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最新記事【2018年04月28日】


● 今日(4月28日)の主なできごと

1253年 日蓮宗の始まり……日蓮は安房国小湊浦の清澄山山頂で集まった大衆に、初めて「南無妙法蓮華経」の題目をとなえ、立宗宣言を行った。そのため、日蓮正宗の寺院では、毎年この日に「立宗会」を行っている。

1876年 開智学校の上棟式……日本で最も古い小学校の一つといわれる松本市の開智学校が、この日に上棟式が行われた。仮校舎として使用していた廃寺の跡地に建てられた校舎は、和洋折衷建築の美しい建物で、1961年に重要文化財の指定を受けた。1963年3月まで小学校として約90年間使用された後、今は解体移築復元され、1965年から教育博物館として公開されている。

1937年 初の文化勲章授賞式……この日、第1回文化勲章授賞式が行われ、長岡半太郎(物理学)、本多光太郎(金属物理学)、木村栄(地球物理学)、佐佐木信綱(和歌・和歌史)、幸田露伴(小説)、岡田三郎助(洋画)、藤島武二(洋画)、竹内栖鳳(日本画)、横山大観(日本画)の9名が受賞。1949年からは、毎年文化の日に天皇から直接授与するようになった。

1952年 日本が独立回復……第2次世界大戦でアメリカをはじめとする連合国軍に敗れた日本は、連合国軍に占領されていたが、前年9月8日に調印された「サンフランシスコ平和条約」が発効し、6年8か月ぶりに独立を回復した。これと同時に「日米安保条約」も発効したため、アメリカ軍の日本駐留などの問題が残された。


● 今日の主な記念日・恒例日

主権回復記念日(サンフランシスコ平和条約発効記念日)……「日本との平和条約」(サンフランシスコ平和条約)が発効し、日本の主権が回復したのを記念して制定。

労働安全衛生世界デー……労災の犠牲者を追悼する国際的な記念日。カナダ地方公務員組合が1914年のこの日に「包括的労働者補償法」が成立したことをうけ、国際労働機関(ILO)が1984年に国連の国際デーの一つとしたもの。


● 今日生まれた人

1670年 伊藤東涯……江戸時代中期の儒学者。伊藤仁斎の長男で、「古義学」興隆の基礎を築く。

1758年 モンロー……アメリカ第5代大統領。アメリカ大陸とヨーロッパ大陸間の相互不干渉を提唱。(モンロー宣言)

1897年 東郷青児……大正・昭和期の洋画家。代表作『パラソルさせる女』など。

1898年 佐伯祐三……大正・昭和期の洋画家。代表作『郵便配達夫』『テラスの広告』など。

1937年 サダム・フセイン……イラクの政治家。イラク共和国大統領、首相。イラク軍最高司令官歴任。イラク戦争で侵攻したアメリカ軍により拘束され処刑。


● 今日亡くなった人

1944年 中里介山……明治・大正・昭和期の小説家。代表作『大菩薩峠』など。

1945年 ムッソリーニ……イタリアの政治家。ファシズム運動の指導者。


● 過去のマイブログ「4月28日」のテーマ

2015年 『大菩薩峠』 の中里介山
長編時代小説『大菩薩峠』を著し、孤高の人生を貫いた作家の中里介山(なかざと かいざん)が、1944年に亡くなった日です。1885年、現在の東京羽村市に精米業者の子として生まれた中里介山(本名・弥之助)は、生家の商売がうまくいかなくなったために、1898年高等小学校を卒業後に上京、以後何度となく上京・帰郷をくりかえしながら、電話交換手や母校の代用教員になるなど、一家を支えました……。

2014年 「ファシスト独裁」 のムッソリーニ
第40代イタリア首相で、ファシズム理論を独自に構築して20年も独裁政治を行ったムッソリーニが、1945年に銃殺された日です。1883年、ボローニャの南東にあるプレダピオという小村に鍛冶屋でアナーキスト系社会主義者の父と小学教師の母との子として生まれたベニート・ムッソリーニは、寄宿学校で学び成績は優秀だったものの、教師に石を投げつけたり、けんかをして相手をナイフで刺すなど……。

2009年  サンフランシスコ講和条約
太平洋戦争敗戦後アメリカを中心とする連合国に占領された日本が、平和条約を結び、1952年のこの日に主権が回復した日です。1945年8月15日、第2次世界大戦で連合国軍に敗れた日本は、同年9月から連合国軍に占領されていました。そして、1951年9月、この大戦の終結と国交回復のために、アメリカのサンフランシスコで、対日講和会議が開かれ、日本は連合国48か国と講和条約「サンフランシスコ講和条約」に調印しました。そして、この日に条約が効力を発生し、いちおう独立国として再出発することになりました……。

2008年  スペイン・ポルトガルの旅
兄猛夫夫妻と同行するヨーロッパの旅は、2003年スペイン、2006年フランス周遊、2007年ドイツ周遊に続き今回で4回目。バルセロナ・バレンシア・ラマンチャ・グラナダ・コルドバ・セビージャ・エヴォラ・リスボン・バターリャ・ポルト・サンチャゴデコンポステーラ・レオン・サラマンカ・セゴビア・マドリッドという、スペイン、ポルトガルの主だった都市やその周辺を、走行距離3800km、1日平均400km以上のバスによるハードな旅ではありましたが、それぞれの場所に、印象深い思い出を残すことができました……。

2007年  しょうぼうじどうしゃ じぷた
ある町の消防署。高いビルが火事のときは、ぐんぐんはしごをのばして指揮する、はしご車・のっぽくん。どんな大火事でも、すごい圧力で水をふきかけて火を消してしまう、高圧車・ぱんぷくん。けが人がでると、矢のような早さで病院へはこぶ、救急車・いちもくさん。そして、はたらきものだが、ちびっこの・じぷた。でも、じぷたには、なかなか出番がありません……。
投稿日:2018年04月28日(土) 05:02

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)