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ひなまつりと耳の日

今日3月3日は、女の子のすこやかな成長を祈る年中行事ひなまつりの日です。また、3月3日は、33と、3が重なることからミミの語呂合わせと、3が耳の形に似ていることから、1956年に日本耳鼻学界は「耳の日」に制定しました。

アメリカでは、電話の発明者であるベルが誕生した日を記念して「電話記念日」とし、ベル が隣の部屋にいる助手のワトソンに伝えた「Mr. Watson, come here, I want you.」(ワトソン君、用があるから来てくれないか)というフレーズを、記念の言葉としています。

ひな祭りの今日は、ひな人形を飾り、旧暦ではその頃に桃がかわいい花を咲かせるために、「桃の節句」ともいわれます。その起源は、むかし中国で重三(3が並ぶ)の節句と呼ばれていたものが、平安時代に日本に伝わってきたものです。貴族のあいだだけで行なわれていましたが、江戸時代になって一般の家庭にも広がるようになったようです。

なお、1887年のこの日は、三重苦の ヘレン・ケラー が、彼女に奇跡を起こした家庭教師サリバン先生の指導を受け始めた日です。二人を結びつけたのが、この日に生まれた電話の発明者グラハム・ベルだったことも、何か深い因縁を感じてしまいます。


「3月3日にあった主なできごと」

1854年 日米和親条約…アメリカの ペリー 提督が、前年6月につづき7隻の軍艦を率いて再び日本へやってきました。横浜で井伊大老らと談判をつづけていましたが、この日「日米和親条約」(神奈川条約)に調印しました。これにより、下田と函館の2港へ入ることを認めました。

1860年 桜田門外の変…大雪が降るこの日の朝9時ごろ、江戸城外桜田門近くで、江戸城に向かう大老 井伊直弼 と約60人の行列に、一発の銃声が響きました。これを合図に水戸浪士ら18名が行列に切り込み、かごの中の井伊の首をはねました。浪士たちは井伊大老による安政の大獄で、水戸藩主をはじめ多数の処罰を恨んだ行動でした。

投稿日:2009年03月03日(火) 09:15

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)