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2018年版 6月15日はこんな日


● 今日(6月15日)の主なできごと

1215年 マグナカルタ成立……イギリス憲法の聖書ともいわれる「マグナカルタ」(大憲章)に、横暴だったジョン王が署名し、王も法に従うという原則が定められ、イギリス立憲政治の出発点となった。

1960年 安保改定阻止統一行動で国会突入……この日安保改定阻止第2次実力行使に580万人が参加したが大きな混乱はなかった。夕方になり、右翼の維新行動隊が、女性参加者の多いデモ隊に襲いかかったことを耳にした全学連主流派約4千人が国会に突入、警官隊と激突し、東大生の樺美智子さんが死亡したほか重傷者を含む589人が負傷した。

1963年 「上を向いて歩こう」がアメリカで1位……坂本九の歌う「上を向いて歩こう(スキヤキ)」(永六輔作詞・中村八大作曲)が、この日、アメリカのヒットチャート・ビルボード誌で週間1位を記録。同誌の1963年度年間ランキングでは第10位にランクインされ、世界70か国で1300万枚以上の売り上げを記録。


● 今日の主な記念日・恒例日

信用金庫の日……1951年のこの日、「信用金庫法」が公布されたことから、全国信用金庫協会が制定。


● 今日生まれた人

774年 空海……平安時代前期の真言宗開祖。「弘法大師」

1769年 佐藤信淵……江戸時代中・後期の農政学者。国学、儒学、蘭学、動・植物、天文、地理、測量など広い学問に通じ、明治以降の日本のすがたを明確に予想。

1843年 グリーグ……ノルウェーの作曲家。代表作『ペールギュント』など。

1860年 根津嘉一郎……明治・大正・昭和期の実業家。東武鉄道・南海鉄道再建など「鉄道王」

1863年 巖本善治……明治・大正・昭和期の女子教育家。

1926年 萱野茂……昭和・平成期の著述家。アイヌ民族初の参議院議員。

1929年 藤山寛美……昭和・平成期の喜劇俳優。

1930年 平山郁夫……昭和・平成期の日本画家。代表作『仏教伝来』『大唐西域壁画』など。


● 今日亡くなった人

1242年 北条泰時……鎌倉時代の3代目執権。『御成敗式目』(貞永式目)制定。

1705年 北村季吟……江戸時代前・中期の俳人・歌人・古典学者。

1770年 鈴木春信……江戸時代中期の浮世絵師。美人画や役者絵を得意とし、多色摺木版画(錦絵)を実現。

1984年 竹山道雄……昭和期のドイツ文学者・評論家・小説家。代表作『ビルマの竪琴』。

1992年 今西錦司……昭和期の生態学者・人類学者・登山家。


● 過去のマイブログ「6月15日」のテーマ

2015年 「ダーウィンに挑んだ」 今西錦司
わが国の霊長類研究の創始者で、「すみわけ理論」を提唱し、独自の進化論を主張した生態学者・文化人類学者・登山家の今西錦司(いまにし きんじ)が、1992年に亡くなった日です。1902年、京都・西陣の大きな網元の長男に生まれた今西錦司は、子どものころからリーダーシップのある少年に育ち、旧第三高校をへて、1928年に京都帝国大学農学部を卒業後に同大学の人文科学研究所員となり、1959年に同研究所教授になりました……。

2012年 「錦絵」を大成させた鈴木春信
江戸時代中期に活躍した浮世絵師の鈴木春信(すずき はるのぶ)が、1770年に亡くなった日です。春信は、1725年に江戸で生まれ、京都に出て西川祐信に学び、1760年前後に江戸へ移り住んでいたことは判っていますが、それまでは何をしていたかはほとんどわかっていません。本姓は穂積、通称は次郎兵衛、長栄軒、思古人と号しました。春信が活躍したのは1760年から亡くなるまでの約10年間で……。

2011年 『ペール・ギュント』 のグリーグ
ノルウェーの国民主義音楽家を代表するグリーグが、1843年に生まれた日です。スウェーデン統治下にあったノルウェーのベルゲン市に、スコットランド系商人の父とピアニストの母のもとに生まれたエドバルド・グリーグは、6歳ころから母にピアノを学びはじめ、12歳で作曲をはじめました。才能が認められ、15歳からドイツのライプチヒ音楽院に3年半留学し、一流の教師からピアノ、音楽理論、作曲を学びました……。

2010年  時代を先取りした佐藤信淵
明治維新の100年近くも前に生まれながら、国学、儒学、蘭学、動・植物、天文、地理、測量など広い学問に通じ、明治以降の日本のすがたを明確に予想した学者 佐藤信淵(さとう のぶひろ)が、1769年に生まれた日です。出羽国(秋田県)の佐藤家には、なん代もまえから、農業、産業、地理、博物学、医学などについての、とくべつの学問が伝わっていました。信淵が、この学問を受けついだのは……。

2009年  執権政治の基礎をきずいた北条泰時
鎌倉時代の3代目の執権となり、武士の初めての法律『御成敗式目』(貞永式目)をこしらえ、16代続いた執権政治の基礎をきずいた北条泰時(ほうじょう やすとき)が、1242年に亡くなった日です。泰時が、まだ9歳だったときのこと。散歩をしていた泰時の前を、ひとりの武士が馬にまたがったまま通り過ぎました。すると、このことを知った将軍源頼朝は、その武士を呼びつけ、馬をおりて泰時に頭をさげなかったことを、強く叱りました。ところが泰時は……。

2007年 「モナリザ」は聖母マリアか?
昨夜、『「モナリザ」は聖母マリア〜レオナルド・ダ・ヴィンチの真実』(ランダムハウス講談社刊・四六判上製・462ページ)という大作を最近著した、高草茂氏の出版記念パーティにでかけました。高草氏は、まもなく80歳となる年齢にもかかわらずかくしゃくとした方で、歯ぎれ良く、著書の内容を語っておられました……。

2005年  J・チェーン
パチンコの景品というアイディアは良かったものの、長続きはしなかった。東京や大阪のような大都市の一部で評判になったものの、絵本を景品にするというユニークな発想はあまり現場では理解されず、地方では見向きもされなかったという。景品を取り扱う商社の担当者に泣きつかれて、買い取りの約束ではあったが、納品数の3分の2以上の返品を受けざるを得なかった。もう、お先真っ暗という状況に逆戻りしてしまった……。
投稿日:2018年06月15日(金) 05:23

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)