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2017年版 10月8日はこんな日


● 今日(10月8日)の主なできごと

1856年 アロー号事件……中国の広州湾外で、清の役人がイギリス船アロー号を立ち入り検査し、船員12名を海賊容疑で逮捕した。イギリスは清に厳重に抗議、宣教師を殺害されたとするフランスと連合して、1857年から1860年にかけて、清と英仏連合軍とが戦う「アロー戦争」となった。最終的に北京条約で終結、清の半植民地化が決定的なものとなる。


● 今日の主な記念日・恒例日

足袋の日……10月以降は七五三・正月・成人式など、これから着物を着る機会が多くなるシーズンであり、日本足袋工業懇談会が末広がりで縁起の良い八日を選び、1988年に制定。

木の日……「十」と「八」を組み合わせると「木」の字になることから、木の良さを見直すきっかけにしてほしいと、日本木材青壮年団体連合会などが、1977年に制定した記念日。

骨と関節の日……「十」と「八」を組み合わせると「骨」の「ホ」の字になり、また、「体育の日」を前に骨と関節の健康に気をつけようと、日本整形外科学会が1994年に制定。

その他の記念日……入れ歯の日・入れ歯感謝デー/歯科技工の日・FX(外国為替)の日・コンビニATMの日・プリザーブドフラワーの日など。


● 今日生まれた人

1886年 吉井勇……明治・大正・昭和期の歌人・劇作家・小説家。代表作『酒ほがひ』『祇園歌集』(歌集)『午後三時』(戯曲集)『ゴンドラの唄』(作詞)など。

1930年 武満徹……昭和・平成期の作曲家・エッセイスト。『ノヴェンバー・ステップス』など、日本を代表する現代音楽家。


● 今日亡くなった人

1871年 安藤信正……幕末期に江戸幕府老中となり、井伊直弼暗殺後の幕政を主導。皇女和宮の降嫁ほか、幕府の権威失墜防止に貢献。

1895年 閔妃……李氏朝鮮・高宗の妃。義父との権力闘争の末に暗殺。

1936年 下田歌子……明治・大正・昭和期の教育家。「実践女学校」(今の実践女子学園)創立。

1945年 ザルテン……オーストリアのジャーナリスト・小説家。代表作『バンビ』など。

1967年 アトリー……イギリスの政治家。労働党出身の首相として「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれる社会保障制度確立。

2005年 早船ちよ……昭和・平成期の児童文学作家。代表作『キューポラのある街』『トーキョー夢の島』など。


● 過去のマイブログ「10月8日」のテーマ

2015年 「社会福祉国家めざした」 アトリー
チャーチルの保守党を破り、労働党内閣の首相として第2次世界大戦後のイギリスを「福祉国家」に導いたアトリーが、1967年に亡くなった日です。1883年、ロンドンの裕福な家に生まれたクレメント・アトリーは、オックスフォード大学卒業後に弁護士となり、ロンドンのイースト・エンドにあるスラム街を訪れ、セツルメントに関わったことが労働党入党のきっかけに……。

2014年  李朝を亡国に導いた閔妃
李氏朝鮮の第26代王・高宗の皇后で、義父大院君との20年以上にわたる権力闘争の末、乙未(いつび)事変で暗殺された閔妃(びんひ/ミンビ)が、1895年に亡くなった日です。1851年、閔致禄の子として京畿道に生まれた閔妃は、15歳の時に高宗の実父で摂政・大院君の夫人の推挙で、同い歳の高宗の妃として王宮に入りました。しかし、高宗は政治と妃に全く関心を持たず……。

2013年 「公武合体策」 と安藤信正
暗殺された井伊直弼のあとを受けて幕政を主導し、皇女和宮の降嫁を実現させるなど、幕府の権威失墜防止につとめた安藤信正(あんどう のぶまさ)が、1871年に亡くなった日です。1819年、磐城(いわき)国平藩9代目藩主の長男として江戸藩邸に生まれた安藤信正は、幼いころから文武を修め、経世救民法をまなびました。27歳のときに藩地へおもむき……。

2010年   吉井勇のうた
明治・大正・昭和期に活躍した歌人の吉井勇が、1886年に生まれた日です。若山牧水ら、旅と酒と女を愛した文人はたくさんいますが、吉井もまたその一人に数えられる異才の歌人です。東京芝高輪に生まれた吉井は、中学卒業後まもなく歌作に励み、早稲田大学に入学しました。大学在学中に、友人となった北原白秋らと1905年に与謝野鉄幹が主宰する「新詩社」の同人……。
投稿日:2017年10月08日(日) 05:09

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)