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フランス革命に倒れたルイ16世

今日1月21日は、絶対王政期のブルボン朝5代目のフランス国王ルイ16世が、在任中の1789年に革命がおき、王妃マリー・アントワネットの故国オーストリアにのがれようとしたところを捕えられ、1793年に処刑された日です。

1754年、ルイ15世の孫として生まれたルイ・オーギュストは、兄たちや父の死去により、1765年にフランス王太子となりました。長い間敵対してきたオーストリアのハプスブルク家と和議を結ぶため、1770年にオーストリア王女マリー・アントワネットを王太子妃に迎えました。1774年に国王ルイ16世となると、ぜいたくな宮廷生活をおくりはじめました。

翌年、アメリカの独立戦争(1775〜83年)がはじまるや、イギリスに対抗するために独立軍を援助したことなどから財政が極度に悪化してしまい、チュルゴーやネッケルを財務総監に起用し、税を免除されている聖職者や貴族ら特権身分に税をかけるなどの財政改革を開始しました。ところが、善良ではあるものの弱い性格だった国王は、王妃マリー・アントワネットに支持された特権身分の反対にあって、ふたりの罷免を余儀なくされました。次いで財務総監に登用されたカロンヌが、1787年に名士会を開いて新税の承認を得ようとするものの失敗し、国王は、三部会(聖職者・貴族・平民の代表を召集し課税問題を討議する制度)の召集を約束せざるをえませんでした。

1789年に三部会が招集されると、税が重くなることを知った平民(第三身分)は国民議会を開いて憲法の起草に着手するいっぽう、バリの民衆は1789年7月14日にバスティーユ牢獄の襲撃を開始し、フランス革命は民衆をまきこんだ大規模なものとなっていきました。国民議会は封建制を廃止し、ルイ16世を君主とする立憲君主制を打ち立てましたが、国王が強硬な態度崩さなかったことから、10月に国王一家はベルサイユ宮殿から、パリに強制連行されることになりました。1791年6月、ルイ16世は家族とともにパリを脱出しオーストリアに逃れようとしましたが、バレンヌで発見され、一家はただちにパリへ護送され、テュイルリー宮殿に軟禁されてしまいました。

1792年8月10日の民衆蜂起により王制は廃止され、ルイ16世は、王妃、2人の子、妹とともに修道院に幽閉されましたが、翌1月半ばの国民公会で投票が行われ、賛否わずかの差で国民に対する反逆の罪により、ギロチンにかけられてしまったのでした。


「1月21日にあった主なできごと」

1530年 上杉謙信誕生…戦国時代に武田信玄、北条氏康、織田信長らと合戦を繰りひろげた越後の武将の上杉謙信が生まれました。

1866年 薩長同盟…これまで抗争をくりかえしてきた薩摩藩と長州藩は、坂本龍馬や中岡慎太郎らの仲介により、薩摩の西郷隆盛らと長州の桂小五郎(のちの木戸孝允)が会談、協力して倒幕し新国家建設を進めることを誓いました。

1924年 レーニン死去…ロシアの革命家で、世界で初めて成功した社会主義革命「ロシア革命」を主導し、ソビエト連邦、ソビエト共産党の初代指導者となったレーニンが亡くなりました。
投稿日:2014年01月21日(火) 05:16

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)