児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top >  2018年版 こんな日 >  2018年版 4月15日はこんな日

2018年版 4月15日はこんな日


● 今日(4月15日)の主なできごと

905年 古今和歌集完成……『古今和歌集』(古今集)は、日本で最初の勅撰(天皇の命令で和歌などを編集)和歌集で、醍醐天皇の命によって紀貫之ら4名によって編まれ、この日、約1100首、20巻が天皇に奏上された。『枕草子』を著した清少納言は、古今集を暗唱することが平安中期の貴族にとって教養とみなされたと記している。

1937年 ヘレン・ケラー初来日……三重苦(目・耳・言葉が不自由)を克服して「奇跡の人」と呼ばれ、社会事業家として活躍するアメリカのヘレン・ケラーが初めて来日し、障害者の福祉向上のために8月10日まで、全国各地を訪問した。その後も2度来日。

1983年 東京ディズニーランド開園……この日、千葉県浦安市に「東京ディズニーランド」がオープン。アメリカ国外では初となるディズニーのテーマパークだった。2001年には、隣接する場所に「ディズニー・シー」が開園し、どちらのテーマパークも大人気で、2008年に発表された年間入場者数は、あわせて2500万人以上にもなり、世界でもトップクラスといわれている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ヘリコプターの日……ヘリコプターの原理を考え出したレオナルド・ダ・ビンチが、1452年に誕生したことから、全日本航空事業連合会が1986年に制定した記念日。ヘリコプターの重要性をPRし、第2の空の足として認識してもらうことを目的としている。


● 今日生まれた人

1155年 慈円……平安時代後期から鎌倉時代前期の天台宗僧侶。代表作 歴史書『愚管抄』。

1452年 レオナルド・ダビンチ……イタリア・ルネッサンス期の絵画家・建築・彫刻・自然科学ほか、万能の天才。代表作『モナリザ』『最後の晩餐』など。

1867年 南方熊楠……明治・大正・昭和期の植物学者・民俗学者。代表作『十二支考』『南方随筆』など。

1912年 金日成(キム・イルソン)……朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を建国。


● 今日亡くなった人

1828年 大黒屋光太夫……江戸時代中・後期の船頭・商人。

1865年 リンカーン……アメリカ合衆国16代大統領。南北戦争の終了5日後の夜、ワシントンの劇場で南部出身の俳優にピストルで撃たれ、この日の早朝死去。

1980年 サルトル……フランスの哲学者・文学者。代表作『存在と無』『弁証法的理性批判』など。実存主義を提唱。

1980年 土岐善麿……明治・大正・昭和期の歌人・国文学者。


● 過去のマイブログ「4月15日」のテーマ

2015年 「生活派短歌」 の土岐善麿
石川啄木とともに生活派歌人といわれ、国語学者としても活躍した土岐善麿(とき ぜんまろ)が、1980年に亡くなった日です。1885年、今の東京浅草にある寺院の子に生まれた土岐善麿は、子どものころに僧侶の父から短歌の作り方を教わり、旧東京府立1中を経て、早稲田大学英文科に進み、同級の若山牧水や北原白秋らと交流しながら作歌に励みました……。

2014年  ロシア漂着した大黒屋光太夫
江戸時代後期の廻船船頭で、ロシアに漂着して10年後、無事に帰国を果たした大黒屋光太夫(だいこくや こうだゆう)が、1828年に亡くなった日です。1751年、伊勢亀山藩(いまの三重県鈴鹿市)の船宿の子として生まれた光太夫(幼名・兵蔵)は、姉の嫁ぎ先の廻船問屋にやとわれて働くうち、1780年船頭に取り立てられて大黒屋光太夫を名乗りました。1782年12月、光太夫は船頭をつとめる神昌丸で、船員15名乗員1名とともに紀州藩の米を積み、伊勢の白子の浦から江戸へ向かって出航……。

2013年 『愚管抄』 の慈円
平安時代末から鎌倉時代初期の天台宗の僧で、特異な歴史書『愚管抄』を著し、歌人としても名高い慈円(じえん)が、1155年に生まれた日です。関白藤原忠通と加賀局の子として、九条兼実(かねざね)を長兄に4人兄弟の末子として生まれた慈円は、幼いころに京都東山にある天台宗の青蓮院に入寺し、青蓮院2世覚快が法親王(ほっしんのう)となると、13歳で道快となり、覚快が亡くなったとき、慈円を名乗りました……。

2011年 「おもしろ古典落語」20回目 『子(こ)ほめ』
日頃は、おせじのひとつもいったことのない職人の熊さん。仕事が早じまいしたので、ご隠居さんのところへやってきました。「こんちは、さっき聞いたんですが、お宅に酒樽が届いたんですってね、一杯飲ませてくれませんか」「ああ、飲ませてあげるよ。ただ、なんだよ、うちじゃいいけど、よそじゃ、おせじの一つもいえなくちゃ、おごってなんかくれないよ」……。

2010年  奴隷解放の父・リンカーン
アメリカ合衆国16代大統領 リンカーン が、南北戦争の終わった5日後の1865年4月14日の夜、ワシントンの劇場で南部出身の俳優にピストルで撃たれ、翌15日の早朝56歳の生涯を閉じた日です。エブラハム・リンカーンは1809年に、アメリカ合衆国東部のケンタッキー州で生まれました。家は貧しい農家だったため、幼い頃から農業の手伝いをさせられ、小学校へ通ったのはわずか6か月ほどだけでした。9歳のときに母親が病死し、まもなく新しい母親がやってきました……。

2009年 「キリストの洗礼」 の天使
ルネッサンス期に絵画・建築・彫刻そして自然科学にも通じていた万能の天才と讃えられるレオナルド・ダビンチが、1452年に生まれた日です。この絵は、後にキリストの弟子となるヨハネが、キリストに洗礼をほどこしているところです。洗礼というのは、一切のけがれを洗い清めることです。ヨハネはヨルダン川で、罪を悔い改めた人々に洗礼をほどこしていましたが、後に、キリスト教の聖なる儀式のひとつになりました……。
投稿日:2018年04月15日(日) 05:19

 <  前の記事 2018年版 4月14日はこんな日  |  トップページ  |  次の記事 2018年版 4月16日はこんな日  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mt.izumishobo.co.jp/mt-tb.cgi/4468

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         

2018年04月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)