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2017年版 8月23日はこんな日


● 今日(8月23日)の主なできごと

1868年 白虎隊の最期……明治新政府軍と旧幕府軍との間の戦争を戊辰戦争というが、旧幕府軍の拠点である会津藩(福島県)に、白虎隊という16〜17歳の会津藩士の子弟343人で構成された組織ができていた。8月に入ると新政府軍は会津の鶴ヶ城へせまり、落城寸前になった22日、白虎隊の出陣が許され激しい戦いにいどんだ。そして翌日、城が煙につつまれているのを見た生き残りの隊員16名は、落城したと勘違いし、お互い刺しあって飯盛山で命を絶ったのだった。これにちなみ、この日は「白虎隊の日」記念日とされている。

1914年 日本対ドイツ戦に参戦……第一次世界大戦がはじまり、日英同盟を結んでいた日本は、ドイツに宣戦を布告した。ヨーロッパ諸国がアジアから撤退しているすきに、中国に手を伸ばすのが日本のねらいだった。


● 今日の主な記念日・恒例日

奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー……15世紀以来、長く続けられてきた奴隷貿易だったが、1791年のこの日、フランス植民地のサン・ドマング(今のハイチ)で、奴隷貿易廃止の重要なきっかけとなった「ハイチ革命」が始ったことから、これを記念し、1998年にユネスコが制定した国際デー。


● 今日生まれた人

1754年 ルイ16世……フランスのブルボン朝第5代国王。妻はギロチンで処刑されたマリー・アントワネット。

1879年 滝廉太郎……明治期の作曲家。代表曲『荒城の月』『花』(歌曲)、『鳩ぽっぽ』『お正月』(童謡)など。

1897年 河村光陽……昭和期の作曲家。代表作『グッドバイ』『りんごのひとりごと』『たのしいひなまつり』『かもめの水兵さん』など。

1899年 木川田一隆……昭和期の実業家。東京電力社長、経済同友会代表幹事歴任。「企業の社会的責任」を唱導。

1900年 三好達治……昭和期の詩人・翻訳家。代表作『測量船』『駱駝の瘤にまたがつて』など。

1919年 大野晋……昭和・平成期の国語学者。代表作『日本語の起源』『日本語の文法を考える』『日本語練習帳』など。

1927年 ブルーナ……オランダのグラフィックデザイナー・絵本作家。代表作『うさこちゃん(ミッフィー)』シリーズ。


● 今日亡くなった人

234年 諸葛亮(孔明)……中国 (蜀)の宰相・戦略家。

1289年 一遍……鎌倉時代後期の僧侶。「時宗」の開祖。「遊行上人」

1806年 クーロン……フランスの物理学者。「逆二乗の法則」の証明。電気量・電荷の単位C(クーロン)の名の由来。

1900年 黒田清隆……明治期の政治家。第2代首相。戊辰戦争の終結・北海道開拓に功績。

1942年 竹内栖鳳……明治・大正・昭和期の日本画家。代表作『アレ夕立に』『班猫』『秋興』など。


● 過去のマイブログ「8月23日」のテーマ

2013年  「おもしろ古典落語」128回目 『鼻(はな)きき源兵衛(げんべぇ)』
江戸の下谷に、長者町というところがありました。名前を聞いて金持ちばかりが住んでいるかと思えば、その日ぐらしがやっとというような貧乏人が多いところでした。ここに八百屋の源兵衛という心の広い人がおりまして、近所に困っている人があると商売ものの残りを持っていったり、もっと困ってる人には、小遣いを貸してあげるほどでした。ある夏のことです。この源兵衛がかぼちゃをかついで商売にでかけ……。

2012年  近代日本画の先駆者・竹内栖鳳
日本の伝統的な水墨画や大和絵の技法に、西洋画の写実画法からヒントをえた独自の画法を創造した竹内栖鳳(たけうち せいほう)が、1942年に亡くなった日です。1864年京都の料亭に生まれた竹内栖鳳(本名・恒吉)は、幼いころから絵を書くのが好きでした。10歳上の姉のはげましを受けて13歳のときに四条派の土田英林に絵を習い始めました。そして、17歳の時に同派の名手として知られた幸野楳嶺(ばいれい)の私塾へ……。

2011年 「時宗」 を開いた一遍
鎌倉時代中期の僧侶で、「念仏札」を唱えれば成仏できると説く「時宗」を開いた一遍(いっぺん)が、1289年に亡くなった日です。1239年伊予国(愛媛県)の有力な士族の子として生まれた一遍(幼名・松寿丸)の一家は、1221年の「承久の乱」で倒幕に敗れた後鳥羽上皇方についたために没落、また10歳のとき母が死ぬという不幸が重なって出家し、天台宗の寺で学びました。13歳になったとき九州の大宰府に移り……。

2010年 『三国志』 の英雄・諸葛孔明
中国の後漢末期から魏・蜀・呉の三国時代に、蜀(しょく)の軍略家である諸葛孔明(しょかつ こうめい)が、234年に亡くなったとされる日です。『三国志』というのは、紀元184年後漢の霊帝即位のころから約100年間の時代をあつかった物語です。後漢の末期に国が乱れ、各地方政権の争いの中から、魏・蜀・呉の3国が生まれました。この3国もまた晋に統一されるという激動の時代を興味深く描いたもので……。

2007年  ベラスケス 「ラス・メニーナス」(女官たち)
スペインの首都マドリッドに「プラド美術館」があります。「ラス・メニーナス」(女官たち)は、たくさんある大作の中でもひときわ大きな作品(3.18m×2.76m)です。はじめてこの絵に対面したのは、1987年初の海外旅行の時でした。当時はまだ、当方の要望に合わせた添乗員同行のオリジナル・ツァーというものがなく、いずみ書房の営業コンテストで優秀な成績を残してくれた人たち7名を連れて……。

2006年  あしのうらのはなし
 「あしのうらのはなし」 (やぎゅう げんいちろう作・絵 福音館書店刊)を読んだ1年生の女の子の読書感想文です。「このほんは、はだしになってよんでね」 とかいてあったので、はだしになってよみました。わたしは、いままで、あしのうらのことなど、いちどもかんがえたことがありませんでした。だから 「いったいなにがかいてあるのかな」 と、むねがどきどきしました。あしのうらには、いろいろなかたちがあります。それは、どうぶつが、あしのうらをどうしてつかうかによって、かたちがちがうのだとわかりました……。

2005年  悪夢ふたたび
J・チェーンが1976年11月に倒産したことは以前触れたが、倒産というのは通常、不渡り手形を2回出すことにより、銀行取引が停止されることをさす。その後、債権者や株主などが利害を調整しながら会社更生の道をたどるか、会社を整理する道(和議)か、破産に向かう。破産とは、債務者が経済的に破綻してしまい、その弁済能力では債務を完済することが無理となった場合、強制的に債務者の全財産を裁判所が管理し、すべての債務者に公平に分配する裁判上の手続きをいう……。
投稿日:2017年08月23日(水) 05:14

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)