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最新記事【2017年10月22日】


● 今日(10月22日)の主なできごと

794年 平安京に遷都……桓武天皇はこれまでの長岡京から、この日平安京に都を移した。南北を38町に区切り、39の大路・小路を東西に通して1条から9条に分けた京の都は、東京に移るまで1100年近くも続いた。なお、平安遷都1100年を記念して1895年に創建された平安神宮の例祭・時代祭はこの日に開催される。

1962年 キューバ危機……「ソビエトがキューバに攻撃用ミサイル基地を建設中」との情報を入手したアメリカのケネディ大統領は、この日全米に「海上封鎖を予告する」とテレビで演説、ソビエトのフルシチョフ首相に対し「封鎖を破るものは、ソ連船でも撃沈する」と警告を発した。ソビエトはこれをアメリカの海賊行為と非難したため、核戦争の始まりかと世界中を震撼させた。しかし28日、ソビエトはミサイル基地の撤去を発表、危機は回避された。


● 今日の主な記念日・恒例日

パラシュートの日……1797年のこの日、フランスのパリ公園でガルヌランが約900mの気球から世界初のパラシュートで降下したことにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1811年 リスト……ハンガリーの作曲家・演奏家。代表作『ハンガリア狂詩曲』(全19曲のうち第2番が特に有名)『パガニーニによる大練習曲』(3曲目が「ラ・カンパネラ」)など。

1913年 キャパ……ハンガリーの報道カメラマン。20世紀を代表する戦場カメラマン・報道写真家。


● 今日亡くなった人

1906年 セザンヌ……フランスの画家。ゴッホ、ゴーガンと並ぶ後期印象派の巨匠。代表作『カード遊びをする人々』『大水浴図』『サント・ヴィクトワール山』など。

1937年 中原中也……大正・昭和期の詩人。詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』のほか、『ランボオ詩集』(訳詩)がある。

1972年 柳家金語楼……大正・昭和期の落語家・喜劇俳優。エノケン・ロッパと並ぶ三大喜劇人の一人。

1973年 カザルス……スペインのチェロ演奏家・指揮者・作曲家。

1975年 トインビー……イギリスの歴史学者。代表著作『歴史の研究』『試練に立つ文明』『一歴史家の宗教観』『世界と西欧』など。

1991年 春日八郎……昭和期の歌手。代表曲『赤いランプの終列車』『お富さん』『別れの一本杉』『あん時ゃどしゃ降り』など。


● 過去のマイブログ「10月22日」のテーマ

2015年 「チェロの近代奏法」 とカザルス
「20世紀最大のチェリスト」といわれ、チェロ演奏家・指揮者・作曲家として世界的に活躍したスペインのカザルスが、亡くなった日です。1876年、スペイン・カタルーニャ地方のバンドレルに生まれたパブロ・カザルスは、幼少のころから教会オルガン奏者の父と教育熱心な母から感化を受け、4歳でピアノを始めました。6歳で作曲をするようになり、8歳でバイオリン独奏……。

2014年 「戦争報道写真家」 キャパ
「スペイン内乱」「ノルマンディー上陸作戦」など、たくさんの戦争を報道した写真家のキャパが、1913年に生まれた日です。ハンガリーのブダペストに、ユダヤ家系の子として生まれたロバート・キャパ(本名・フリードマン・アンドレイ)は、地元のギムナジウム(中高一貫校)を卒業後、言葉を越えて自己を主張できる写真ジャーナリストをめざし、ドイツのベルリンで写真通信社の……。

2013年 『歴史の研究』 のトインビー
大著『歴史の研究』をはじめ『試練に立つ文明』『一歴史家の宗教観』『世界と西欧』など、独自の歴史観に基づく多くの著書をのこしたイギリスの歴史学者のトインビーが、1975年に亡くなった日です。1889年、医師の父、歴史家の母の子としてロンドン生まれたアーノルド・J・トインビーは、9歳のとき、母にすすめられてエジプトやバビロニアについての本を読み……。

2012年 「傷ついた魂の詩人」 中原中也
詩集『山羊(やぎ)の歌』『在りし日の歌』など、350編もの詩を残して夭折した詩人の中原中也(なかはら ちゅうや)が、1937年に亡くなった日です。1907年、山口市湯田温泉に陸軍軍医の子として生まれた中也は、幼い頃は父の転任のため広島、金沢に移り住みました。父が山口の医院を受け継ぐことになったため、1918年に山口師範小学校に転校。成績優秀で、すぐれた文才を……。

2010年 ピアノ王・リスト
『ハンガリア狂詩曲』『ラ・カンパネラ』『愛の夢』など名曲の数々を作曲したハンガリー生まれの作曲家・演奏家のリストが、1811年に生まれた日です。フランツ・リストは、ハンガリーのライディングという小さな町に生まれました。父は、貴族に仕えて土地管理人をつとめながら、その貴族がかかえる楽団でチェロをひいていました。すぐれた演奏家では……。

2008年  後期印象派の代表画家・セザンヌ
ゴッホ、ゴーガンと並ぶ後期印象派の巨匠、20世紀絵画の祖といわれる画家セザンヌが、1906年に亡くなった日です。19世紀の終わりに、印象主義とよばれた美術運動が、ヨーロッパで盛んになりました。印象派の絵というのは、目に見えたとおりに写真のようにかくのではなく、画家の心にどう感じたかということを、自分自身の感じたままに表現したものです……。

2007年  まわりと比べて育てることの愚かさ
バスの中で耳にした、二人のお母さんの会話です。「わたし、変わり者あつかいされたのよ」 「何で?」 「うちの子は、進学のときに不利でも、塾に行かせたくない と言ったの。そしたら、あなたも変わってるわねだって」 「そんなことを言ったら、変わり者と言われても仕方がないわよ」 「どうして? みんなと同じことをしない、同じように考えない、ただそれだけで……。
投稿日:2017年10月22日(日) 05:02

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)