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2017年版 9月14日はこんな日


● 今日(9月14日)の主なできごと

1822年 ロゼッタストーン解読……1799年、ナポレオンがエジプト遠征の際に持ち帰ったロゼッタストーンを、フランスのシャンポリオンが解読に成功。古代エジプト文明の存在を解明するきっかけとなった。

1900年 女子英学塾が開校……日本初の女子留学生としてアメリカで教育を受けた津田梅子が、東京麹町に塾生わずか10名、有能な英語教師を育てることをめざした「女子英学塾」(のちの津田塾大学)を開校。

1954年 映画『二十四の瞳』公開……壺井栄の同名小説を映画化した木下恵介監督の『二十四の瞳』の上映が開始された。小豆島の分校を舞台に、新任の女教師と12人の教え子との交流を感動的にえがいた作品は大評判となる。


● 今日の主な記念日・恒例日

メンズバレンタインデー……男性から女性へ積極的に愛を表現するため、「女性へ下着を贈ろう」と、日本ボディファッション協会が1991年に制定。


● 今日生まれた人

1680年 太宰春台……江戸時代中期の儒学者・経世家。主著『経済録』『弁道書』など。

1769年 フンボルト……ドイツの博物学者・自然地理学者。主著は「近代地理学の金字塔」といわれる大著『コスモス』。

1849年 パブロフ……ロシアの科学者。消化腺と条件反射の研究。

1883年 サンガー夫人……アメリカの産児調節運動家。

1935年 赤塚不二夫……昭和・平成期の漫画家。代表作『おそ松くん』『天才バカボン』など。


● 今日亡くなった人

1321年 ダンテ……イタリア・ルネサンスの先駆者。代表作 叙事詩『神曲』、詩集『新生』など。

1590年 狩野永徳……安土桃山期の日本画家。代表作『唐獅子図屏風』『洛中洛外図屏風』『聚光院障壁画』など。

1643年 春日局……安土桃山・江戸前期の女性。徳川家光の乳母で江戸城大奥の基礎を築く。

1852年 ウェリントン……イギリスの軍人・政治家。ナポレオンを2度にわたって討ち破る。

1859年 梅田雲浜……幕末期の尊攘派志士。

1982年 グレース・ケリー……アメリカの映画女優・モナコ大公妃。自動車事故死。


● 過去のマイブログ「9月14日」のテーマ

2015年  「安政の大獄」 と梅田雲浜
幕末の儒学者で、つねに尊王攘夷運動の中心にいた梅田雲浜(うめだ うんぴん)が、1859年に亡くなった日です。1815年、若狭国(福井県)小浜藩士の次男として生まれた雲浜(本名・定明 通称・源次郎)は、8歳のときから藩校の順造館に入り、山崎闇斎派の義理と実践を重んじる朱子学の影響を受けて成長、1829年に京都へ出ると、同じ崎門学派の望楠軒(ぼうなんけん)に学びました。1830年には江戸の藩邸で、尊王の学風のある山口菅山に師事して……。

2012年  ナポレオンを失脚させたウェリントン
イギリスの軍人・政治家で、ナポレオンを2度にわたって討ち破ったウェリントンが、1852年に亡くなった日です。アイルランド地方の貴族の子としてダブリンに生まれたアーサー・ウェルズリー・ウェリントンは、1781年、父の死に伴いブリュッセルに移住して、フランスの陸軍士官学校に学びました。1787年にイギリス軍に入隊、インドでイギリス軍に抵抗するインド軍を破るなど、軍人としてのキャリアを積みました……。

2011年 「大奥」 と春日局
江戸幕府3代将軍徳川家光の乳母で、江戸城大奥の基礎を築いた春日局(かすがのつぼね)が、1643年に亡くなった日です。春日局(本名・齋藤福)は1579年、明智光秀の重臣だった斎藤利三のむすめとして、美濃国(いまの岐阜県)生まれました。父は、1582年の「本能寺の変」で光秀とともに信長を討ったあと、秀吉に「山崎の合戦」で敗退した後に処刑されました。福は女だったために、兄弟たちのように追われることなく……。

2010年 『神曲』 のダンテ
イタリアの都市国家フィレンツェに生まれた詩人で、彼岸の国の旅を描いた叙事詩『神曲』や詩集『新生』などを著し、ルネサンスの先駆者といわれるダンテが、1321年に亡くなった日です。詩人ダンテは、ベアトリーチェという一人の女性を、心に秘めた恋人として一生愛しつづけました。ダンテがベアトリーチェに初めて会ったのは、9歳のときです。祭りの日にまねかれた家で、美しい少女ベアトリーチェをみたとき、天使のように気高くて……。

2007年  レオナルド・ダ・ビンチ 「モナリザ」
名画を語る場合、レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」を、欠かすことができません。世界一有名な絵といってもさしつかえないほどです。でも、この絵が描かれた年、場所、モデルの名前さえ、正確にわかっておりません。タイトルの「モナリザ」というのも、本人がつけたものでなく、後に、16世紀の伝記作家バザーリという人が著書の中で、モデルはフィレンツェの名士フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻リザで、女性に対する尊称「モナ」を付けて命名したということです。そのため、モデル説は実にさまざまです……。

2006年 「平賀源内」 のこども時代
高松藩につかえる足軽の子として生まれた源内には、ほんとうは10人の兄弟がいました。ところが、家が貧しかったため、病気や栄養不良で、そのうちの8人が亡くなり、大きく成長したのは源内と妹のふたりだけでした。源内は、5、6歳をすぎると、いつも母といっしょに、野山へ草つみにでかけました。家の貧しいくらしを助けるために、食べられ草、薬になる草をつみ、薬になる草は、それを売るのです。はじめ源内は、母の見つけたものをつむだけ……。

2005年  家庭教育の大切さ
「童話」と「科学」は決して対立するものでなく、どちらも子どもたちの広い世界を知りたいという欲求を満足させるジャンルである。童話は [想像の世界] であり、科学は [現実の世界] である。車の両輪のようなもので、一方が欠けては成り立ち得ない人間の精神生活の2大支柱だといってよいだろう。この両者をバランスよく与えてこそ、子どもたちの健全な世界観がつちかわれる。ところが「童話」はともかく、「科学」というと……。
投稿日:2017年09月14日(木) 05:25

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)