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2017年版 9月3日はこんな日


● 今日(9月3日)の主なできごと

1189年 奥州藤原氏滅亡……平泉(岩手県)を中心に藤原清衡・基衡・秀衡と3代、およそ100年も栄えた藤原氏だったが、秀衡が源義経をかくまったことがきっかけとなって、4代目の泰衡が源頼朝軍に滅ぼされた。清衡の建造した中尊寺金色堂(国宝)には、藤原氏4代のミイラが残されている。


● 今日の主な記念日・恒例日

ホームラン記念日……1977年のこの日、後楽園球場で巨人の王貞治選手が通算756号ホームランを打ち、それまでアメリカ大リーグのハンク・アーロンが持っていた世界最高記録を更新した。政府は2日後の9月5日に初の国民栄誉賞を贈り、その栄誉を讃えた。王選手は引退までに868本のホームランを打った。

ベッドの日……「グッ(9)スリ(3)」の語呂合せから、日本ベッド工業会が制定。

その他の記念日……クエン酸の日・グミの日・クチコミの日・しんくみの日などがある。


● 今日生まれた人

1875年 ポルシェ……オーストリアの工学技術者・自動車設計者。ダイムラー社から独立し、フォルクスワーゲン1(ビートル)など、歴史に残る傑作車を多数設計。

1900年 三遊亭円生 (6代目)……昭和期の落語家。昭和の落語界を代表する名人の一人。

1913年 家永三郎……昭和・平成期の歴史学者。執筆した高校日本史教科書への検定に対し、政府を相手に32年間にわたった裁判は有名。

1938年 野依良治……昭和・平成期の有機化学者。「キラル触媒による不斉反応の研究」が評価され、2001年ノーベル化学賞を受賞。


● 今日亡くなった人

1658年 クロンウェル……イギリスの軍人・政治家。清教徒革命の指導者。イングランド共和国初代護国卿(王権に匹敵する職名) 。

1875年 本木昌造……江戸辞退後期から明治初期の蘭学者。「日本活版印刷」の祖。

1877年 ティエール……フランスの政治家・歴史家。第三共和政初代大統領。代表著作『執政政府と第一帝政の歴史』『フランス革命史』。

1953年 折口信夫(釈迢空)……大正・昭和期の国文学者・民俗学者・歌人。柳田国男の高弟として独自の民俗学(折口学)築く。

1969年 ホー・チ・ミン……北ベトナムの革命家・政治家。フランス植民地時代からベトナム戦争まで「ベトナム革命」指導。

1979年三遊亭円生 (6代目)……大正・昭和期の落語家。昭和の落語界を代表する名人の一人。


● 過去のマイブログ「9月3日」のテーマ

2015年 『フランス革命史』 のティエール
フランスの自由主義的政治家・歴史家で、激動するフランスを生き抜きながら2度の首相と、第三共和政の初代大統領を務めたティエールが、1877年に亡くなった日です。1797年、南フランスの港町マルセーユに、フランス革命によって滅びた貴族出身で公証人の子として生まれたアドルフ・ティエールは、地元の7年生中学を経て、エクス大学で法律を学び……。

2014年 「鎌倉武士精神」 と無学祖元
日本に帰化した臨済宗の僧で、建長寺や創建した円覚寺において、執権・北条時宗をはじめ鎌倉武士の精神鍛錬を指導した無学祖元(むがく そげん)が、1286年に亡くなった日です。1226年、南宋(中国)の浙江省・寧波に生まれた無学祖元は、無準師範という高僧について臨済禅の修行をし、その法を継ぎました。浙江省・温州の能仁寺に住んでいたとき……。

2013年 日本活版印刷を創始した本木昌造
近代技術の黎明期に、通詞・活版・造船・製鉄などの分野に幅広い活躍をし、わが国の鋳造活字印刷の創始者となった本木昌造(もとき しょうぞう)が、 1875年に亡くなった日です。1824年、長崎の名主北島家に生まれた昌造(幼名・作之助)は、1834年にオランダ通詞(つうじ=通訳)が家業である母方の本木家へ養子に出され、オランダ語を学び、オランダ舶来の書物に……。

2012年 「国文学の新風」 折口信夫
民俗・国文・国語学者として大正・昭和期に活躍した折口信夫(おりぐち しのぶ)が、1953年に亡くなった日です。折口は、創作するときは釈迢空(しゃく ちょうくう)の号を使い、歌人としても有名です。1887年、大阪(現・浪速区)に薬屋をかねる医家に生れた折口は、4歳で小倉百人一首を暗唱、8歳から短歌の創作をはじめ、天王寺中学時代には、万葉集など……。

2010年  ベトナムの 『ホーおじさん』
ベトナムの革命家で、フランス植民地時代からベトナム戦争まで、ベトナム革命を指導したホー・チ・ミンが、1969年に亡くなった日です。ベトナムは、19世紀の中ごろからフランスに侵略され、1885年からは、国の全土がフランスの植民地になっていました。「ベトナム民族のために、祖国を独立させなければだめだ」1890年に生まれ、幼いころから国を愛する心を……。

2008年  1日3回以上ほめる
道で会えば、いつもにっこり笑うようにして「こんにちは」とあいさつする女の子。ある日、その子の母親が、近所のおばあさんと雑談しているのが聞こえてきました。「お宅のお嬢さん、とってもよくしつけができていますね。いつも感心してるんですよ。秘訣があったら教えてくれません?」「秘訣なんて、わかりません。ただ、一つだけ守るようにしてることが……。

2007年  父と子のうんちの会話
郊外へ向かう電車の中でのことです。座席に5歳くらいの男の子と、まだ若い父親、母親が腰かけていましたが、その男の子が、ふと 「う、う、う、うんち」 と言って、ふふふと笑いだしました。窓外に見えた 「うどん」 と書いた看板の 「う」 の字だけが読めて 「うんち」 となってしまったようです。すると、母親が 「こんなところでうんちなどと言ってはだめ」 と……。
投稿日:2017年09月03日(日) 05:02

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)