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イースター (復活祭)

キリスト教の祝い日として、クリスマスと並んで重要な祭りがイースター(復活祭)です。十字架にかけられて死んだ イエス・キリスト が、3日目によみがえったことを記念するもので、聖書は復活のありさまを、次のように記しています。

キリストの死体は、十字架からおろされ、白い布に包まれ岩をくりぬいて造られた横穴に入れられて、大きい石でふたをされた。それは金曜日の夕方だった。それから、3日目の日曜日の朝早く、キリストの死体に油をぬろうと横穴にやってきた女性の弟子たちは、穴の入口が開いているのを見つけた。おそるおそる中をのぞくと、キリストの死体はなく、白い布だけが残っていた。誰かが死体を奪ったのかと思っていたところ、天使が現れ、キリストは生き返ったと知らせた。女弟子たちはほかの弟子たちのところへ走っていって、このことを告げたが、誰も信じなかった。しかしその午後、エルサレムの郊外を歩く2人の弟子の前にキリストが現れ、その後も弟子たちのところへキリストが姿を見せたため、弟子たちは師の復活をかたく信じるようになった……。

この記述によって、イースター(復活祭)は「春分の日のあとにくる満月の次の日曜日」と定められています。そのため、年によって異なり今年は4月4日、国や地域によっては、翌日の月曜日も休日にすることがあります。また、復活祭から50日間を「復活節」とよんで、熱心な信者は毎日お祈りをします。

欧米の今年のカレンダーの多くには、4月2日[Good Friday]、4日[Easter Sunday]、5日 [Easter Monday]と記されています。

なお、復活祭にかかわる習慣として、もっとも有名なものにイースター・エッグがあります。卵の殻に鮮やかな彩色をほどこしたり、美しい包装をしたゆで卵を出したり、卵を庭や室内のあちこちに隠して、子どもたちに探させるといった遊びが行なわれるところもあります。最近では、卵だけでなく、卵をかたどったチョコレートも広く用いられています。ヒナが卵から生まれることをキリストが墓から出て復活したことに結びつけたようで、冬が終わり草木に再び生命がよみがえる春の喜びをあらわしたものでもあるのでしょう。


「4月5日にあった主なできごと」

1976年 四五天安門事件…中国の首都北京にある天安門広場で、1月に亡くなった周恩来をいたむためにささげられた花輪を撤去されたことに対し、民衆と警察が衝突、政府によって暴力的に鎮圧された「天安門事件」がおこりました。1989年6月4日に起きた「六四天安門事件」と区別するため、第1次天安門事件ともいいます。

投稿日:2010年04月05日(月) 09:00

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)