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最新記事【2018年04月27日】


● 今日(4月27日)の主なできごと

1180年 頼朝が平家追討令を受ける……伊豆の蛭ヶ小島に流されていた源頼朝のもとへ、高倉天皇の兄宮である以仁王から、当時権勢をふるっていた平家を追討する命令がこの日に伝えられた。これを受けて頼朝は挙兵を決意し、全国の反平氏勢力が兵を挙げる6年にわたる大規模な内乱が始まった。この乱は、源平合戦とか、治承・寿永の乱といわれる。

1917年 世界初の駅伝競走……東京遷都50年を記念して、京都・三条大橋から東京・上野不忍池までの508kmをタスキをつないで走る「東海道五十三次駅伝」が行われ、この日から3日間、昼夜休まず続けられた。


● 今日の主な記念日・恒例日

哲学の日……紀元前399年のこの日、時の権力者から死刑宣告を受けたギリシアの哲学者ソクラテスが、弟子たちは脱獄を勧めたものの「悪法も法」だと言って毒杯をあおって亡くなったという逸話にちなんだ記念日。


● 今日生まれた人

1737年  ギボン……イギリスの歴史家。代表作『ローマ帝国衰亡史』など。

1791年 モールス……アメリカの発明家・画家。モールス電信機とモールス符号を発明。

1820年 スペンサー……イギリスの哲学者・社会学者・倫理学者。代表著作『発達仮説』『心理学原理』『社会学原理』『倫理学原理』など。

1840年 ウィンパー……イギリスの登山家・木版画家。マッターホルン初登頂。

1896年 カロザーズ……アメリカの化学者。合成ゴム・ポリアミド・ナイロンを発明。

1933年 天野祐吉……昭和・平成期のコラムニスト・評論家。雑誌「広告批評」主宰。


● 今日亡くなった人

BC399年 ソクラテス……古代ギリシアの哲学者。

1521年 マゼラン……大航海時代のポルトガルの航海者・探検家。マゼラン率いるスペイン艦隊が1522年に史上初の世界一周を成し遂げた。マゼラン自身は、航海中のフィリピンで現地の住民に殺された。

1625年 毛利輝元……安土桃山・江戸時代前期大名。五大老の一人。

1864年 洪秀全……中国清代の宗教家・革命家。太平天国の最高指導者。

1882年 エマーソン……アメリカの思想家・詩人。代表著作『自然論』など、超越主義を提唱。無教会主義の先導者。

1919年 前島密……明治期の官僚・実業家。近代郵便制度を創設。国語国字改良論者。

1989年 松下幸之助……昭和・平成期の実業家。パナソニック(旧松下電器産業)創業。「経営の神様」といわれる。


● 過去のマイブログ「4月27日」のテーマ

2015年 「長州藩の祖」 毛利輝元
豊臣秀吉政権の「五大老」のひとりで、「関ヶ原の戦い」では西軍の総大将をつとめた毛利輝元(もうり てるもと)が、1625年に亡くなった日です。1553年、毛利隆元の長男として安芸国(広島県)郡山城に生まれた毛利輝元(幼名・幸鶴丸)は、1563年父の急死により11歳で家督を継ぎました。若かったため祖父元就(もとなり)の後見を受け、1565年に元服して11代将軍足利義輝の1字をもらって輝元を名乗りました……。

2012年 「ナイロン」 のカロザーズ
世界で初めて高分子から成る化学繊維(ナイロン)を発明したアメリカの有機化学者カロザーズが、1896年に生まれた日です。アイオア州のバーリントンという町で生まれたウォレス・ヒューム・カロザーズは、商業学校の先生が父でしたが、子ども4人をかかえた一家の暮らしは、あまり豊かではありませんでした。そこで、長男だったカロザーズは、高等学校を卒業すると……。

2009年  哲人・ソクラテス
古代ギリシアの哲学者ソクラテスが、紀元前399年に毒を飲んで亡くなった日です。古代ギリシアに大きく花開いた文化は、ソクラテス、プラトン、アリストテレスらの大哲学者を輩出させたことが、まず第1に特記されます。ソクラテスは、彫刻家と助産婦の子として、紀元前470年ころギリシアのアテネに生まれました……。

2007年 「千の風になって」 に思うこと
先日の多磨霊園めぐりの途中、あるキリスト教系の墓地の前で、若い神父さんの説教を聞く10数人の遺族と思われるグループに出会いました。そこに、聴き覚えのある音楽が流れています。何の歌だったかと思い浮かべているうち、「千の風になって」のメロディであることに気づきました……。

2006年  ひさの星
「ひさの星」(斉藤隆介作 岩崎ちひろ絵・岩崎書店刊) のあらすじは次のとおりです。11歳のひさは、無口な、おなごわらし。小さな子がイヌにおそわれたとき、ひさは、小さな子の上にかぶさって、その子を守ってやり、自分はイヌにかまれてけがをしたのに、だれにも、なにも言わない女の子でした。ある雨の多い夏、水かさがました川へ、男の子が落ちました。男の子は助かったのですが、ひさの姿は見えなくなってしまいました。「ひさが、ひさが」 と泣きさけぶ男の子。やがて雨がやむと、東の空に青白い星がひとつ……。
投稿日:2018年04月27日(金) 05:21

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)