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2017年版 9月6日はこんな日


● 今日(9月6日)の主なできごと

1522年 初の世界周航……スペイン王と西回りでアジアの香辛料を入手する契約を結んだマゼラン隊の一せきが、人類初の世界一周をはたした。

1954年 ベネチア国際映画祭で銀獅子賞……この日、黒澤明監督の『七人の侍』と溝口健二監督の『山椒大夫』がベネチア国際映画祭で銀獅子賞(金獅子賞に次ぐ2〜6位)を受賞した。なお、1958年には稲垣浩監督の『無法松の一生』、1997年には北野武監督の『HANA-BI』がそれぞれ金獅子賞を受賞。


● 今日の主な記念日・恒例日

妹の日……妹の可憐さを象徴する乙女座(8月23日〜9月23日)の中間の日の前日を、漫画家の畑田国男が1991年に制定。毎年、その年に活躍した「妹」に「日本妹大賞」を授与している。

黒の日……「く(9)ろ(6)」の語呂合せから、京都黒染工業協同組合が1988年に制定。


● 今日生まれた人

1766年 ドルトン……イギリスの化学者・物理学者・気象学者。原子論を提唱。

1860年 ジェーン・アダムズ……アメリカの女流社会改革運動家。ソーシャルワークの先駆。
 
1869年 ザルテン……オーストリアのジャーナリスト・小説家。代表作『バンビ』など。

1926年 星新一……昭和・平成期のSF作家。ショートショートの名手。

1930年 西村京太郎……昭和・平成期の推理小説家。トラベルミステリーの第一人者。


● 今日亡くなった人

1683年 コルベール……フランスの財政家。重商主義政策を推進。

1858年 安藤(歌川)広重……江戸時代後期の浮世絵師。代表作『東海道五十三次』『名所江戸百景』など。ゴッホやモネらに影響を与えた世界的に著名な画家。

1966年 サンガー夫人……アメリカの産児調節運動家。

1998年 黒沢明……昭和・平成期の映画監督。代表作『羅生門』『生きる』『七人の侍』『赤ひげ』 など。「世界のクロサワ」

2014年 山口洋子……昭和・平成期の小説家・作詞家。代表作『演歌の虫』「よこはま・たそがれ」「夜空」「ブランデーグラス」など。


● 過去のマイブログ「9月6日」のテーマ

2013年 「産児制限運動」 のサンガー夫人
アメリカの産児制限(受胎調節)運動の指導者として、生涯活動しつづけたサンガー夫人が、1966年に亡くなった日です。1879年、ニューヨークに生まれたマーガレット・サンガーは、看護婦学校を出たのち、結婚して3児の母になり、1910年ころから労働運動にたずさわりながら、マンハッタン東部の貧民街で看護婦として働くようになりました。貧しい女性が多産や中絶で命を縮めるのをまのあたりにするうち、そんな女性を救うのは労働運動ではなく、的確な避妊情報を提供することだと確信し、産児制限運動をはじめることを決意しました……。

2012年 「重商主義」 のコルベール
フランスの絶対君主ルイ14世の財務総監を長く務めたコルベールが、1683年に亡くなった日です。1619年、フランス北部の町ランスの毛織物商人の家に生れたジャン・バティスト・コルベールは、20歳のころから政府関係で働きはじめ、1651年からルイ14世の宰相マザランの財政管理を任され、その手腕が認められようになりました。1661年にマザランが死去するとルイ14世の財務担当となって実権を握り……。

2011年  現代の民話作家・星新一
「ショート・ショート(掌編小説)1001編」などを著わしたSF作家の星新一(ほし しんいち)が、1926年に生れた日です。東京文京区に、星薬科大学の創立者で星製薬創業者の長男として生まれ、めぐまれた家庭に育った星は、中学在学中に太平洋戦争が開戦しました。敵性語になることをみこして英語をまったく勉強せず、他教科に力を入れて、要領よく飛び級で東大に入学しました。このため秀才と呼ばれましたが、戦後になって英語力の不足を補うため……。

2010年  初の世界周航
スペイン王と西回りでアジアの香辛料を入手する契約を結んだマゼラン隊の一せきが、1522年に人類初の世界一周をはたした日です。ポルトガルの下級貴族の家に生まれたマゼランは、25歳のころ、ポルトガル軍の艦隊に入って初の航海に出ました。その後、インド洋やマラッカの海を8年間も航海したことで、海や地理についてはだれにも負けない知識を得ました。さらにマゼランは、いざというときの判断がするどく、人をまとめる力がすぐれていました……。

2007年  世界的浮世絵師・安藤広重
『東海道五十三次』などの風景版画の傑作を生み、フランス印象派の画家やゴッホ(広重の作品を3点以上模写)、ホイッスラーらに大きな影響を与えた、安藤(歌川)広重が1858年に亡くなった日です。安藤広重は、江戸時代の末期に活躍した浮世絵師です。四季おりおりの風景を心から愛し、ここに住む農民や町人のくらしぶりをありのままに表現しました。数かずのすぐれた風景版画はたくさんの人びとに親しまれ、世界にも広く知られています……。

2005年  絵本は「間接体験」の宝庫
山にとりかこまれた地方に育つ子どもたちは、海を知らない。海をゆく大きな船も、海べの生き物のことも知らない。また、ライオンやぞう、新幹線や高速道路、飛行機がどういうものかも知らない。こういうものを知るためには、じっさいに海岸につれていったり、動物園へでかけたり、新幹線にのったり、自動車で高速道路を走ったり、飛行場を訪れたりする体験をしなくてはならない。ところが、海や船や魚、ライオンやぞう、新幹線、高速道路、飛行機などをテーマにした絵本を与えれば、容易に体験させることかできる。ただしこれは直接の体験ではなく「間接体験」だ……。
投稿日:2017年09月06日(水) 05:03

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)