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2017年版 10月2日はこんな日


● 今日(10月2日)の主なできごと

1943年 学徒出陣公布……太平洋戦争での兵力不足を補うため、また戦局悪化により下級将校の不足も顕著になったため、26歳までは徴兵猶予されていた20歳以上の学生を、在学途中で徴兵し出征させると公布した。そして、同年10月と11月に徴兵検査を実施して合格者を12月に入隊させることとなった。

1961年 柏鵬時代の始まり……大相撲の柏戸・大鵬両大関が、この日そろって横綱に昇進。前年までの栃錦と若乃花による「栃若時代」にかわって、大型若手横綱の登場に大相撲は大きな盛り上がりをみせた。


● 今日の主な記念日・恒例日

豆腐の日……「とう(10)ふ(2)」の語呂合せから、日本豆腐協会が1993年に制定。

望遠鏡の日……1608年のこの日、オランダの眼鏡技師リッペルハイが遠くの物が近くに見えるという望遠鏡を発明し、特許を申請した。ところが、原理があまりにも単純だという理由で、特許は受理されなかった。

その他の記念日……関越自動車道全通記念日・杜仲の日・東武の日などがある。


● 今日生まれた人

1758年 良寛……江戸時代中・後期の禅僧・歌人・書家。村童と親しくしたことで良く知られる。弟子の貞心尼編による歌集『蓮(はちす)の露』がある。

1869年 ガンジー……インド独立運動の指導者。「非暴力・不服従」を説く。「建国の父」

1871年 ハル……アメリカの政治家。国務長官歴任。「国際連合」設立に尽力。

1904年 グレアム・グリーン……イギリスの小説家。代表作『スタンブール特急』『権力と栄光』『第三の男』など。

1905年 円地文子……昭和期の小説家・劇作家。代表作『女坂』『ひもじい月日』『朱を奪うもの』『なまみこ物語』など。

1910年 竹内好……昭和期の中国文学者・評論家。魯迅の研究や翻訳、日中関係論・日本文化などの評論で知られる。



● 今日亡くなった人

755年 吉備真備……奈良時代の漢学者・廷臣。奈良時代を代表する政治家。

1554年 山崎宗鑑……戦国時代の連歌師・俳人。俳諧の祖といわれ、辞世は「宗鑑はいづくへと人の問うならば ちとようがありてあの世へといへ」。

1579年 種子島時堯……戦国時代から安土桃山期の武将。種子島家第14代島主。「鉄砲製造」に成功。

1643年 天海……安土桃山時代から江戸時代初期の僧侶。徳川三代(家康・秀忠・家光)の顧問。

1835年 華岡青洲……江戸時代中・後期の外科医。独自に「麻酔術」を開発し、世界初の全身麻酔に成功。

1855年 藤田東湖……江戸時代後期の水戸藩士・学者。全国の尊皇志士に大きな影響。

2012年 大滝秀治……昭和・平成期の俳優。舞台・テレビドラマ・映画など、60年以上にわたり活躍した名優。


● 過去のマイブログ「10月2日」のテーマ

2015年 「鉄砲伝来」 と種子島時堯
漂着したポルトガル商人から鉄砲を購入し、分解して鉄砲製造に成功した14代島主の種子島時堯(たねがしま ときたか)が、1579年に亡くなった日です。九州西南端にある種子島の種子島家は、鎌倉時代初期に始まり、第7代島主の頼時の頃から薩摩の島津氏に治められるようになっていました。1528年、種子島家第13代島主種子島恵時(しげとき)の子として生れた……。

2014年 「俳諧の祖」 山崎宗鑑
室町時代末期の連歌師・俳諧作家で、ユニークな句を作ったことで知られる伝説的人物の山崎宗鑑(やまざき そうかん)が、1554年に亡くなったとされる日です。1465年、近江国(今の草津市)に生まれた山崎宗鑑(本名・支那範重)は、幼少時から室町幕府9代将軍足利義尚(よしひさ)の小姓として仕え、一休禅師とも親しくしていたと伝えられています……。

2013年 「全身麻酔」 の華岡青洲
江戸時代中期の外科医で、世界初の全身麻酔を用いた手術を成功させた華岡青洲(はなおか せいしゅう)が、1835年に亡くなった日です。1760年、紀伊国(現・和歌山県紀の川市)の医師・華岡直道の長男に生まれた青洲(=号 本名・震[ふるう])は、1782年に京都へ出て、オランダ医学を学ぶいっぽう、吉益南涯に漢方医学のひとつである古医方を学びました……。

2012年  尊王攘夷論者・藤田東湖
江戸時代後期に活躍した水戸藩の政治家藤田東湖(ふじた とうこ)が、1855年に亡くなった日です。1806年、常陸国水戸藩の「彰考館」(水戸藩の2代目藩主徳川光圀の始めた事業で『大日本史』の編さんを行っていた)に勤務する藤田幽谷の次男として生まれた武次郎(通称虎之助、のちに誠之進。東湖は号)は、幼い頃から、水戸学という「朝廷は尊く、武力で権力を……。

2008年  奈良時代最大の学者・政治家 吉備真備
下級官吏の家に生まれたにもかかわらず、努力のかいがあって唐への留学生に抜擢され、さまざまな学識を蓄え、奈良時代に輩出した最大の知識人・政治家といわれる吉備真備(きびの まきび)が、755年に亡くなった日です。717年、阿倍仲麻呂といっしょに遣唐船に乗ったときの吉備真備は、仲麻呂よりも少し年上の23歳くらいでした。「唐でしっかり学んで日本へ帰れば……。

2007年  [おもしろ民話集 16] ブタの望み
ある時、1ぴきのブタがぶつぶつ、ぷーぷー、ぷーぷー、ぶつぶつ言いながら、役場へやってきました。「何を、ぶつぶつ、言ってるんだい」 役場の人たちがたずねました。すると、ブタは、鼻を鳴らしながら言いました。「おいらは、もう、がまんならずに、やってきました。ぷー。よーく考えてみてくだされ。ウマやウシは、おいしそうな麦をもらう。それに、かわいたわらをしいた……。

2006年 「シュバイツァー」 のこども時代
牧師の子として生まれた少年時代のシュバイツァーは、ほかの男の子と同じように、わんぱくでした。両親に、わがままを言うこともありました。いたずらをして母を困らせたこともありました。でも、そんなことをしても、ほかの子と少しだけちがうところがありました。自分のしたことが悪かったとわかれば、すぐ、反省したことです。小学生のときのことです……。
投稿日:2017年10月02日(月) 05:36

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)