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2017年版 9月15日はこんな日


● 今日(9月15日)の主なできごと

1600年 関ヶ原の合戦……天下分け目の戦いといわれる合戦が、岐阜県南西部の地「関ヶ原」でおこった。徳川家康ひきいる東軍と、石田三成ひきいる西軍との戦い。一進一退をくりかえしていたのが、西軍として参戦していた小早川軍が東軍に寝返ったことで西軍は総崩れし、東軍の圧勝に終った。これにより、全国支配の実権は、家康がにぎることになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

老人の日……2003年から「敬老の日」が9月の第3月曜日となることで、これまでの「敬老の日」を記念日として残すために制定された。国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促す。

シルバーシート記念日……1973年のこの日、東京・中央線の電車に初めて老人・身体障害者の優先席「シルバーシート」が設置された。シルバーシートは1997年、「優先席」に改称された。

シャウプ勧告の日……1949年のこの日、シャウプ勧告が公表された。この勧告は、アメリカ・コロンビア大学のシャウプ博士を団長とする税制調査団が、世界で最もすぐれた税制を日本に構築しようと、4か月かけて報告書を作成したもので、戦後の日本税制の基礎となった。


● 今日生まれた人

1130年 朱熹(朱子)……中国 (南宋)の儒学者。「朱子学」の祖。

1254年 マルコ・ポーロ……イタリアの商人・探検家。中央アジアや中国を紹介した『東方見聞録』を口述。

1685年 石田梅岩……江戸時代中期の思想家。「石門心学」の祖。

1789年 クーパー……アメリカの小説家・評論家。代表作『モヒカン族の最後』など。

1825年 岩倉具視……幕末から明治前期の公卿政治家。

1891年 アガサ・クリスティ……イギリスの女流推理小説家。代表作『アクロイド殺し』『オリエント急行の殺人』『そして誰もいなくなった』など。

1896年 土光敏夫……昭和期の実業家。石川島播磨重工業社長、東芝社長、経団連会長歴任。「ミスター行革」


● 今日亡くなった人

1140年 覚猷(鳥羽僧正)……平安時代後期の天台宗の画僧。国宝「鳥獣戯画」の作者とされる。

1945年 ウェーベルン……オーストリアの作曲家。「十二音技法」の確立者。

1990年 土門拳……昭和期の写真家。


● 過去のマイブログ「9月15日」のテーマ

2015年 「十二音技法」を確立したウェーベルン
シェーンベルクやベルクと並んで新ウィーン楽派の中核メンバーとして活躍し、『子どものための小品』など、戦後の前衛音楽勃興の中で再評価されたオーストリアの作曲家ウェーベルンが、1945年に亡くなった日です。1883年、当時オーストリア・ハンガリー帝国の首都ウィーンにクロアチアなどに領地を所有する貴族の家庭に生まれたアントン・ウェーベルンは、鉱山技師の父親とともにオーストリア帝国各地を転々としますが、幼いころから母に……。

2011年 『モヒカン族の最後』 のクーパー
アメリカ開拓時代を描いた冒険小説を著わしたアメリカの作家・評論家のクーパーが、1789年に生まれた日です。ニュージャージー州バーリングトンの大地主の家に生まれたジェイムズ・フェニモア・クーパーは、少年時代は父親のこしらえた荒地に近い町クーパーズタウンで育ちました。1806年エール大学に入学しましたが2年後に放校されてしまいます。まもなく商船の水夫となって海に親しみ、海賊に追われる体験もしました……。

2010年  漫画の始祖・鳥羽僧正
今日9月15日は、平安時代後期の天台宗の高僧でありながら絵画にも精通して、鳥獣戯画の作者といわれる鳥羽僧正(とばそうじょう)が、1140年に亡くなった日です。すもうをとって、カエルに投げとばされているウサギ、衣をまとい、和尚になりすまして、ごちそうをいただいているサル。このほか、馬、牛、キツネ、イノシシ、ニワトリなど、さまざまな動物たちを、まるで人間のようにえがいた『鳥獣戯画』……。

2006年 「モーツァルト」 のこども時代
宮廷楽団でバイオリンをひき、作曲にもすぐれていた音楽家の子として生まれたモーツァルトは、3歳のころから、小さな手でピアノをたたくようになりました。ある日のこと。5歳うえの姉が父からピアノをおそわっているのを、そばで見ていたモーツァルトは、姉の練習がおわると、父に、自分にもひかせてくれるようにたのみました。でも、まだ、いちども教えたことのない、むずかしい曲です。父は、首をよこにふりました。ところが、腰かけによじのぼったモーツァルトは、耳からきいただけで、その曲を、ほとんどまちがいなくひいて……。

2005年 「世界の国々」100ヶ国を紹介したシリーズ
「いずみ書房」が創業後に刊行した、ポケット絵本シリーズの第1期「せかい童話図書館」(40巻)、第2期「こども科学図書館」(40巻) につづく第3弾は、1980年4月に完成した第3期「子どもワールド図書館」(38巻)だった。子ども向けの文化地理の絵本シリーズとしては類のない企画で、当時TBSのニュースキャスターをしていた、入江徳郎氏(元朝日新聞論説委員で「天声人語」の筆者としても有名)は、このシリーズに対し、次のような推薦文を寄せてくれた……。
投稿日:2017年09月15日(金) 05:31

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)