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2018年版 4月3日はこんな日


● 今日(4月3日)の主なできごと

604年 十七条の憲法……聖徳太子が、仏教や儒教に基づくきまりや道徳を示した「十七条の憲法」を制定した。


● 今日の主な記念日・恒例日

愛林日……1895年に来日したアメリカの教育家ノースロップ博士が植樹運動大切さを紹介したことがきっかけとなって、1934年からこの日に、全国的な植樹運動が行われるようになった。この行事は現在「全国植樹祭」となっている。

日本橋開通記念日……1911年のこの日、東京の日本橋が木橋から石橋に架け替えられたことにちなむ記念日。日本橋は、江戸時代から現在まで日本の道路交通の中心となっていて、橋の中央に、国道の起点となる「日本国道路元標」が設置されている。

みずの日……四(し)三(み)で「しみず」(清水)の語呂合せから、京都市の清水寺を始めとする全国の「清水寺」で作る「全国清水寺ネットワーク」が1998年に制定。

いんげん豆の日……1673年のこの日、いんげん豆を日本に伝えたとされる隠元禅師が亡くなったことにより、「いんげん豆の日」といわれるようになった。

その他の記念日……資産運用の日、シミ対策の日、葉酸の日……など。


● 今日生まれた人

1783年 アーヴィング……アメリカの小説家。代表作『スケッチ・ブック』(「リップ・ヴァン・ウィンクル」「スリーピー・ホローの伝説」など34の短編集)。

1850年 村山龍平……明治・大正・昭和期の新聞人・政治家。「朝日新聞」創業。

1878年 平出修……明治・大正期の歌人・小説家・弁護士。「幸徳秋水事件」弁護。

1879年   長塚節……明治期の歌人・小説家。『アララギ』の創刊に携わり、子規の写生主義を継承。代表作『土』(農民小説の先駆)。

1883年 北一輝……大正・昭和期の国家社会主義者。2.26事件を引き起こした青年将校の理論的指導者として逮捕、死刑判決を受け刑死。代表著作『日本改造法大綱』。

1898年 ルース……アメリカの出版人。『タイム』『フォーチュン』『ライフ』を創刊。

1913年 金田一春彦……昭和・平成期の言語学者・国語学者。アイヌ語研究の第1人者金田一京介の子、言語学者金田一秀穂の父。


● 今日亡くなった人

1673年 隠元……中国・民の僧。江戸時代の初期に禅宗の流れをくむ「日本黄檗宗」開祖。インゲン豆を日本に伝えたとされる。

1682年 ムリーリョ……スペインの画家。代表作『無原罪の宿り』 など

1890年 ブラームス……ドイツの作曲家。代表作『交響曲第1番』『ピアノ協奏曲第1番』『ヴァイオリン協奏曲』『ドイツ鎮魂曲』『ハンガリー舞曲集』など。

1957年 小林古径……昭和期の日本画家。代表作『髪』『鶴と七面鳥』『いでゆ』『孔雀』『牡丹』など。

2006年 村上元三……昭和・平成期の小説家。代表作『源義経』『上総風土記』『佐々木小次郎』など。

2011年 長崎源之助……昭和・平成期の児童文学作家。代表作『むかしむかし象がきた 』『ゲンのいた谷』『ヒョコタンの山羊』『忘れられた島へ』など。


● 過去のマイブログ「4月3日」のテーマ

2014年 「新古典派画家」 小林古径
『髪』『竹取物語(昇天図)』『いでゆ』など、独自の日本画を数多く描いた小林古径(こばやし こけい)が、1957年に亡くなった日です。1883年、いまの新潟県上越市に地方官吏の子として生まれた小林古径(本名・茂)は、父の転任により、新潟や新発田などに移り住みましたが、3歳のときに母を10歳のときに父を失い、妹とともに孤児となってしまいました。画才は天性のものだったらしく……。

2013年 「新古典派の大作曲家」 ブラームス
バッハ、ベートーベンとともに、ドイツ音楽の「三大B」と讃えられる作曲家のブラームスが、1897年に亡くなった日です。1833年北ドイツのハンブルクに、コントラバス奏者の子として生まれたヨハネス・ブラームスは、幼いころから父にバイオリンやチェロの手ほどきをうけました。7歳ころからピアノをエドバルド・マルクスゼン門下のコッセルについて本格的に学ぶうちにめきめき上達……。

2012年 『無原罪の宿り』 のムリーリョ
『無原罪の宿り』 など甘美な聖母像や、愛らしい子どもの絵で知られる、スペインバロック絵画の黄金期を築いた画家ムリーリョが、1682年に亡くなった日です。1617年、スペイン南部のセビリャに14人兄弟の末子として生まれたバルトロメ・ムリーリョは、幼いころから絵が上手でしたが、10歳のころに両親を次々に亡くし、孤児となってからは絵を描いて生計を立てるようになったと伝えられています……。

2009年 「読み聞かせ」 の習慣化にはこんな効果も
昨年度、小学校1年の担任をされた先生のお話です。「1年生にあがったばかりの子どもは、はじめの頃は、どの子も教師の話に耳を傾けます。ところが、学校の生活に慣れてくると、少しずつ、教師の話など聞かずに、勝手にふるまう子どもが増えてきます。今回もそうでした。ところが、そんな中で、一人だけ違う子がいました。授業中はもちろん、授業以外のときでも、私のいうこと話すことに一生懸命耳を傾け……。

2008年 「おもしろ科学質問箱 14」 湿度100%が露点
「どうして氷の入ったコップは汗をかくの?」 空気は、いつでも水蒸気をふくんでいます。でも、空気が水蒸気をふくむ量には限りがあって、暖かい空気は水蒸気をたくさん含むことができますが、冷たい空気は少ししか含むことができません。そのため、空気がだんだん冷えてある温度より下がってしまうと、空気がこれまでもっていた水蒸気をもっていられなくなって、水に変わります……。

2007年 ワールド図書館(11) 「中国 (1)」 巻末解説
中国の正式な国名は、中華人民共和国です。世界第3位の広い国土に、おおくの少数民族をふくむ、13億以上の人たちが暮らしています。世界一の人口をかかえ5000年もの歴史をもつ国です。いまから100年ほど前までは、清王朝が支配していました。そのころ、ヨーロッパの経済は、日ましに進歩し、アジアへ植民地の手をのばしはじめました。19世紀に入ると、インドを征服したイギリスが、まっ先に、中国に貿易の手をひろげました。イギリスは中国の茶を買い……。

2006年 「ごんぎつね」 の感動
すぐれた本にであうと、読後、なぜかぼんやりしてしまうことがあります。それは、きっと、感動に酔っているからです。また、その1冊の本から、ある衝撃を受けたからです。そこで、今回は、本が読者の心をゆさぶることの大きさについて考えてみましょう。小学校の国語の教科書に収められている読書教材のひとつに、新美南吉の 「ごんぎつね」 があります。人間と動物との心の通いあいをえがいた名作です。さて、この作品を読んでいくうちに、子どもたちは、いろいろな場面にぶつかり……。
投稿日:2018年04月03日(火) 05:11

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)