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2017年版 2月14日はこんな日


● 今日(2月14日)の主なできごと

940年 平将門戦死……この日、朝廷に対して反乱(将門の乱)をおこした平将門が、平貞盛・藤原秀郷らの追討軍と激突。将門は下総国猿島で流れ矢に当たって死亡した。将門は自ら「新皇」を名乗り、関東に武士による独立国家を築こうとしていた。

1920年 箱根駅伝始まる……第1回東京箱根間往復駅伝競走(箱根駅伝)がこの日と翌日に開催された。早稲田、慶応、明治、東京高等師範(今の筑波大)の4校が参加し、東京高等師範が優勝した。当時は、審判がほとんどいなかったため、山中でいかに近道するか各校が作戦を練ったといわれている。また、午前中は授業を行い、午後にスタートしたため、ゴールしたときには夜になっていたという。なお、1955年の第31回大会から、交通事情を考慮し、大会日程を1月2日及び3日に変更された。


● 今日の主な記念日・恒例日

聖バレンタインデー……269年のこの日、キリスト教の司教バレンタインが、時のローマ皇帝の迫害により処刑されたことに由来する。兵士の自由結婚が禁止されていた当時、禁止政策に背いて恋人たちの結婚式を行ったことから恋人たちの守護聖人とされ、やがてキリスト教の行事に加えられて、恋人たちの愛を誓う日になった。ヨーロッパでは、この日を「愛の日」として花やケーキ、カード等を贈る風習がある。女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のもので、1958年にあるチョコレート会社が新宿のデパートでバレンタイン用板チョコを販売したのが始まりという。

その他の記念日……チョコレートの日・ネクタイの日・ふんどしの日・煮干の日などがある。


● 今日生まれた人

1850年 清浦奎吾……明治・大正期の官僚・貴族院議員。第23・24代首相。第1次伊藤博文内閣の内相山県有朋の下で警視庁改革・保安条例の公布に参画。

1867年 豊田佐吉……明治・大正期の技術者・実業家。「豊田式自動織機」発明。トヨタの始祖。
 
1878年 広田弘毅……大正・昭和期の外交官・政治家。二・二六事件後に第32代首相。近衛内閣外相時に日独防共協定締結。第二次大戦後にA級戦犯として絞首刑。 


● 今日亡くなった人

940年 平将門……平安時代中期の武将。「将門の乱」をおこす。

1779年 クック(キャプテン・クック)……イギリスの海洋探検家。オーストラリア東海岸到達・ハワイ諸島発見など。

1967年 山本周五郎……昭和期の小説家。代表作『樅の木は残った』『赤ひげ診療譚』『五瓣の椿』など。

1997年 屋良朝苗……昭和期の教育者・政治家。行政主席として沖縄日本復帰に務め、復帰後に初代・2代沖縄県知事。


● 過去のマイブログ「2月14日」のテーマ

2014年  バレンタインデー
この日は、「バレンタインデー」または、「セント・バレンタインズ・デー」といわれ、世界各地で男女の愛を誓う日とされています。それでは、なぜそういわれるようになったのでしょうか。もっとも一般的な説は、強力な軍隊を持ったことで知られる古代ローマ帝国の時代にさかのぼります。3世紀の後半にローマ皇帝だったクラウディウス2世は、愛する人を故郷に残していると士気が下がるという理由で、兵士の結婚を禁止していました……。

2013年  「庶民派作家」 山本周五郎
『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』などたくさんの長編小説を著した作家・山本周五郎(やまもと しゅうごろう)が、1967年に亡くなった日です。1903年、現在の山梨県大月市に生れた山本周五郎(本名・清水三十六)は、1907年の大水害で壊滅的被害を受け、一家で横浜に転居し小学校を卒業後に、東京木挽町にあった質店「山本周五郎商店」に徒弟として住み込みました……。

2012年  機織り王・豊田佐吉
機織(はたお)り機の研究と改良に生涯をささげて日本の紡績産業の発展に力をつくし、「トヨタ自動車」をはじめとするトヨタグループ企業の基礎を築いた発明家の豊田佐吉(とよだ さきち) が、1867年に生まれた日です。遠江国山口村(現・静岡県湖西市)の農家をかねた大工の長男として生まれた佐吉は、小学校を卒業すると、父のあとを継いで大工の仕事を手伝うようになりました。向上心に燃えた佐吉は……。

2011年  武士の反乱と平将門
武士による独立国家を、関東に築こうとした平将門(たいらの まさかど)が、940年に亡くなった日です。10世紀はじめの関東に、桓武天皇の血すじをひく平氏が、豪族として力を伸ばしはじめていました。平将門は、その平氏の一族平良将の子として生まれました。良将は、蝦夷をおさえるためにおかれた鎮守府の将軍でした。将門は、少年時代に京都へのぼって、貴族の藤原氏につかえました……。

2008年  18世紀の探検家 ジェームズ・クック
キャプテン・クックのよび名で知られ、世界の海を縦横に走り回って、さまざまな業績をのこした18世紀の海洋探検家ジェームズ・クックが、1779年に亡くなった日です。クックは、1728年、イギリスのヨークシャーに生まれました。父は、農場にやとわれている労務者でした。家庭はいつも貧しく、農場の費用でようやく村の学校に通うことができました。生活のために早くから働かねばならず……。

2007年 「子どもワールド図書館」の復活
「いずみ通販こどもカタログ」2007年春号は、1月中旬に配布を開始しましたが、注目すべきは「子どもワールド図書館」がベスト3に入ったことです。2000枚以上のイラストをふんだんにとり入れ、世界と日本をわかりやすく紹介した文化地理の入門書として、20年以上前に刊行した評判のシリーズでしたが、世界のめまぐるしい変貌に、やむなく販売を休止していました……。

2006年 「80日間世界一周」 その2
8時に、2人は出かける用意ができました。フォッグは、世界の船と鉄道の時刻表を持ってきました。バッグの中に、フォッグは銀行紙幣の厚い束をすべりこませました。「このバッグには、よく気をつけるのだよ」 フォッグはパスパルトゥーに話しました。「その中には、2万ポンド入っているのだからね」 駅で、フォッグはパリ行きの2枚の切符を買いました……。
投稿日:2017年02月14日(火) 05:57

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)