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2017年版 6月9日はこんな日


● 今日(6月9日)の主なできごと

1488年 加賀の一向一揆……加賀(北陸地方)の一向宗(浄土真宗)の門徒が、対立していた守護の富樫政親を攻めて自刃させ、以後90年にわたって一向宗徒が加賀を支配。

1993年 皇太子徳仁親王のご成婚……この日、皇太子徳仁親王が元外務省職員の小和田雅子さんと結婚。雅子妃は、ハーバード大と東大を卒業したエリート外交官で、美智子妃、紀子妃につづき民間から3人目の皇室入りとなった。

2002年 サッカーワールドカップで初勝利……この日、サッカーワールドカップ日韓大会第1リーグで、日本代表が対ロシア戦に勝ち、ワールドカップで初勝利した。14日の対チェニジア戦にも勝利。第1次リーグをトップ通過して初の決勝トーナメントに進み、ベスト16位の成績をおさめた。


● 今日の主な記念日・恒例日

ロック(音楽)の日/ロック(鍵)の日……六(ろく)九(く)で「ロック」の語呂合せから、ロックンロールを愛する人によって制定され、同様に日本ロックセキュリティ協同組合が、2001年にわが家のカギを見直す日とした。


● 今日生まれた人

1671年 ピョートル大帝……ロシアの皇帝。ヨーロッパ列強の仲間入りをし、バルト海交易ルートを確保したことで「大帝」と呼ばれる。

1767年 滝沢馬琴……江戸時代中期の読本・合巻作家。代表作『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』など。

1781年 スチーブンソン……イギリスの技術者。蒸気機関車の実用化に成功。

1824年 本木昌造……江戸時代後期の通詞・教育者。日本の活版印刷業の祖。

1866年 二宮忠八……明治・大正・昭和期の発明家。日本の飛行機開発の先駆者。

1886年 山田耕筰……大正・昭和期の作曲家。『からたちの花』『赤とんぼ』『この道』など唱歌の作曲をはじめ、世界的な交響楽団を指揮。


● 今日亡くなった人

68年 ネロ……古代ローマ第5代皇帝。

1441年 ファン・アイク……フランドル(ベルギー)の画家。代表作『アンノルフィー二夫妻の肖像』『赤いターバンの男』など。

1870年 ディッケンズ……イギリスの国民的作家。代表作『オリバー・ツイスト』『クリスマスキャロル』『二都物語』 など。

1923年 有島武郎……大正期の小説家・評論家。代表作『一房の葡萄』『カインの末裔』『或る女』(小説)『惜みなく愛は奪ふ』(評論)など。

1985年 川口松太郎……昭和期の小説家・劇作家・演出家。代表作『明治一代女』『愛染かつら』など。


● 過去のマイブログ「6月9日」のテーマ

2015年 「暴君?」 ネロ
ローマに大火を放ち、キリスト教を迫害した暴君として知られる古代ローマ帝国第5代皇帝ネロが、68年に亡くなった日です。37年、第4代ローマ皇帝クラウディウスと、2度目の妃アグリッピナの子として生まれたネロは、54年に母が夫を殺害したことで、ネロは16歳で第5代皇帝に即位しました。ネロの治世がはじまった5年間は、家庭教師でもあった哲学者セネカや近衛長官のブルスの補佐を受け、名君の誉れ高いものでした……。

2014年 「油彩画の創始者」 ファン・アイク
『アンノルフィー二夫妻の肖像』『赤いターバンの男』などを描いたフランドル(ベルギー)の画家ファン・アイクが、1441年に亡くなったとされる日です。イタリアに興ったルネサンスは、アルプスを越え、ドイツやネーデルランド地方(現在のオランダ・ベルギー・ルクセンブルクなど)にもひろがっていきました。その波は「北方ルネサンス」とよばれ、デューラーやブリューゲルらを輩出して独自のスタイルを創りあげていきましたが……。

2011年 『南総里見八犬伝』 の滝沢馬琴
江戸時代後期の読本作者で、『南総里見八犬伝』や『椿説弓張月』を著わした滝沢馬琴(たきざわ ばきん)が、1767年に生まれた日です。江戸・深川の旗本の家臣の家に生まれた馬琴は、幼いときから絵草紙などの文芸に親しみ、7歳で俳句をよんだほどでした。しかし、9歳の時に父が亡くなり、10歳で家督を継ぐも生活は苦しく、14歳で主家を逃げ出しました……。

2010年  加賀の一向一揆
北陸地方の一向宗(浄土真宗)を信じる農民や武士たちが、対立していた守護の富樫政親を攻めて、1488年に自刃させた日です。これ以後90年間にわたって、一向宗徒は加賀(今の石川県)を支配しました。仏教の言葉で、阿弥陀の力を借りることを「他力」といい、阿弥陀が過去の世ですべての生きものを救うためにたてた誓願を「本願」といいます。この「他力本願」をもとに「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と念仏をとなえ、阿弥陀にすがれば、次の世には極楽浄土に生まれることができる……。

2009年  日本近代音楽の父・山田耕筰
日本語の美しい言葉を活かしたメロディで『からたちの花』『赤とんぼ』『この道』など多くの作品を残し、世界的に著名な交響楽団を指揮するなど、国際的にも活躍した音楽家・山田耕筰(やまだ こうさく)が、1886年に生まれた日です。「からたちの花が咲いたよ、白い、白い、花が咲いたよ」━━この 北原白秋 の詩『からたちの花』の作曲者として知られる山田耕筰は、明治時代のなかごろ、東京で生まれました。父も母も、キリスト教を信仰するクリスチャンでした……。

2008年  ヒューマニズム作家・ディケンズ
『オリバー・ツイスト』『クリスマスキャロル』『二都物語』などを著し、イギリス人には朝のベーコンと卵のように、欠かすこと出来ない作家とさえいわれるディケンズが、1870年に亡くなった日です。18世紀から19世紀にかけて、イギリスを中心に産業革命がおこりました。これまでの手工業から、水力や動力を用いて大量に物を生産する工業制機械工業がとり入れられたことによって、社会構造も大変革がおこりました。機械の発達は、労働者の中から大量の失業者を生み出しました……。

2005年  幼稚園ルートへの挑戦
「せかいの童話シリーズ」の販売先として、多くの人が考えることは、幼稚園へ売りこむということだった。当然、私もそう考えて行動をおこした。園に顔のきく知り合いに紹介をもらい、朝から夜遅くまで営業活動に専心した。全巻予約申込書を用意し、園を通じて園児のいる家庭へ配布してもらえないかと頼みこむのだ。やがて紹介された園も底を尽き、片端から飛び込んでいったが、残念ながら成果はほとんど得られない……。
投稿日:2017年06月09日(金) 05:02

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)