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最新記事【2018年06月16日】


● 今日(6月16日)の主なできごと

1924年 三民主義……現代中国の生みの親ともいわれる孫文は、民族・民権・民生主義を総合する「三民主義」の革命理論の講演をし、孫文指導下の国民運動は最高潮に盛り上がった。

1963年 女性初の宇宙旅行……ソ連(ロシア)の宇宙飛行士テレシコワは、ボストーク6号で地球を48周、70時間以上の宇宙飛行に成功。


● 今日の主な記念日・恒例日

和菓子の日……848(嘉祥元)年のこの日、菓子類を神前に供え疫病退散を祈ったという「嘉祥(かしょう)菓子」の故事により、全国和菓子協会が1979年に制定。

麦とろの日……六(む)十(と)六(ろ)で「むぎとろ」の語呂合せから、麦ごはんの会が2001年に制定。

ケーブルテレビの日……1972年のこの日、「有線テレビジョン放送法」が成立したことで、郵政省(今の総務省)が1991年に制定。


● 今日生まれた人

1832年 松本良順……江戸後期から明治期の医師。初代陸軍軍医総監。牛乳の摂取や海水浴などを普及。

1882年 大倉喜七郎……大正・昭和期の実業家。大倉財閥総帥、帝国ホテル・ホテルオークラ創立。

1884年 荻原井泉水……明治・大正・昭和期の俳人。無季自由律俳句を提唱。

1897年 石森延男……昭和期の児童文学作家・国語教育学者。代表作『コタンの口笛』『バンのみやげ話』など。

1944年 高見山大五郎(東関親方)……昭和・平成期の力士・親方。1972年に外国人初の幕内優勝。


● 今日亡くなった人

756年 楊貴妃……中国・唐の玄宗皇帝の妃。安禄山の反乱(安史の乱)を引き起こし「傾国の美女」と呼ばれた。

1671年 ステンカ・ラージン……ロシアの農民。大がかりな農民による抵抗運動を指揮。

1699年 河村瑞賢……江戸時代前期の商人。

1829年 近藤重蔵……江戸時代後期の北方探検家。

1959年 金森徳次郎…大正・昭和期の官僚・憲法学者。

1971年 松永安左エ門……明治・大正・昭和期の実業家。「電力の鬼」

1977年 ブラウン……ドイツ出身アメリカのロケット開発者。

1987年 鶴田浩二……昭和期の俳優・歌手。

1997年 住井すゑ……昭和・平成期の小説家。代表作『橋のない川』など。


● 過去のマイブログ「6月16日」のテーマ

2015年 「米宇宙開発の父」 ブラウン
世界初の弾道ミサイル「V2号」や、人工衛星「エクスプローラ1号」、アポロ計画用サターンV型ロケットを開発したブラウンが、1977年に亡くなった日です。1912年、ドイツ東部ポーゼン近郊のビルジッツ(現ポーランド)にある貴族の家に生まれたウェルナー・ブラウンは、幼いころから天文や宇宙への関心が強く、ベルヌやウェルズのSF宇宙小説を愛読する少年でした。特に1923年、オーベルトが著した『惑星空間へのロケット』に刺激されて宇宙ロケット研究を志し……。

2014年  ステンカ・ラージンの乱
17世紀のツァーリ専制時代のロシア南部で、大がかりな農民による抵抗運動を指揮したステンカ・ラージンが、1671年に亡くなった日です。その名は、ロシア民謡『ステンカ・ラージン』や、グラズノフの交響詩『ステンカ・ラージン』などに歌いつがれています。1630年、ロシア帝国のドン・コサック(ウクライナと南ロシアなどに生活していた軍事的共同体)の豊かな家に生まれたステンカ(ステンパ)・ラージンは、1661年に修道院へ巡礼の旅に出た後に消息がとだえ、6年後に盗賊団のリーダーとなって再登場……。

2011年 「おもしろ古典落語」26回目 『片棒(かたぼう)』
あかにしやケチ兵衛という男がいます。その名前のように他人から何といわれようとケチに徹して、食うものも食わずに金をためこみ、一代で分限者になりましたが、70歳を越えてそろそろ先が見えてきました。3人の息子のうち、見どころのあるせがれに身代を譲ろうと、「おれが死んだら、その葬式(とむらい)はどうする」と聞きました。まず長男の松太郎。「亡くなった晩は、通夜をやります。そして、あくる日、仮葬を出しておきます。本葬の日が決まりましたら、その時も二晩ばかり通夜をしまして…」というので嫌な予感がしましたが……。

2010年  蝦夷(えぞ)探検家・近藤重蔵
江戸時代後期に活躍した蝦夷地(北海道・樺太・千島など) 探検家の近藤重蔵が、1829年に亡くなった日です。1771年に、江戸・駒込で与力(警察を司る役人)の家に生まれた重蔵は、幼いころから神童のほまれ高く、8歳で四書五経をそらんじ、17歳で私塾を開くほど学才がありました。19歳で父にかわって与力を務め、23歳の時には湯島聖堂の学問の試験を受け、最優秀の成績で合格するほどでした……。

2009年  世界3大美女のひとり・楊貴妃
中国・唐の時代、玄宗皇帝の妃となりましたが、安禄山の反乱(安史の乱)を引き起こしたため「傾国の美女」と呼ばれる楊貴妃(ようきひ)が、756年に亡くなった日です。絶世の美人が、はなやかな生活をおくり、やがて、あわれな死をとげるという悲劇は、エジプトのクレオパトラ 、唐の楊貴妃に代表されます。すきとおるような白いはだ、しなやかな黒髪、かがやくように美しい楊貴妃の魅力は、玄宗皇帝の心をとりこにしました……。

2008年  江戸時代の大事業家・河村瑞賢
江戸の大火事の際、木曽の材木を買い占めて巨富を得、事業家として成功した河村瑞賢(かわむら ずいけん) が、1699年に亡くなった日です。江戸時代の初めに、才智と努力で大実業家になった河村瑞賢は、1618年に、伊勢国(三重県)の東宮村で生まれました。父母は、朝から晩まで泥まみれではたらく、貧しい農民でした。瑞賢は、12歳のとき父のいいつけで、自分の力で身をたてるために江戸へでて、荷車引きになりました……。

2005年  80万冊という怖いほどの契約
業界に詳しい人に聞いてみると、雑貨を取扱う会社というのは、定価の2掛、3掛が常識だから、返品条件はあるものの70%前後で取次店に納入する書籍とはまったく違う世界、しっかりソロバンをはじいて見積りを出さないと相手にされないとおどかされた。幸い、樫村社長は、製薬会社に勤務していたころの仕事は資材部で、その責任者を長くやってきた。資材部というのは、薬の効能書やパッケージなどの印刷物を制作する部署で、いかに安くて質の良いものを効率的に入手するか、こういうことを四六時中考えながら発注することを……。
投稿日:2018年06月16日(土) 05:32

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)