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2017年版 8月29日はこんな日


● 今日(8月29日)の主なできごと

1708年 シドッチ屋久島へ上陸……イタリア人宣教師のシドッチが屋久島に上陸。鎖国中だったため捕えられて江戸に送られ、新井白石の訊問を受け幽閉されたが、このときのやりとりは後に『西洋紀聞』にまとめられた。

1929年 ツェッペリング号世界一周……全長236mものドイツの飛行船ツェッペリング号は、約12日間かけて世界一周に成功した。しかし飛行船は、実用的には飛行機にかなわないため、現在では、遅い速度や人目につきやすい特長をいかして、広告宣伝用として使われている。


● 今日の主な記念日・恒例日

文化財保護法施行記念日……1949年1月26日に法隆寺金堂が全焼したのをきっかけに、文化財保護政策の改革が望まれ、これまでの「国宝保存法」「重要美術品等保存法」「史蹟名勝天然記念物保存法」をまとめた「文化財保護法」が、1950年のこの日に施行された。これにちなみ、1951年に制定。

焼き肉の日……「やき(8)に(2)く(9)」の語呂合せから、全国焼き肉協会が1993年から実施。

ケーブルカーの日……1918年のこの日、大阪電気軌道(今の近鉄)の子会社が、奈良県生駒山の鳥居前〜宝山寺間で日本初のケーブルカーを開業させたことから制定。

ベルばらの日……1974年のこの日、宝塚歌劇で「ベルサイユのばら」が初演されたことにちなんで制定。池田理代子原作の劇画を脚色したもので、1976年の上演打ち切りまでに延べ140万人の観客動員を記録。


● 今日生まれた人

1619年 コルベール……フランスの財政家・政治家。「重商主義」政策推進。

1632年 ジョン・ロック……イギリスの哲学者・思想家。代表作『人間知性論』『統治二論』など。立憲制・三権分立を主張。

1780年 アングル……フランスの画家。代表作『泉』『グランド・オダリスク』など。

1862年 メーテルリンク……ベルギーの劇作家・エッセイスト・詩人。代表作『青い鳥』『貧者の宝』など。

1888年 大内兵衛……大正・昭和期のマルクス経済学者・財政学者。


● 今日亡くなった人

1858年 渋江抽斎……江戸時代後期の医師・考証学者。

1979年 竹鶴政孝……大正・昭和期の実業家。ニッカウヰスキー創業。


● 過去のマイブログ「8月29日」のテーマ

2014年  「進歩的経済学者」 大内兵衛
大正・昭和期に、日本のマルクス経済学の一大グループをリードし、統計制度や社会保障制度の整備に尽力した大内兵衛(おおうち ひょうえ)が、1888年に生まれた日です。兵庫県淡路島に生まれた大内兵衛は、旧制洲本中学、第五高校(熊本)を経て、1913年東京帝国大学経済学科を首席で卒業すると、大蔵省に入って書記官をつとめましたが、1919年に、新設されたばかりの東大経済学部助教授として財政学を担当……。

2013年 「おもしろ古典落語」129回目 『おしの釣(つ)り』
「おいおい、与太郎、そんなとこへ突っ立ったまんま笑っているやつがあるか」「えへへ、どうも、七兵衛さん、驚いた」「妙なあいさつだな」「なんだってね、七兵衛さんは、釣の名人だって、ほんとか?」「まあ、名人といわれるほどでもないが、釣は好きだな」「釣の好きな人は出世するって、大家さんがいってた。弁天さまは、釣竿(つりざお)と鯛を持ってるって」「あきれたね、それは恵比寿(えびす)さまだ……。

2012年 「渋江抽斎」 と鷗外
江戸時代末期の医師・考証学者の渋江抽斎(しぶえ ちゅうさい)が、1858年に亡くなった日です。なお、渋江は、明治・大正時代の文豪・森鷗外の史伝小説により、一般の人たちに広く知られるようになりました。1805年、弘前藩(青森県)の侍医の子として江戸の藩邸で生まれた渋江抽斎(幼名・恒吉)は、儒学を考証家・市野迷庵に学び、迷庵の没後は狩谷棭斎(えきさい)に学び、医学を伊沢蘭軒から学びました……。

2011年 「近代民主政治」 とロック
イギリスの政治思想家・哲学者で、「アメリカ独立宣言」「フランス人権宣言」にも大きな影響を与えたロックが、1632年に生まれた日です。ジョン・ロックは、イギリス南西部サマセット州の法律家の息子に生まれました。ロックの少年時代に父は、清教徒(ピュリタン)革命の義勇軍に加わって活躍しました。ロックは、革命に成功したクロムウェルが政権を握っていた1652年、オックスフォード大学に入学……。

2008年  [おもしろ民話集 48] 卵裁判
むかしある国に、ひとりの王様がいました。あるとき、王様は旅に出なくてはならなくなり、お妃を呼んでこんな恐ろしいことをいいました。「わしの留守中に、もしお前が男の子を産んだら、いつまでもこの国の王妃にしておこう。だが、女の子を産んだら、お前の首をはねる」 と。王様が旅に出て、しばらくするとお妃は女の子を産みました……。

2007年  「青い鳥」の劇作家・メーテルリンク
詩人、劇作家、エッセイストとして活躍し、ノーベル文学賞を受賞したメーテルリンクが、1862年に生まれた日です。「病気のむすめのために、青い鳥をさがしてきておくれ。青い鳥さえあれば、あの子はしあわせになれるのだからね」クリスマスの前の晩、貧しい木こりの息子チルチルと妹のミチルは、魔法使いのおばあさんにたのまれ、犬やネコのほか、光の精や水の精などのふしぎなお供をつれて、夢の中の世界へ青い鳥をさがしにでかけます……。

2006年 「エジソン」 のこども時代
エジソンは、幼いころから、好奇心のつよい子どもでした。だれにでも 「なぜ、そうなるの?」 「それは、どうなっているの?」 と聞くから、たまりません。おとなたちは、エジソンを見ると、みんな逃げだしました。ある日、かじやのおじさんに 「火は、どうして、もえるの?」 と聞きました。おじさんは、そんなことは、わかりません。しかたなく 「もえるから、火なんだよ」 と、答えてくれただけでした……。

2005年  携帯サイト近日オープン
「いずみ通販こどもカタログ」2005年秋冬号が完成した。今回の目玉は、携帯電話のショッピングサイトをオープンさせたことである。これまでも携帯電話を使用して、QRコードという1.5cm平方の図形を撮影すると、「セサミえいごワールド」の資料請求ができるシステムをこしらえてはいた。そして、インターネットからの請求者の半数近くが、このシステムを利用していることがわかった……。
投稿日:2017年08月29日(火) 05:49

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)