡路鳴門自動車道が全面開通となった。1988年に開通した児島〜坂出ルート(瀬戸大橋)と、1999年に開通する尾道〜今治ルート(瀬戸内しまなみ海道)とともに、本州と四国を結ぶ3ルートの一つとなっている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ヘアカットの日……1872年のこの日、東京府は女子の断髪禁止令を出した。前年に断髪令を出して男性がまげを切り落とすことを奨励したが、これを受けて断髪をする女性が続出したため、「男性に限って許可した断髪を女性が真似てはならない」とする禁止令を発布したのだった。ヘアカットの日は、この禁止令に反発した女性たちの声によって作られた記念日。

小笠原返還の日……1968年のこの日、第二次大戦後アメリカの施政下に置かれていた小笠原諸島を日本に返還する協定が締結された。同年6月に協定が発効し、日本に返還された。


● 今日生まれた人

1588年 トマス・ホッブズ……イギリスの哲学者・政治思想家。代表著作『リバイアサン』など。

1827年 リスター……イギリスの外科医。フェノールによる消毒法を開発。「外科医の父」

1868年 内田魯庵……明治・大正期の評論家・小説家・翻訳家。

1894年 フルシチョフ……ソ連の首相・第一書記。スターリン批判。

1908年 カラヤン……オーストリアの指揮者。「楽壇の帝王」

1932年 瀬川康男……昭和・平成期の絵本画家。代表作『いないいないばあ』『いいおかお』など。


● 今日亡くなった人

1794年 ダントン……フランス革命で活躍した代表的政治家のひとり。

1964年 三好達治……昭和期の詩人。代表作『測量船』『駱駝の瘤にまたがつて』など。

1964年 マッカーサー……アメリカの陸軍軍人。連合国最高司令官。

1975年 蒋介石……中華民国の政治家・軍人。初代総統。

1984年 芹沢_介……大正・昭和期の染色工芸家。

1991年 升田幸三……昭和期の将棋棋士。実力制第4代名人(九段)。


● 過去のマイブログ「4月5日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」113回目 『そばの殿(との)さま』
ある殿さまが、ご親戚にお呼ばれになりますと、そのご親戚では本膳のあと、座興として、そば職人にそばを打たせてごらんにいれました。そばを食べるのはかんたんなものですが、作るのはたいへんでして、そば粉を水でよく練り上げまして板にのせ、薄く延ばして、めん棒というのに巻きこみます……。

2011年  叙情詩の三好達治
『測量船』『駱駝の瘤にまたがつて』など、西洋近代詩の感覚を日本の伝統的な叙情に活かした詩人 三好達治が、1964年に亡くなった日です。1900年大阪市に生まれた三好達治は、父が小規模な印刷業を営んでいましたが、しだいに没落したため大阪市内で住まいを転々としました。幼い頃に養子にだされましたが、病弱のために家にもどされました……。

2010年  イースター (復活祭)
キリスト教の祝い日として、クリスマスと並んで重要な祭りがイースター(復活祭)です。十字架にかけられて死んだイエス・キリストが、3日目によみがえったことを記念するもので、聖書は復活のありさまを、次のように記しています。キリストの死体は、十字架からおろされ、白い布に包まれ岩をくりぬいて造られた横穴に入れられて、大きい石でふたをされた。それは金曜日の夕方だった……。

2007年  レオナルド・ダ・ヴィンチ展のすごさ
昨日、上野公園にある東京国立博物館で開催されている特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ─天才の実像」を見てきました。昨年話題となった「ダヴィンチ・コード」以来、より深くレオナルドの人間性を知りたいものと、美術書はもちろん伝記、評論、手記など、10数冊も読んできました。それにより、漠然とはしていますが、私なりに人物を理解してきたつもりでした。でも、この特別展の第2会場の展示内容には、よくぞここまでできたものと感嘆しました……。

2006年  心の落ち着きのある人間に
本を読むことは、人の心を豊かにします。考える心を育てます。知識を豊富にします。……これらは一般的にいわれる読書の効果であり、この効果が期待されるからこそ、読書のたいせつさが説かれるのでしょう。ところが、このほかに、もうひとつ大きな効果があります。それは、「ひとりで本を読む」 という行ないが、「孤独に耐える人間」 「落ちつきのある人間」 を、つくる……。
投稿日:2018年04月05日(木) 05:33

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)