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2017年版 10月10日はこんな日


● 今日(10月10日)の主なできごと

1911年 辛亥革命……中国の清に対し、湖北省の武昌で兵士による反乱(辛亥革命)がおこった。これがきっとかけとなり、翌年1月に古代から続いた君主制が廃止され、孫文を臨時大総統とする共和制国家「中華民国」が南京に成立した。

1964年 東京オリンピック開催……第18回オリンピックが、東京・国立競技場で開会式が行われ、この日から15日間、94の国と地域から選ばれた5558人の選手が競いあった。日本は、重量挙げ、体操男子、レスリング、柔道、女子バレーなどで過去最高の金16、銀5、銅6のメダルを獲得、国民の多くはテレビに釘付けとなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

目の愛護デー……「10 10」を横に倒すと眉と目の形になることから、中央盲人福祉協会が1931年に「視力保存デー」として制定したのに始まる。戦後、厚生省(今の厚生労働省)が「目の愛護デー」と改称。

缶詰の日……1877年のこの日、北海道開拓使が北海道石狩町に鮭の缶詰の工場を設置し、日本初の本格的な缶詰の製造が始ったことにちなみ、日本缶詰協会が1987年に制定。

その他の記念日……まぐろの日・釣りの日・冷凍めんの日・銭湯の日・トレーナーの日・totoの日・空を見る日・トートバッグの日・転倒防止の日・おもちの日・トマトの日・お好み焼の日・肉だんごの日・貯金箱の日・島の日など。


● 今日生まれた人

1813年 ヴェルディ……イタリアの作曲家。代表作『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』など。

1842年 大山巌……幕末の薩摩藩士、明治期の陸軍軍人・政治家。日清・日露戦争に陸軍大臣として勝利に貢献。元老・海軍相・陸軍相・内大臣歴任。

1861年 ナンセン……ノルウェーの北極探検家・科学者・政治家。

1901年 ジャコメッティ……スイスの彫刻家・画家。針金のように長く引き伸ばされた人物彫刻に特徴。

1930年 野坂昭如……昭和・平成期の小説家・作詞家。代表作『アメリカひじき』『火垂るの墓』、『おもちゃのチャチャチャ』(作詞)など。


● 今日亡くなった人

1837年 フーリエ……フランスの哲学者・社会思想家。「空想的社会主義者」を代表。

1913年 桂太郎……明治期の政治家。第11・13・15代首相。陸軍大将・陸軍相・内相・外相など歴任。日露戦争・日英同盟・韓国併合を断行。

1934年 高村光雲……明治・大正・昭和期の彫刻家。代表作『老猿』『西郷隆盛像』など。高村光太郎の父。

1985年 オーソン・ウェルズ……アメリカの俳優・演出家・映画監督。『市民ケーン』『偉大なるアンバーソン家の人々』『黒い罠』など。

2008年 三浦和義……昭和・平成期の実業家。「ロス疑惑」の被疑者。


● 過去のマイブログ「10月10日」のテーマ

2014年  「木彫」 を近代化した高村光雲
上野公園の「西郷隆盛像」の作者として名高い彫刻家で、木彫技術の伝統を近代につなげる役割を果たした高村光雲(たかむら こううん)が、1934年に亡くなった日です。1852年、今の東京台東区に町人の子として生まれた光雲(本名・光蔵)は、1863年12歳から仏像彫刻家(仏師)の高村東雲の徒弟となり、職人としての修行を積むうち認められ、1874年に東雲の姉エツの……。

2013年  火(ひ) ってなーに ?
火は、光と熱を発してものが燃えることです。ものが燃えることを、科学では「燃焼(ねんしょう)」といいます。燃焼にはいろいろな種類がありますが、どの燃焼も、空気中の酸素がもえる物質と結びつくことによっておきます。物質と酸素が結びつくことを酸化といい、この酸化反応(化合)が急激にすすむと熱のために温度が高まり、物質は赤く光ったり、明るい炎が出たり……。

2012年 「陸軍創始者」 の大山巌
日本陸軍の創成期から日露戦争にかけて大きな活躍をした軍人大山巌(おおやま いわお)が、1842年に生れた日です。薩摩(鹿児島県)藩士の子として生まれた大山巌は、いとこの西郷隆盛の指導を受けて育ちました。同藩の有馬新七らに影響されて過激派に属し、1862年「寺田屋事件」をおこして公武合体派によって鎮圧されますが、帰国謹慎処分とされて難を逃れ……。

2008年  盲犬モカの楽しみ発見 その2
3年前に痛めつけられたノミに、その後2年間は無事切り抜けられたのは、散歩中にとりつくと思われる危険地帯に近づかなかったからだと判断していました。ところが、今年の夏の終わりの長雨が、ノミの大発生を後押ししたにちがいありません。9月の半ばすぎから、かゆがりはじめたのです。犬に詳しい人のアドバイスで、ノミとりシャンプーを手に入れてシャンプーしたところ……。

2007年  [おもしろ民話集 17] 貧乏神
昔むかし、あるところに平作という貧乏な百姓がいました。働き者のつもりでしたが、いくら働いても暮らしがラクになりません。自分でもあきれてしまって、家の中にひっくりかえって、毎日寝てばかりいました。すると、平作が寝てばかりいるので、奥さんも働く気がしなくなって、掃除さえしないために、家の中はほこりだらけです。そんなある日、平作が押入れを開けてみると……。

2006年  「渡辺崋山」 のこども時代
少年時代の崋山は、なにかひとつ考えはじめると、そのことだけに夢中になってしまう子どもでした。考えごとをしながら歩いているうちに、大名行列を横ぎろうとして家来にとがめられ、あやうく命をおとしてしまいそうになったことがあります。勉強ずきのあまり、湯をわかしながら、かまどの火明かりで本を読んでいるうちに着物をすっかりこがして、母にしかられ……。
投稿日:2017年10月10日(火) 05:46

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)