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2018年版 5月16日はこんな日


● 今日(5月16日)の主なできごと

716年 武蔵国に高麗郡……当時、朝鮮半島にあった高句麗(こうくり)からの移民約1800人を、この日武蔵国(今の日高市と飯能市の一部)に集めて高麗(こま)郡を設置。日高市にある高麗神社には、高麗郡長官だった高麗若光が祀られている。

1792年 林子平の『海国兵談』発禁……寛政の3奇人の一人といわれる林子平は、海防の必要性や海軍の創設を論じる書として高く評価される『海国兵談』を著すものの、寛政の改革を行っていた松平定信は、危険な思想として版木を没収、蟄居を命じた。

1920年 ジャンヌ・ダルクが聖者……農夫の娘に生まれたジャンヌ・ダルクは、神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍、イングランドとの百年戦争の重要な戦いに勝利を収め、後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献した。その後ジャンヌは異端審問にかけられ、19歳で火刑に処せられた。死去から490年後のこの日、ローマ教皇庁はジャンヌを「オルレアンの乙女」とし、聖者に列した。

1961年 韓国で朴正煕が無血クーデター……朴正煕(パク・チョンヒ)率いる軍事革命委員会3600人がクーデターをおこし、軍事革命を宣言。2年後に朴は大統領に就任し、以後19年間にわたり反共・親米の独裁政治を続けた。なお、朴正煕は大統領を罷免された朴槿恵(パク・クネ)の父親。

1975年 女性初のエベレスト登頂……日本女子エベレスト登山隊の田部井淳子が、世界で初となる女子世界最高峰登頂に成功。さらに田部井は、1992年に女子世界初の7大陸最高峰登頂をなしとげている。


● 今日の主な記念日・恒例日

旅の日……1689年のこの日、俳聖といわれる松尾芭蕉が弟子の河合曽良を伴って「奥の細道」の旅へ出たことから、日本旅のペンクラブが1988年に制定。


● 今日生まれた人

1675年 高遊外……江戸時代中期の黄檗宗の僧・茶人。煎茶の祖。

1831年 ヒューズ……イギリス生まれアメリカの物理学者・発明家。カーボン、マイクロフォンなどを発明。

1898年 溝口健二……昭和期の映画監督。「雨月物語」で、ベネチア映画祭銀獅子賞。


● 今日亡くなった人

1703年 ペロー……フランスの童話作家。代表作『がちょうおばさんの話』(「長靴をはいた猫」「眠れる森の美女」「小さな赤ずきん」「シンデレラ」ほか名高い民話を収録)など。

1894年 北村透谷……明治期の詩人・戯曲家・文芸評論家。島崎藤村に大きな影響。

1922年 和井内貞行……明治・大正期の養魚事業家。

1942年 金子堅太郎……明治期の官僚政治家。

2012年 邱永漢……日本と台湾の実業家・作家・経済評論家。代表作『香港』(小説)。『金銭読本』など蓄財に関する実用的評論を多く著す。


● 過去のマイブログ「5月16日」のテーマ

2013年  日米友好の立役者・金子堅太郎
明治憲法・皇室典範などの制定にたずさわり、司法大臣、農商務大臣、枢密顧問官などを歴任した金子堅太郎(かねこ けんたろう)が、1942年に亡くなった日です。1853年、福岡藩下級武士の長男として、現在の福岡市に生まれた金子堅太郎(幼名・徳太郎)は、1863年に藩校の修猷(しゅうゆう)館に学びました。成績が優秀だったことから……。

2012年  日本映画界の巨匠・溝口健二
黒沢明、小津安二郎と共に世界的に知られる日本映画の巨匠の一人にあげられる溝口健二(みぞぐち けんじ)が、1898年に生まれた日です。東京・浅草の貧しい職人の家に生まれた溝口は、旧制小学校を卒業後、絵が好きだったことで浴衣の図案屋へ奉公、新聞社の広告図案係などさまざまな職を転々とするうち、日活の元俳優と親しくなり、1920年に日活向島撮影所に入社しました……。

2011年 「十和田湖開発の父」 和井内貞行
青森県と秋田県にまたがる十和田八幡平国立公園にある湖「十和田湖」の開発に生涯をかけた和井内貞行(わいない さだゆき)が、1922年に亡くなった日です。現在の秋田県鹿角市の旧南部藩士の長男として1858年に生まれた和井内が、はじめて十和田湖を訪れたのは1881年、十和田湖に近い小坂鉱山寮の役人として赴任した時でした……。

2007年  ヘンリーおじさんのメルマガ配信スタート
昨日より、「ヘンリーおじさん」のメルマガが、当社「いずみ書房」より配信を開始しました。「英語子育て今日のフレーズ」というテーマで、英語でどう表現したらよいか、もっとスマートな言い方はないか、こんな言い方でいいのかといったような疑問にヘンリーおじさんが明快に答えるのが基本ですので、主な対象は、子どもを持つ母親や子ども英語教育にたずさわる先生方ということになるかもしれません……。
投稿日:2018年05月16日(水) 05:19

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)