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2017年版 5月24日はこんな日


● 今日(5月24日)の主なできごと

1878年 日本初の盲唖学校……この日、日本で初めて視覚障害を持つ児童のための学校「訓盲唖院」が開校した。その後、移転・改称がくりかえされ、現在は東京・目白台の筑波大学附属視覚特別支援学校となっている。

1949年 満年齢の採用……この日、「年齢の唱え方に関する法律」が公布され、従来の「数え年」から、「満年齢」に変わった。数え年は、生まれた年を1歳とし、新年をむかえるたびにひとつ歳をとる数え方に対し、満年齢は、生まれたときは0歳、誕生日がくると1歳を加える数え方。

1980年 モスクワ五輪への不参加を決定……この日、JOC(日本オリンピック委員会)総会は、共産圏では初となる第22回夏季オリンピックの不参加を決定した。当時は、ソ連を中心とする共産主義の国々(東側)とアメリカを中心とする資本主義の国々(西側)が対立する「冷戦」の時代で、アメリカのカーター大統領が1月にボイコットを主唱したことで、日本も同調せざるを得なかった。モスクワ五輪は、西側諸国以外にも、1960年代以降ソ連と対立関係にあった中国、イラン、パキスタンなど50カ国近くがボイコットする変則的な大会となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ゴルフ場記念日……1903年のこの日、英国人のアーサー・グルームがつくった日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしたことにちなんで制定。


● 今日生まれた人

1540年 ギルバート……イギリスの物理学者・医師。「電磁気学の父」

1686年 ファーレンハイト……ドイツの物理学者。水銀温度計を発明。華氏の名の由来。

1819年 ビクトリア女王……イギリスの女王。世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国の象徴。

1846年 徳川家茂……江戸幕府第14代将軍。公武合体策により、孝明天皇の妹「和宮」と結婚。

1904年 南部忠平……昭和・平成期の陸上競技選手・指導者。ロサンゼルスオリンピック「男子三段跳」金メダリスト。

1923年 鈴木清順……昭和・平成期の映画監督。1980年『ツィゴイネルワイゼン』で、ベルリン国際映画祭で審査員特別賞受賞。


● 今日亡くなった人

1406年 李成桂……高麗末の武官で、李氏朝鮮という王朝を開き、朝鮮の基礎を築く。

1543年 コペルニクス……ポーランド出身の天文学者。著書『天体軌道の回転について』で、「地動説」を唱える。

1636年 伊達政宗……安土桃山・江戸時代前期の大名。仙台藩初代藩主。「独眼竜」

1959年 ダレス……アメリカの外交官・国務長官。日米安保条約「生みの親」

1971年 平塚らいてう(雷鳥)……大正・昭和期の婦人解放運動家・評論家。


● 過去のマイブログ「5月24日」のテーマ

2013年 「おもしろ古典落語」118回目 『死(し)ぬなら今(いま)』
世の中にはいろいろな人がいますが、出すのは舌を出すのもいや、もらうのは犬のクソでもありがたくいただくという人がいました。そんなものもらってどうするのかというと、持って帰って植木のこやしにするそうで……これなんかは、町がきれいになってよさそうなものですが、仲間うちではあまり評判がよくありません。そんなケチの代表格のような「しわいやのケチ兵衛」という男がおりました……。

2012年 「おもしろ古典落語」70回目 『がまの油(あぶら)』
むかしは、寺や神社の境内や縁日、人がにぎわう場所にはさまざまな物売りが出て、口上を述べ立てて人を集めていましたが、その中でもハバをきかせていたのが、がまの油売り。黒紋付の着物に袴をはき、白鉢巻きに白だすきといったかっこうで、がま蛙のひからびたのを台の上に乗せ、脇の箱には膏薬(こうやく)が入っていて、なつめという容器とはまぐりの貝殻が積み上げてあり、太刀がおいてあります。「さあさ、お立会い。御用とお急ぎでない方は……。

2011年  ビクトリア時代
イギリス史上65年という最長の王となったビクトリア女王が、1819年に生まれた日です。女王在位の時期は「大英帝国」の絶頂期だったため「ビクトリア時代」といわれます。ジョージ3世の4男ケント公エドワードの娘として生まれたビクトリア女王(幼名アレクサンドリナ)は、1837年伯父のウィリアム4世の死去により18歳で即位、1840年に結婚したアルバート公との相性もよく、円満な家庭生活を送ったばかりでなく……。

2010年  朝鮮の基礎を築いた李成桂
高麗末の武官で李氏朝鮮という王朝を開いた李成桂(り せいけい)が、1408年に亡くなった日です。1392年から1910年までのおよそ500年のあいだ、朝鮮半島に李氏朝鮮とよばれる王朝時代がありました。李成桂は、朝鮮をひとつにまとめて李王朝を開き、第1代目の王となった武将です。1335年に、現在の北朝鮮の永興に生まれた李成桂は、少年時代から、馬に乗ることや、弓を射ることにすぐれていました……。

2006年  おおきな きがほしい
「おおきなきがほしい」(ぶん・さとうさとる/え・むらかみつとむ 偕成社刊)のあらすじは次の通りです。かおるの家の小さな庭には、3本の小さな木しかありません。木のぼりもできません。……もしも大きな木があったら、太い幹にもはしごをとりつけて、枝の上にかおるのこやをつくって、こやではホットケーキをやくんだ。木には、リスや小鳥たちがいて、みんななかよし……。
投稿日:2017年05月24日(水) 05:00

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)